シャンディ・ガフ

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シャンディ・ガフ

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基本情報
作成技法 ビルド
グラス   タンブラー
レシピの一例
ベース ビール
備考 フランスではパナシェと呼ばれる。
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シャンディ・ガフShandy Gaff)は、ビールベースのカクテルで、ジンジャー・エールと合わせたもの。ビール特有のホップの苦味をジンジャー・エールが和らげ、同時に生姜のピリッとした風味を添える。単にシャンディとも呼ぶ。

由来

名前の由来は不明。イギリスでは昔からパブで飲まれている。昔のシャンディ・ガフはジンジャー・エールではなく、ジンジャー・ビアとエールで作っていた。現在も、イギリスのパブでは、もっともポピュラーな飲み物の1つ。ドイツではレモネードで割ったものを、南部で「ラドラー」(Radler)、北部では「アルスター・ヴァッサー」(Alsterwasser)と呼ぶ。

フランスには、同様にビールを透明な炭酸飲料かレモネードで割った、「パナシェ」というカクテルがある。名前の由来はフランス語で「混ぜ合わせる」である。フランス人から見ればシャンディ・ガフはパナシェの一種ということになるが、逆にイギリスではパナシェのこともシャンディと呼んでいる。スペインでは、缶入りクルスカンポ・シャンディ(Cruzcampo Shandy)が広く売られている。

標準的なレシピ

  • ビール - 1/2
  • ジンジャー・エール - 1/2

作り方

  1. ビールを先にタンブラーに注ぐ。
  2. ジンジャー・エールを充たし、軽くステアする。

備考

  • 材料はいずれもよく冷やしておく。
  • ビールは発泡酒第3のビール、黒ビールを使わないように(味が本来のものとはかなり違ってくる)。

関連項目

参考資料

  • 澤井慶明(監修)『カクテルの事典』永田奈奈恵(カクテル指導)、成美堂出版、1996年、156頁。ISBN 4-415-08348-X