ザ・ノンフィクション
ザ・ノンフィクション | |
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ジャンル | ドキュメンタリー番組 |
出演者 | #出演者を参照 |
オープニング | 作曲:山口卓馬「サンサーラ」 |
製作 | |
プロデューサー | 張江泰之(チーフプロデューサー) |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1995年10月15日 - |
放送時間 | 日曜日 14:00 - 14:55 |
放送分 | 55分 |
ザ・ノンフィクション |
ザ・ノンフィクションは、1995年10月15日からフジテレビで放送されている日本のドキュメンタリー番組。字幕放送で、一部放送回ではステレオ放送あり。
2011年4月7日から2014年9月まで、BSフジでも放送された。
概要
主に現代の日本を取り巻く社会問題や市井の人々が人生に苦闘しながらも情熱を持って生きる姿を取り上げている。長期に亘る取材を特徴としており、この番組で取材を受けたのを機に有名になった人物も多く、特に反響の大きかったものは出演者の「その後」を追いかけ、過去と現在の様子を再構成して放送する。
人物以外にも歴史的な出来事・事件を取り上げることもある。オウム真理教による一連の事件や陸山会事件を取り上げた回では、「ドキュメントアニメ」と題して裁判の傍聴記録をアニメで再現する試みも行った。
制作会社は毎回持ち回りで、固定されていない。
2012年10月より、第一興商の通信カラオケ機器「DAM」向け[1]に、本番組の映像をカラオケ背景映像として配信するサービスが開始された。これまでにも、風景など一部のドキュメンタリー映像がカラオケに使用されることはあったが、被写体の人物を含めて作品が丸ごと再編集され、カラオケとして楽しめるのは史上初だという[2]。
2015年3月8日(石川テレビでは同年3月14日)には、2007年6月に放送され、石川県の老舗旅館・多田屋に密着した『花嫁のれん物語〜地震に負けるな能登半島〜』を完全シナリオ化し、役者が演じた「花嫁のれん物語 ニュースタイル版」を放送した。主人公を演じたのは酒井美紀。
放送時間
- フジテレビ(地上波)
- ※いずれも日曜日に放送。
- 13:30 - 14:55(初回 - 1996年3月) - ※85分
- 13:55 - 14:55(1996年4月 - 1997年9月) - ※60分
- 14:00 - 14:55(1997年10月 - 2007年9月) - ※55分
- 13:55 - 14:55(2007年10月 - 2008年3月) - ※60分
- 13:45 - 14:45(2008年4月 - 2009年9月)
- 14:00 - 14:55(2009年10月 - ) - ※55分
FNSの日(いわゆる『27時間テレビ』)やマラソン・駅伝中継(大阪国際女子マラソン、東日本女子駅伝等)の放送日は休止。競馬中継が重賞レースにより放送時間を拡大する日は放送を休止するか、通常より30分繰り上げたり[3]、更に30分繰り上げて13:00 - 14:25(14:35)の拡大版として放送する日もある。また、フジテレビ以外のFNS系列の局では別の時間帯で放送される事もある。
- BSフジ
- ※いずれも土曜日に放送。
週によっては放送休止の場合がある。当初は14:00 - 14:55(または13:00 - 13:55)の枠にて放送していたが、当時13:00 - 13:55に放送されていた『めざましテレビ公認 わがまま!気まま!旅気分』が14:25ないし14:30まで拡大して放送されたり、14時台に特別番組が編成される日も多かったため、14:30 - 15:25に繰り下げられる日もあった。なお、2012年4月より再び14:00 - 14:55の枠に戻った。2014年9月でBSフジでの放送は終了した。
出演者
原則としてレギュラー出演者は置いていないが、以前番組で取り上げた人物の「その後」を放送する回では、フジテレビの女性アナウンサーが冒頭にナビゲーターとして出演し、過去の放送を振り返るとともに、現在の様子を取材したVTRへの振りを行うこともある。
主なナレーター
テロップでは「語り」と表記。本職の声優やナレーターを起用する一方、テレビドラマや映画などで活躍する俳優が積極的に起用されている[4]。
- 宇梶剛士
- 貫地谷しほり
- 神奈延年
- 酒井美紀
- 志田未来
- 柴田理恵
- 高島彩(フジテレビ在籍時から担当)
- 高橋克実
- 竹内結子
- 谷原章介
- TARAKO
- 林原めぐみ
- 林家正蔵
- フジテレビアナウンサー(西山喜久恵、武田祐子、生野陽子ら)
- 藤村俊二
- 的場浩司
- 宮﨑あおい
- 村川絵梨
- 本仮屋ユイカ
- 矢島健一
- 柳原可奈子
- 渡辺いっけい
- 山本太郎 ほか
取材された主な人物・団体
この節の加筆が望まれています。 |
- 上木草平 - 飲食店プロデューサー。
- 井上敬一 - 大阪・ミナミのホストクラブ「rince Club Shion」の元オーナー。
- 岩手高等学校将棋部
- 大竹愛子 - グラビアアイドル
- 神奈川県立神田高等学校野球部 - 神奈川県下でも有数の“荒れる高校”の野球部。2006年夏の全国高校野球選手権・神奈川大会の初戦で10年ぶりの勝利を挙げるまでと、卒業後のナインを追った。
- キグレNewサーカス - 2010年に廃業したサーカス団。在籍していた女性ピエロの再チャレンジを追った。
- 霧の若・蒼国来 - 2011年に発覚した「大相撲八百長問題」において、八百長に関与したとして自主引退、もしくは解雇された力士。2人とも関与を否定したが、霧の若は復帰を断念しプロレスラーとして再出発。蒼国来は解雇無効を求め提訴、2013年に解雇無効判決が出たことにより、復帰を果たした。
- 栗城史多 - 登山家
- 玄秀盛 - 東京・新宿歌舞伎町の福祉団体「日本駆け込み寺」(旧新宿救護センター)の代表。2006年6月30日には、当ドキュメンタリーをドラマ化した『こちら新宿駆けこみ寺 〜泣き笑い玄さん奮闘記〜』が金曜エンタテイメント枠で放映され、番組でナレーションを担当した高橋克実が玄を演じた。
- コラアゲンはいごうまん - お笑い芸人
- 茂山宗彦 - 狂言師。当時4歳だった彼の双子の息子が初舞台を踏むまでを追った。
- 島田晴香・中村麻里子 - アイドルグループ「AKB48」のメンバー。過去7回行われた『シングル選抜総選挙』において一度も圏内入りしなかった「圏外メンバー」として取材を受ける。
- 高畠導宏 - 元プロ野球打撃コーチ。筑紫台高等学校(福岡県太宰府市)教員兼野球部監督。取材中の2004年7月1日に膵臓癌のため死去。
- 立道聡子 - 全盲のシンガーソングライター。元々は同じフジテレビの『FNNスーパーニュース』が密着取材をしていた。2010年9月3日には、立道の自著を基にドラマ化した『愛はみえる〜全盲夫婦に宿った小さな命』が金曜プレステージ枠で放映され、上戸彩が立道を演じた。
- 東方力丸 - 定職に就かず、路上で漫画を朗読するパフォーマンスをして生計を立てている男性。
- 富山市ファミリーパーク - 富山県富山市にある動物園。
- 中尾美穂 - ラジオパーソナリティ
- 根本博 - 旧日本陸軍中将で、終戦後の1949年に発生した古寧頭戦役で中国国民党軍に協力した日本側軍事顧問の一人。
- ハンカチ世代 - 2006年夏の甲子園大会の優勝投手である斎藤佑樹と同学年の元高校球児たち。
- 牧野アンナ - 振付師兼ダンサー
- 明治大学付属明治高等学校・中学校応援指導班
- 森山風歩 - 進行性筋ジストロフィーを抱える作家。
- 山岸一雄 - 東京・豊島区東池袋にあったラーメン店『大勝軒』の創業者で、「つけ麺」を考案した人物。番組の取材VTRを基に、『ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒50年の秘密〜』として映画化された。
- 山田よう子 - アームレスラー兼総合格闘家。東京・勝鬨橋近くにある児童公園を拠点にする格闘技チーム「チーム・スピリッツ」の代表を務める。
- やまと学校 - 福岡県柳川市にある競艇選手養成校。
- 陸上自衛隊高等工科学校 - 神奈川県横須賀市の武山駐屯地に所在する防衛大臣直轄機関。第56期生二人を中心に1年間密着取材し、生徒たちの成長を追った。
受賞歴
- 2011ニューヨーク・フェスティバルにおいて、2009年12月6日放送の「おっぱいと東京タワー 〜私の乳がん日記〜」がテレビ部門で銀賞を受賞した。
- 2011USインターナショナル フィルム&ビデオフェスティバルにおいて、2010年10月17日放送の「ピュアにダンスIV 〜田中家の7年〜」がゴールド・カメラ賞を、2010年5月30日放送の「銀座の鮨の物語2010」がサーティフィケイト・フォー・クリエイティブ・ エクセレンス賞をそれぞれ受賞した。
- 2011年4月17日放送の東日本大震災特別番組「わすれない 〜三つの家族の肖像〜」が、2011アジア・テレビジョン・アワードの時事問題部門で最優秀賞を受賞。2012ニューヨーク・フェスティバルでも社会・時事問題部門で金賞を受賞した。
- 第29回ATP賞テレビグランプリ2012]]において、2011年10月30日放送の「まりあのニューヨーク 〜死ぬまでに逢いたい人〜」がドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞した。
- 2014ニューヨーク・フェスティバルにおいて、2013年1月20日放送の「特殊清掃人の結婚〜“孤独死”が教えてくれたもの」がHuman Concerns部門で金賞を、番組から生まれた映画『ラーメンより大切なもの〜東池袋大勝軒50年の秘密〜』がフィルム・ドキュメンタリー部門で銀賞を受賞した。
放送上のトラブル
被取材者の意に背いた放送回もある。以下はその例。
- 2005年8月14日放送
- 東京都台東区に住む80歳代の老夫婦の半生を取り上げたが、放送後、夫婦や関係者がフジテレビと放送と人権等権利に関する委員会(BRC)に対し、「他人様には知られたくない事実も描かれた」として、苦情申し立て・抗議をした。番組側は同年10月30日の放送回で「誤解を招いた」として謝罪した[5]。
- 2011年5月15日放送「アイドルすかんぴん」
- 「崖っぷちアイドル」の仕事と私生活を取材したが、取材を受けた側が不満を露わにした。そのうちの1人である愛葉るびは、「普通の映画、オーディション、オカルトの現場、打ち上げ、病気と闘ってたこと」など1年以上も撮影したにもかかわらず、放送内容が「アダルト、脱ぎ」をメインに構成されていたことを受けて、「脱いでるメインなら(取材を)受けなかった」とブログに不満を綴っている[6]。
テーマ曲
- 『サンサーラ』
過去にはジ・エキセントリック・オペラ、中孝介、たむらぱんが歌唱していた。
脚注
- ^ 正式にはLIVE DAMシリーズと最新機種専用として配信されるが、DAM旧機種には配信されない。
- ^ “ドキュメンタリー史上初!カラオケ史上初!!「リアルな人生を歌う」コラボ実現!”. マイナビニュース (2012年9月25日). 2014年4月26日閲覧。
- ^ 2005年4月から2007年9月までは25分繰り上げ・5分短縮(13:35 - 14:25の放送)。
- ^ 現在は芸能活動をしていない者を含む
- ^ “2005年度仲介・斡旋解決事案 1.「プライバシーを侵害された」との苦情”. BPO/放送人権委員会. 2012年7月14日閲覧。
- ^ “本気で涙が止まらない”. 愛葉るびオフィシャルブログ「るび色の世界!」. 2012年7月14日閲覧。
関連項目
- NONFIX - フジテレビで放送中の、もう一つのドキュメンタリー番組。
- FNSドキュメンタリー大賞
- サンデージャポン(TBS系) - 『サンジャポ的 ザ・ノンフィクション』と題したパロディコーナーがあった。
外部リンク
フジテレビ 日曜13:30 - 13:55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ザ・ノンフィクション
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(第5期) ※13:30 - 14:55 |
ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - 1997年9月) |
ねばぎば!TOKIO
※13:30 - 14:00 |
ザ・NIPPON検定
※13:35 - 14:00 |
ザ・ノンフィクション
(2007年10月 - 2009年9月) |
日曜α(再放送枠)
※13:30 - 14:00 |
フジテレビ 日曜13:45 - 13:55枠 | ||
ザ・ノンフィクション
(2008年4月 - 2009年9月) |
日曜α(再放送枠)
※13:30 - 14:00 |
|
フジテレビ 日曜14:00 - 14:45枠 | ||
サンデーイベントアワー
(第5期) ※13:30 - 14:55 |
ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - ) |
-
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フジテレビ 日曜14:45 - 14:55枠 | ||
サンデーイベントアワー
(第5期) ※13:30 - 14:55 |
ザ・ノンフィクション
(1995年10月 - 2008年3月) |
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ウオーキング
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