ココロコネクト

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ココロコネクト
ジャンル 学園青春
小説
著者 庵田定夏
イラスト 白身魚
出版社 エンターブレイン
その他の出版社
中華民国の旗香港の旗 尖端出版
中華人民共和国の旗 広州天聞角川動漫
掲載誌 FB Online(短編のみ)
レーベル ファミ通文庫
刊行期間 2010年1月30日 - 2013年9月30日
巻数 全11巻(本編8巻+短編集3巻)
漫画
漫画
原作・原案など 庵田定夏
作画 CUTEG
出版社 エンターブレイン
掲載誌 ファミ通コミッククリア
発表期間 2010年10月22日 - 2013年8月23日
巻数 全5巻
ゲーム
ゲーム:ココロコネクト ヨチランダム
対応機種 PSP
開発元 エーアイ
発売元 バンダイナムコゲームス
(バンプレストレーベル)
メディア UMD
プレイ人数 1人
発売日 2012年11月22日
レイティング CEROB(12才以上対象)
アニメ
アニメ
原作 庵田定夏
総監督 大沼心
監督 川面真也
シリーズ構成 志茂文彦
キャラクターデザイン 赤井俊文
音楽 三澤康広
アニメーション制作 SILVER LINK.
製作 私立山星高校文研部
放送局 放送局参照
放送期間 2012年7月 - 2012年9月
話数 全17話
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベルアニメ
ポータル 文学アニメ

ココロコネクト』(kokoro connect)は、庵田定夏によるライトノベルシリーズ。イラストは白身魚が担当し、ファミ通文庫エンターブレイン)より、2010年1月から2013年9月全11巻(本編8巻、短編集3巻)が刊行されている。また、これを原作としてドラマCD・漫画・テレビアニメ・ゲーム化が行われている。

概要

庵田定夏のデビュー作。公式略称は「ココロコ」[1]

本作は第11回エンターブレインえんため大賞小説部門特別賞受賞作の『ヒトツナガリテ、ドコヘユク』を改題・改稿したものである[2]。2010年1月に『ココロコネクト ヒトランダム』の刊行以降、シリーズ作品となる(『ココロコネクト』シリーズ)。

2010年10月、CUTEG作画による漫画が『ファミ通コミッククリア』で連載開始。2011年2月にドラマCD化され、同年10月にドラマCD第2弾とアニメ化が決定した[3][4]テレビアニメは2012年7月から9月まで放送された[4]。この他、ゲーム化などの様々なメディアミックスが為されている[4]

また、1週間限定で上映会が行われたアニメの地上波未放送の「ミチランダム編」16話冒頭で(永瀬伊織が歩くシーンの看板に)「一期」「二期」「三期」「やる期」と書かれているが、今現在アニメの二期制作決定などの公式な発表はされていない(最終話の17話のラストに進級し、二年生編から登場する新キャラクターも声付きで登場する。ゲームのDLCシナリオでも二年生編の永瀬伊織やデレばん、新キャラクターも登場しているが、関連性は不明である。看板の描き込みはスタッフの遊び描きの可能性もある。)

オリコン2012年ランキング「2012年間文庫ライトノベルシリーズ別」で12位「411,380部」を記録しているとされている(ココロコネクトを含む11位〜20位の作品と部数は2012年12月3日頃のブログなどのニュース記事や掲示板などで紹介された)[5]

2013年09月22日にアキバBlogの特集で11巻の「プレシャスタイム」発売前に累計120万部を超えていることが発表された[6]

11歳〜22歳が投票者の3/4を占めるライトノベル誌「このライトノベルがすごい!2011(2010年12月発売)」では1〜3巻が発売された2010年度の作品ランキングで14位、新作ランキングで1位になった。キャラクター部門では女性キャラランキングで稲葉姫子が13位(男女総合27位)、男性キャラランキングで主人公の八重樫太一が27位。翌年の「2012(2011年発売)」では作品ランキングで12位、女性キャラで稲葉姫子が6位(男女総合14位)、八重樫太一が男性キャラで票数31の29位(票数25の「はたらく魔王さま!」の真奧貞夫と同点、同位)。

アニメ放送後の「2013(2012年発売)」では作品ランキング15位、女性キャラとして稲葉姫子が3位(男女総合6位)、今回初となる永瀬伊織が29位(「境界線上のホライゾン」のネイト・ミトツダイラより一票少ないが同点同位)、男性キャラでは八重樫太一が17位(男女総合32位、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の新垣あやせと5票差があるものの同点)。特に稲葉姫子が女性キャラランキングで3位入りしたことで注目を集めた。作品ランキングが大幅に順位変動した「2014(2013年発売)」でも27位に留まり、女性キャラでも稲葉姫子が11位(男女総合27位)に入っている。

エピローグに当たる最終巻「プレシャスタイム」発売後、ファミ通文庫の「FBonline ココロコネクト完結記念特集」において作者の庵田定夏は作家として執筆を続けることを宣言している。また「ココロコネクトで一つの青春は終わったけれど、次の青春が始まります。まだまだ作家はやめません」と述べてた。2014年8月30日に「アオイハルノスベテ」の発売が決定している。イラストは引き続き白身魚が担当。8月1日より先行短編が無料公開されている[7][8][9]

あらすじ

私立山星高校に通う桐山唯青木義文は、ある日の夜中に一時的に、互いの魂が入れ替わる現象を体験する。夢か現実か気になった2人は、文化研究部の仲間である八重樫太一永瀬伊織稲葉姫子に相談するが、冗談話と思われ、ちゃかされてしまう。数時間後に太一と伊織の体が再び入れ替わり、話が本当だと信じた2人は文化研究部へ戻り、副部長の稲葉に体が入れ替わったことを説明する。話が信じられない稲葉は、真実を確かめるため伊織(太一)と太一(伊織)の2人に、本人しか知らない質問をして表情で判断し、ようやく話を信じる。かくして、人格が入れ替わりながらも日常生活を送るが、この現象は<ふうせんかずら>という謎の存在による実験であった。 色々なことがありながらも、5人は無事に『人格入れ替わり現象』を乗り越える。しかし、そこにはまた新しい現象が起こる。その名も・・・『欲望解放』。・・・体が勝手に、動き出す!? そんな矢先に、太一は唯と青木が補導されたという事実を知る。果たして、文研部のみんなはこれを乗り越えられるのか?

登場人物

※担当声優はドラマCD版・テレビアニメ版共通。

文化研究部

八重樫 太一(やえがし たいち)
声 - 水島大宙
本作の主人公。私立山星高校生徒。文化研究部(略して文研部)部員。1年3組⇒2年2組⇒3年4組所属。中学時代は野球部に所属していた。高校1年生男子の平均身長である。
プロレスが大好きで、入部届けを出す前までは「プロレス研究会」を立ち上げようとしていた。姫子から「クソプロレスオタク」にして「自己犠牲野郎」と言われている。(その他にも「自己中野郎」「天然野郎」とも呼ばれている)真面目で正直な性格な故に、他人がダメージを負って苦しんでいるのを見ていられず、他人が嫌な思いをするならば自分が代わりに背負えばいいと思っている。
妹を溺愛していることや「カコランダム」で幼児化した伊織と唯と稲葉に特に優しかったため、ロリコンの疑惑がかけられている。特に妹に対してはほっぺにキスされた時は最高に喜び、険悪な状態になったら生きる力が失いかけたり、妹に彼氏が出来た時は軽く昏倒してしまうほどである。そのため円城寺が部活見学に来た際には、稲葉からはとても心配されてしまっていた。また、非常に他人や状況に流されやすく「ユメランダム」で現象の力を使い乱用したことにより一時的に皆から慕われるが文化研究部の皆(特に稲葉、青木)とすれ違い稲葉に「アタシは今の太一なら、嫌いだ」と言われ破局の危機に陥った。だが伊織に(比喩的に)自分が今まで積み上げてきたものを崩されたことにより自分の問題点――「自分」がないことを知り自分を見つめなおす。その後稲葉と仲直りした。その後進路を稲葉と同じく理系としその際文化研究部全員の前で「地球を救いたい」という夢を語った。大学は稲葉と同じ所を志望しており、理学部生物学科を目指している。<ふうせんかずら>の実験のせいで、伊織や稲葉の胸に触れている。「カップルバトルロイヤル」では稲葉と組み、順調に勝ち進んで行ったが決勝戦で伊織・香取ペアに敗北。敗北はしたものの伊織と香取は付き合っていないため、校内随一の有名&実力派バカップルとなった。
永瀬 伊織(ながせ いおり)
声 - 豊崎愛生
本作のヒロインにしてもう一人の主人公。私立山星高校生徒。文化研究部部長。1年3組⇒2年2組⇒3年1組所属。
パッチリとした二重の双眸、すっと通った鼻梁、若干丸顔気味の整った顔立ちで、肌は白く澄んで潤いに満ちている美少女。一年生の時は後ろに髪を括っていたが、二年生の頃から髪を伸ばし始めた。また、一年生の頃にミス・山星高校に選ばれた。胸の大きさはCカップ。口元にホクロがある。自分を見失う前は他人の望むことを見破るのが得意だった。可愛い物好きで、『時間退行』によって起きた稲葉の幼い姿には唯と共に目を輝かせるほど気に入っていた。唯ほどではないが運動神経は抜群である。
母がバツ5であり、父親が変わるたびに自分の性格を変えてきた。2人目の父親は暴力を振るうタイプで5人目の父親は病死した。その際に「もっと自由に生きなさい」と言われその言葉通りに生きようとしたが、ずっと演技をして自分を偽って生きてきたため、本来の自分というものを見失ってしまった。また、それが原因で自分の好きなものも分からず、入部届けに「先生にお任せします♡」と書いた。主に明るい性格であり場を盛り上げている。現象には迷惑していたが、本当の自分が分かると思い『欲望解放』以降の実験には期待していた。この事から稲葉は一番危うく不安定な人間だと思っている。
『ヒトランダム』で唯と青木が人格入れ替わった事について茶化していたが、翌日の部会をする前に教室にノートを取りに行ってる時に伊織と太一で人格入れ替わりが起き、最初は焦っていたがあっさりと現状を受け入れた。人格が入れ替わっている時に太一によって胸を揉んでいる所を藤島に目撃されてしまい、藤島に好意を持たれてしまう。太一に対して好意を寄せているものの、中々一歩踏み出せないでいたが、稲葉が太一に伊織の過去のトラウマの事を暴露されてしまい、太一に過去の事を話した。それを聞いた太一は「なにがあったって、どんな風になったって、俺が、永瀬が永瀬であると、わかってやれるからだ」っと言いその言葉を信じる事にした。数日後に、稲葉と人格が入れ替わった振りをして太一に伊織の事をどう思っているのかを確かめている所で、稲葉が来てしまい太一の言った事に失望し逃げてしまう。その後、太一から告白を受け返事をしようとする所で<ふうせんかずら>に憑依され、川に落ちてしまう。病院で稲葉から死ぬと宣告され、文研部員一人一人に別れの挨拶をし、太一の告白に対して両思いだと伝えたが、死んでしまうから返事をOKとは言えなかった。代わりに思い出を残す為に稲葉の体ではあったがキスを交わした。死ぬかと思いきや<ふうせんかずら>の嘘であって死ぬ事はなく、数日後に無事退院した。太一とお互いに好きだと言い合ったものの、<ふうせんかずら>のせいで付き合うタイミングが見つからず、『キズランダム』では太一にキープ宣言をした。その後、付き合ってはいないものの良好な関係を続けていたが、内心ではふうせんかずらによる現象に疲労困憊していた。『ミチランダム』で限界に達し太一をフる。自分は皆の期待する自分にはなれないと考え、終始周りに冷徹な態度を取り続けたが、稲葉と太一の説得と自分の意思で、最終的に本来の自分を取り戻した。最後の『感情伝導』で「恋ができてよかった」と伝え合い、「私と太一の恋は終わったから(稲葉が太一と付き合うことについて)心配ない」と稲葉に告げた。その後は稲葉と太一の恋に対し、サポート兼野次馬として関わってツッコミを入れたりして楽しがっているが、一方で千尋に「未練の残る恋はするな」と話す。『ミチランダム』後からは外見的にも内面的にも大人として成長していき、『ユメランダム』では現象の力を使う(太一、唯)派と使わない(稲葉、青木)派で別れた際に、どっちにもつかずに常に中立の立場を貫いていた。『夢中透視』の現象の力を乱用し続けボロボロになっていた太一を比喩的ではあるが立ち直らさせた。「カップルバトルロイヤル」では香取と組み、圧倒的な強さで多数のペアを倒し優勝した。将来の夢は教師で、「迷っている子供達を導きたい」との事。イラスト担当の白身魚からはトラブルメーカーといわれるほどココロコの問題担当でもある。
稲葉 姫子(いなば ひめこ)
声 - 沢城みゆき
もう一人のヒロイン。私立山星高校生徒。文化研究部副部長。1年3組⇒2年4組⇒3年4組所属。
艶のあるセミロングでストレートの黒髪、切れ長の目と長い睫毛を持つ凛とした顔立ちのため、高校1年生とは思えないほど大人びた印象と全体的に超然とした雰囲気が相まっている為、少々近寄り難く取っ付きにくい風貌。頭脳明晰で胸の大きさはBカップ。家庭は裕福なのか住んでいる家はかなりの豪邸。着席時の姿勢が背中に何かの特殊な器具を取り付けているのではないかと疑ってしまうほど姿勢が良い。
自分の名前である「姫子」と呼ばれることを嫌っており、伊織からは「稲葉ん」、唯からは「稲葉」、青木からは「稲葉っちゃん」と呼ばれている(太一も「稲葉」と呼んでいたが、3学年が始まる前の春休みには「姫子」と呼び始めた)。
性格は男勝りで思ったことをズバズバ言うクールビューティー。入部届けに「パソコン部」と書き提出したが、パソコン部と修復不可能なくらいの衝突をする。そして担任から取り戻し情報処理部復活への道を模索し出した。事態の完全掌握を信条とし、必要とあればどんなことでも己の力で成し遂げようとする。爪を噛む癖があり、少々潔癖症な所がある。失敗は絶対にしたくない完璧主義者であり、<ふうせんかずら>によって引き起こされた異常現象への対策も含め、文研部内でリーダーシップを取ることも多い。また恋愛に臆病で、恋愛から拗れ友情が壊れる事を恐れていたため自身の思いを押し止め太一と伊織の仲を取り持った。『時間退行』で稲葉の幼い姿では、人見知りで引っ込み思案な性格となる。
人間不信者であり、この世界の誰も信用しておらず、全員「敵」だと思っている。そのため自分に好意を向けてくれている文研部の事を一番の「敵」だと思っているが、そんな仲間達を信用できない自分を激しく嫌っている。
上記の事から物事を損得勘定で動いてしまい、隙があれば突いてやろうと思ってしまうが、他の人間も同じ事を考えているんではないかと思い、己に強固な壁を作り常に強い稲葉姫子を演じてきた。が、本質は極度な心配性である。
情報収集と情報分析が趣味(それを公表する事が嫌い)で、部活メンバーの詳細な情報を何故か把握しており、伊織、唯の胸の大きさや、太一が青木にアダルトビデオを借りていたことなどを知っていた。
『キズランダム』で太一に対する想いを伊織に暴露され、伊織と激しく言い争いをする。伊織からの説得、励ましをもらい、太一を惚れさせるため逆襲を開始する。圧倒的不利な状態での逆襲ではあったが『ミチランダム』の最後で太一と付き合い始めた。それからは時折バカップルじみた言動をするようになる(伊織曰く、デレてる稲葉ん…略して「デレばん」。デレばんの詳細は後述参照)。しかし「ユメランダム」では現象の力を乱用している太一に対して必死に現象の力を止めるよう説得を試みるが、険悪な仲になり自分が太一に依存している事、一人で立てなくなる気がする…と思い破局しかけるも修学旅行の最後で太一と話し合い和解した。その後はより親密な仲になり(太一曰く「自分たちはプラトニックな恋愛をしている」)「デート×デート×デート」では「熟年夫婦のよう」と評された。また「デレばん」の出力調整も出来るようになった模様。この事から太一との関係は非常に良好ではあるが、太一の妹である八重樫莉奈とは互いに「自分こそが太一の一番の理解者である」と譲らない為、初対面から犬猿の仲である。進路は太一と同じく理系で同じ大学志望。工学部の電子情報工学科を目指している。伊織が川に落ち入院した際に、伊織と人格が入れ替わったとはいえ、稲葉(伊織)のファーストキスを太一に奪われた。
デレばん
前述の通りに「デレてる稲葉ん…略してデレばん」(またはデレばん症候群、デレばんモード)の状態。『ミチランダム』の最後で太一と付き合い始めてから発症した。普段の稲葉とは打って変わって、太一に対する事を『恋』の変数で物事を解釈するスイーツ脳化とし、これまでのクールビューティが吹き飛ぶ程のデレっぷりとなり、バカップルじみた言動をするようになる(みんながいる前で太一のほっぺにキスしたり、平気でデレデレしたりする)。デレばん状態の笑顔の破壊力が凄まじく、その笑顔を至近距離で見た伊織が壊れかけてしまう程である。『ユメランダム』後からはデレばんになる事が少なくなっていたが、破壊力は健在である。
上記の事から太一に対する仕草と『デレばん』という愛称が稲葉姫子の高い知名度と人気を持つ主な原因となっている。
桐山 唯(きりやま ゆい)
声 - 金元寿子
私立山星高校生徒。文化研究部部員。1年1組⇒2年2組⇒3年1組所属。
明るい栗色のしっとりとした艶のあるロングヘアー。キリッとした眉に、多少つり気味の力強そうな瞳で小柄な体格だがしなやかで引き締まった肉付きをし全体的に活発な印象がある。胸の大きさはAカップ。
可愛いものが大好きであり、入部届けに「ファンシー部」と書いて提出した。また『時間退行』に起きた稲葉の幼い姿には目を輝かせるほど気に入っていた。
中学の時、男に襲われかけ男性恐怖症になったが、太一の励ましにより治りつつあり、後の『時間退行』の件により克服した。『ユメランダム』では太一と共に『夢中透視』の現象の力を使用。この事で稲葉、青木とすれ違いになり青木との関係が険悪になる。後に青木に対して心の中で思っている事を告白し青木と付き合い始めた。
中学時代までは空手一筋で神童とまで言われていたが、高校になりやめた。後に千夏と空手を再びやり始める約束をした。高校の空手の大会で千夏と戦うことは出来なかったが、3年になってからの「カップルバトルロイヤル」で、千夏と対決。空手に費やしてきた時間とブランクの差が響き、序盤から劣勢に追い込まれる。その後も厳しい戦いだったが義文の応援もあり、プロレス技「シャイニング・ハイキック」を使い、何とか勝つことが出来た。超人的な運動神経の持ち主であり、授業中の体育では唯が加わるだけでパワーバランスが崩れたり、体育祭で色んな競技に使い回せられ点数を稼いだり、目隠しをされても気だけで普通に歩けたり周りを察知した。進路は文系で外国語学部を目指している。
青木 義文(あおき よしふみ)
声 - 寺島拓篤
私立山星高校生徒。文化研究部部員。1年1組⇒2年4組⇒3年1組所属。
軽くパーマがかけられた少し長めの髪の持ち主。いつもへらへらした感じの笑顔を浮かべ全体的に気怠げだが話しかけやすそうな印象を持つほっそりとした長身優男体格。
入部届けに部活一覧表にない「遊びサークル部」と書いた。リアクションが情けないためか、いつもメンバーから弄られる。「楽しければOK」をモットーとしており、常に全力で生きている。授業中では良く寝ており赤点が多く稲葉曰く「アホ木」。
唯を見かけるたびに好きだと連呼するが全く相手にされていない。しかし唯を想う気持ちは本物で、『キズランダム』でひきこもりになった唯を立ち直らせ、後々付き合うこととなる。また不意打ちしてきた千尋に対し「自分はともかく、女の子に攻撃したら許さない」と言ってのけた。中学1年生の時に、唯に似た容姿の持ち主の西野菜々と付き合っていた。進路は唯と同じ文系で経済学部を目指している。<ふうせんかずら>曰く青木の事は「あなたはくだらないし、面白くない」らしい。
宇和 千尋(うわ ちひろ)
声 - 豊永利行
私立山星高校生徒。文化研究部部員で太一達の後輩。1年2組所属。
アンシンメトリーのさっぱりした髪型の、クールで綺麗な顔立ちの中性的な容姿の持ち主。細身だが空手をやっているためか筋肉もありバランスのいい体格をしている。目は鋭く尖った印象があり、目付きが悪いとも凛々しいとも言える。耳にピアスを付けている。
行く予定だった公立高校の試験に落ち、滑り止めに受けていた山星高校に入学する。唯と同じ空手道場に通っており、本来は空手部に入部しようと思っていたが、自身の発言により歓迎されていない雰囲気になったため断念する。その後唯に文研部の見学を勧められ興味を持ち入部。伊織から「ちっひー」と呼ばれている。
どこか冷めた部分があり、少し捻くれた性格をしていたが、文研部を通して少しずつ素直な面が増えてきている。また、紫乃からは「ツン八:デレ二のツンデレキャラ」と言われている。
文研部に入部を決めた後に<ふうせんかずら>に接触し、超常現象を起こすよう指示された。その能力の「幻想投影」で一時文研部5人をバラバラにしようと暗躍をする。最初は上手くやれていたが、結果を焦り過ぎた&文研部5人の絆の前に敗北。<ふうせんかずら>の圧力により体の芯から震えだすほど焦り始め、その後不意な出来事により太一と唯を「強制終了」にしてしまい酷く窶れてしまう。そんな中で紫乃の必死な説得によって立ち直ることが出来、伊織、稲葉、青木の3人に対してこれまでの経緯を説明し謝罪した後、太一と唯の記憶を取り戻す為に紫乃と共に行動を開始。<ふうせんかずら>と会う為に自然公園を毎日のように駆けずり回り、<ふうせんかずら>と遭遇した時には太一と唯の記憶を戻してほしいと頼むが面白くないと判断され、<ふうせんかずら>が去ろうした際に、「じゃ、じゃあもう……泣くぞこらぁ!」と言ってふうせんかずらを初めて笑わせた。文研部に入った理由は自分では「自分にないものが、ここにある気がして」と言っている。体育祭では騎馬戦で唯と相見えている時に昔好きだったことを告白し、唯が動揺している時を狙って勝利した。太一達が文研部を引退後、部長になった。
円城寺 紫乃(えんじょうじ しの)
声 - 東山奈央
私立山星高校生徒。文化研究部部員で太一達の後輩。1年2組所属。
くりくりとした目に、顔も仕草も子犬を思わせる小動物みたいな少女。おでこが出ているふわっとした茶髪のミディアムのボブカットで、身長は唯と同じくらいで小柄。
マイペースで天然な性格をしており、スリーテンポくらい周りの状況に気づくのが遅い。千尋からは「馬鹿ではないが、間抜け」と思われている。文研部を「リア充の集まり」と言うなど、元々毒舌のセンスがあったが、稲葉の伝授により腕を上げている。体力が無い。
文研部5人が楽しそうに喋る姿に憧れて見学に来るが、声フェチである自分にとってその場で話しかけられた太一の声が凄く好きなタイプの声だったため入部する。文研部に入った当初自分には何をすることもできないと思っていたが、記憶を失っている太一と話し、行動しないとなにも始まらないことを改めて理解し、その後千尋の立ち直るきっかけとなった。
加藤 拓海 (かとう たくみ)
私立山星高校生徒。新1年4組所属。文研部の新入部員。

私立山星高校

藤島 麻衣子(ふじしま まいこ)
声 - 伊藤静
私立山星高校生徒。1年3組⇒2年2組⇒3年4組所属。後ろは纏め上げ、前は持ち上げおでこを出すスタイルの髪型に、キラリと輝く眼鏡がトレードマーク。父は上位の警察官。
1年3組の学級委員長。『ヒトランダム』以降、元々高かったカリスマ的指導力を開花させ、同級生の恋の相談を多く引き受けるなどクラスで大きな影響力を誇っている。本人曰く、目覚められたのは太一達のおかげと言っている。通称、恋愛マスター。自称、愛の伝道師。『キズランダム』では皆とバラバラになった太一の相談に乗った。しかし2年次では委員長の座を薫に奪われ、自信を喪失している。体育祭の役割決めでは周りの支持により一時的に威厳が復活し、口調が悪人ぽくなった(一時間で戻った)。
両刀であり、伊織に好意を持っている。しかし本人曰く、果たす使命ができたので優先順位的に伊織のことは1番ではなくなっている。短編では同性愛を勧めたり、勝手に姫子の相談に乗るなどギャグキャラとして活躍している。
渡瀬 伸吾(わたせ しんご)
声 - 小野友樹
私立山星高校生徒。1年3組⇒2年2組⇒3年4組所属。
ツンツンとしたウルフヘアーのイケメンで、異性にモテる。サッカー部に所属しており、次期エース候補。
麻衣子に好意を持っており、太一からは「麻衣子の女王気質が好きなドM」と言われている。
伊藤(いとう)
声 - 徳本英一郎
私立山星高校生徒。1年3組所属。伸吾の親友。眼鏡を掛けている。
中山 真理子(なかやま まりこ)
声 - 赤﨑千夏
私立山星高校生徒。1年3組⇒2年2組所属。今時珍しいツインテールが似合う少女。伊織の親友。
書道部所属であり、自分の半径5キロ以内は常に書道が大流行していると思い込んでいる。太一曰く「清々しくて気持ちのいい奴」。石川と付き合っている。
瀬戸内 薫(せとうち かおる)
声 - 上坂すみれ
私立山星高校生徒。1年3組⇒2年2組所属。2年2組の学級委員長。
『欲望解放』で、伊織が薫と衝突するが、麻衣子が仲裁に入ったことで一時的に気を静めた。その後『ミチランダム』で疲弊していた伊織が城山を手酷くフったことで、伊織と再び衝突する。
前に好きだった人が不良であり、1年生の頃は髪を茶色に染め、自身も不良ぶっていた。しかし根は真面目であり、伊織と和解したあとに髪を黒髪ショートという大変貌を遂げ伊織と友達になった。それから城山と付き合っている。
三原(みはら)、三木谷(みきたに)
声 - 藤井ゆきよ(三原)、野村香菜子(三木谷)
私立山星高校生徒。1年3組所属。薫グループの一人。伊織を嫌っている。
音川(おとかわ)
声 - 野村香奈子
私立山星高校生徒。1年3組所属。
黒髪のツインテールの少女。黒髪ショートに変えた薫に可愛いと褒めた。なお後ろ姿での登場となるため素顔は不明。
城山 翔斗(しろやま しょうと)
声 - 市来光弘
私立山星高校生徒。1年次は3組所属。
今時希少種なさわやか美形で、物腰が柔らかい。一人称は「僕」。からかい半分でクラス内で「王子」と呼ばれている。ジャズバンド部所属。
伊織に好意を持っていたが、『ミチランダム』で疲弊していた伊織にフられる。
栗原 雪菜(くりはら ゆきな)
声 - 石原夏織
私立山星高校生徒。1年1組⇒2年2組⇒3年1組所属。ウェーブのついた明るく染めたカラッとした雰囲気が特徴的。唯と海道の親友。陸上部所属。
アスランダムで大沢美咲(下参照)、陸上部の女子と共に〈三番目〉の引き起こした【人格入れ代わり】現象に巻き込まれている
海道(かいどう)
声 - 山崎はるか
私立山星高校生徒。1年1組所属。ロングでストレートの黒髪。おしとやかな性格。唯と雪菜の親友。ちなみにアニメ版では、唯の親友としてもう1人、眼鏡娘の少女(名前は不明)が登場している。
大沢 美咲(おおさわ みさき)
声 - 井口裕香
私立山星高校生徒。1年3組所属。ショートカットがよく似合う、長身のスポーツ少女。陸上部に所属しており、ハードル走を専門としている。
中学は女子校であり、そのときにいろいろあったらしく女でもアリという考え方をしている。唯に恋愛対象として告白したことがあるが、結果唯とは友達という関係で落ち着いた。
アスランダムで【人格入れ代わり】現象のショックにより【強制終了】状態になり、陸上部での記憶を失っている。
<二番目>が太一たちの前で初めて乗り移った人物。
後藤 龍善(ごとう りゅうぜん)
声 - 藤原啓治
私立山星高校の物理教師。文化研究部の創設者および顧問。年齢は二十代半ば。フランクで親しみやすい教師を目指しているため生徒たちに「ごっさん」と呼ばせているが、姫子からは見下されており「後藤」と呼び捨てにされている。生徒たちからは人気が高く、文化研究部の5人のことも信頼している。
ずぼらな性格で、<ふうせんかずら>に乗り移られて記憶がなくなってもあまり気にしない。
ジャズバンド部の臨時アドバイザーであり、当人の楽器の腕前も高く一通りの楽器は平均以上の演奏が出来る。またサックスの腕前は特に秀でており、かつてプロへお誘いがかかったほどである。
石川 大輝 (いしかわ だいき)
野球部所属で、太一の友人。恋愛に関しては少し奥手。中山と付き合っている
香取 讓二(かとり じょうじ)
勉強もスポーツもできる生徒会会長。生徒会と生徒会執行部を取りまとめている。永瀬に告白して振られた。
曽根 拓也 (そね たくや)
太一の友人で漫画研究部所属。体型は少しぽっちゃりしていて、性格は温厚。
宮上 啓介 (みやがみ けいすけ)
太一の友人で写真部所属。彼女をつくるため、最新の流行を追いかけている。
紀村 一鉄 (きむら いってつ)
千尋と紫乃の友人。テニス部所属のお調子者。太一を崇拝している。
下野 知博 (しもの ともひろ)
千尋と紫乃の友人。気だるそうな態度でいることが多い。
多田 悟 (ただ さとる)
千尋と紫乃の友人。チャラけているが実は熱いところも。
東野 道子 (とうの みちこ)
千尋と紫乃の友人。男女分けへだてなく話せる。
奥 智美 (おく ともみ)
千尋と紫乃の友人。とくに紫乃とは親しい。

その他の人物

八重樫 莉奈(やえがし りな)
声 - 大亀あすか
太一の5歳年下の妹。小学5→6年生で、通学では赤いランドセルを背負ってる。緩くウェーブのかかった髪をしていて、小学生としては少し大人びている。舌足らずな口調で話す。兄の太一の事は気に掛けており、バレンタインのチョコをあげたり、太一が<ふうせんかずら>の現象に遭って沈んでいる時(莉奈は太一がこの状態になっている時はナーバスモードと呼んでいる)に励ましたりしている。
太一が稲葉と付き合い始めた途端に、莉奈も3歳年上の中学生と付き合い始めた。
「カコランダム」で<二番目>に乗り移られる。「アスランダム」ではこれまでとは違う様子になっていた太一の事、太一が通う山星高校で嫌な事が起こっていると予感がして気になり、駅で偶然出会った伊織の母親である玲佳と共に山星高校に向かう。<二番目>に一度乗り移られていた為か、山星高校の敷地内に入った瞬間に異変がある事に気付き、その後<ふうせんかずら>に太一がこれまで遭ってきた出来事を教えられ気絶する。太一が保健室に向かい来てもらった際に、家族として大事な事を言い太一に本当に必要な事を教えてあげた。太一と共に家に戻ってきて紫乃から貰った、ふうせんかずらの種を太一が良く使っていそうなノートに挟んだ。【孤立空間】が終わり、文研部が<ふうせんかずら>に遭遇しなかった時の世界では、帰宅中に偶然通りかかった千尋と紫乃が持っていたふうせんかずらの種に反応。その後太一にふうせんかずらの種の事を調べさせ、文研部員全員に<ふうせんかずら>の記憶を思い出させるきっかけを作った。
『わたしだけのお兄ちゃん』にてメインキャラクターとして抜擢され、八重樫家に遊びに来た太一を除く文研部員6名に対して一人一人面接をしていき、通信簿をつけるなどをした。太一の一番の理解者であると思っている稲葉とは犬猿の仲であり、稲葉からは過保護と言われている。
「ユメランダム」までは単に『妹』としか表記されていなかった。
永瀬 玲佳(ながせ れいか)
声 - 田中敦子
伊織の母親。母子家庭でバツ5。肌が白く透明感があり、非常に若く見える綺麗な女性。疲れ気味で、朝よく寝坊することが多い。伊織には優しいが、怒らせると二番目の元夫以上に怖い。アニメ版では「永瀬の母」「伊織の母親」で記されている。4回も離婚を経験しており、五人目の夫の事は本気で愛していた所、五人目の夫が病死してしまう。その後伊織に対して「今まで好き勝手やって迷惑を掛けてゴメンね、これからはあなたが望むように生きられるようお母さんは頑張るわ」っと伝えた。母子家庭でありながらも、現に伊織を私立学校に通わせているため伊織の為にかなり頑張っていると窺える。
「カコランダム」で二番目の夫が唐突、永瀬家に訪ねられ、元夫だから家には入れたもののそのまま居座られてしまう。この時に玲佳は「伊織がなにか大切なものを取り戻そうとしている気がしたから。やり直したいという気持ちを、感じたから」っと思い、そのまま居座らせた。全ては伊織が幸せになって欲しい思いから来ている行動であり、玲佳自身はどうなっても良いと思っている。その後、伊織と共に二番目の夫をどうするか話し合った結果、追い出すことを決意し完膚無きまで叩きのめした。「アスランダム」では、これまでとは違う様子になっていた伊織に対して問い詰めようとしたが失敗。後日、山星高校に行こうかと迷っている所に莉奈と出逢い、一緒に山星高校に向かう。職員室でごっさんと会い、最近の伊織の事について話をし、過去に自分が不干渉過ぎた事があった為に元に戻せない失敗が来るんではないかと心配していたが、ごっさんに家族として大事な所を教えられ納得する。ごっさんとの話し合いが終わった後校内を歩いていると千尋と紫乃に出逢い、ふうせんかずらの種を渡される。その後、<ふうせんかずら>によって突然莉奈が気絶してしまい、保健室で看病していたが、<三番目>達から『暗示』をかけられてしまい莉奈を保健室に置いてきぼりにし帰宅してしまう。その後、伊織が【孤立空間】に行く際に、母親として慈愛に満ちた笑顔で送り出した。
伊織の義父
声 - 松山鷹志
アニメ版に登場。名前は不明。玲佳の二番目の元夫。口が悪く乱暴で、言葉の暴力を振るうが、直接手を出すことはない。伊織がトラウマの元凶となった人物。「カコランダム」にて再登場し、最初は家の手伝いをしていたが、だんだん何もしなくなり酒に溺れるようになっていった。最終的に玲佳によって完膚無きまでに叩きのめされた。
桐山 杏(きりやま あんず)
声 - 佐倉綾音
唯の妹。千夏の友人で唯より背が高い。栗色のショートボブカットが活発な印象を与える髪型をしている。唯の事を慕っており、空手をやっている唯の事が大好きであったが、唯が何故空手を辞めたのかわからないでいた。唯曰く、「根は良い子だけどたまに思い込みが激しくなる」との事で、「カコランダム」で伊織が『時間退行』により赤ちゃんになってしまっていた所を目撃をして、太一、稲葉、唯の事を三角関係だと思い込んでしまっていた。「デート×デート×デート」にて唯が彼氏である青木の事を自室で考えて、ごろんごろんと悶えている様子を目撃してしまい、見なかった事にしてあげる優しさを見せた。「アスランダム」では、夕食時間中に唯が突然椅子から転げ落ちた際に、「お姉!便秘?頭痛?つわり?どのお薬がいるの!?」とちょっとおバカ発言をしたりしていたが、唯が【孤立空間】に行く為に学校を行こうとする所を母親に反対されていた所を、杏の援護で唯と共に母親の説得をさせ唯の背中を押してあげた。
三橋 千夏(みはし ちなつ)
声 - 内田真礼
杏の友人。空手をやっており、唯のライバル。昔、唯と交わした約束があったが、中学2年生の時に親が離婚してしまい、母親と共に引っ越しをしてしまった。唯が空手を辞めたことを認めていなかったが、後に和解し唯の親友となり、お互いに下の名前で呼んでいる。唯と交わした約束は、出場する大会&階級の差で実現出来なくなってしまっていたが、「カップルバトルロイアル」で対決が実現した。唯にブランクがあったとはいえど、千夏の高校生活の殆どを空手に捧げた結果、序盤から優勢に試合を進めていき、五ラウンドの途中まで優勢だったが、唯に最初から左足を集中攻撃をされ続け、膝を地面に付けられそうな状態になるが何とか耐えてみせたものの、プロレス技である『シャイニング・ハイキック』を決められてしまい敗北した。
西野 菜々(にしの なな)
声 - 戸松遥
青木の元彼女で同い年。唯と非常に容姿が似ているが唯より体はいくらか大きく髪型がセミロングでヘアピンの位置が唯と逆向き。引っ越す前は青木の家の近くに住んでいて、小学校は私立に通っていた。青木と親しくなったのは小学3年か4年頃で、中学時代に青木と付き合っていた。中学1年の終わりに親の都合で引っ越してからは年賀状をやり取りするくらいになった。

実体の無いキャラクター

<ふうせんかずら>
物語の敵キャラ。主にごっさん、たまに伊織に乗り移る。超常現象を実験と称し、面白いことを見るために文化研究部に『人格入れ替わり』『欲望解放』『感情伝導』を起こした。その後千尋に対し自身の能力を貸し、間接的に操った。一つの実験を一ヶ月程続ける。全体的に覇気が感じられず(アニメでは台詞が棒読み気味)、重要な部分を言わずにヒントだけを与え様子を見たり、人間の死に対しはったりをかますなど理不尽・無茶苦茶な行動をする。しかし根っからの悪でもなく『人格入れ替わり』の実験が終わった後お礼に手土産としてケーキを持参するなどの気遣いを見せている。十分に面白いものを見たり、現象に慣れてきたりすると実験を終わらせる。身体能力が非常に高く、空手チャンピオンの唯でさえ歯が立たないくらいに強く、アクション映画ばりのスタントをやって文研部の部室に侵入したりした。また、色んな所に神出鬼没で現れてくる為、文研部部員には毎度のように驚かれている。<二番目>と同じ力を持っており伊織の過去の時間を戻して伊織の人生の再スタートさせることもできるが、伊織は断った。現象を起こしていた理由は全ては人間が普段行っている事を劇的に見たかったため、異常現象を起こして行動をしていた。
一度の現象が起こる度に記憶抹消をしなければならない所を<ふうせんかずら>は太一達の事を「面白過ぎるから」という理由で文研部の記憶を消さないでいた。「ユメランダム」の最後に自分が追い求めていた物が見つかり、太一達の前に二度と姿を見せないと宣言をした。…が、「アスランダム」にて太一達の『記憶抹消』を阻止する為に再び姿を現し、『記憶抹消』に対する対策を色々と立てていた。太一に『孤立空間』へ入れてくれっと説得され、これまで<三番目>達にやられっぱなしだった為、リスクの高い事をする事を決意した。『孤立空間』へ文研部と一緒に入った際は、<三番目>達にバレないように隠密行動を開始。太一達に生徒達の心を1つになるように指示を出し、狙い通りに『孤立空間』が終了と同時に『記憶抹消』からは避けられない事を喜んでいる太一達に告げ、憤るようにし、劇的な感情の落差を残させた。文研部が<ふうせんかずら>と遭遇しなかった世界から無事に太一達が記憶を取り戻した所で姿を現し謝罪をした。最後には普段のダラダラとした口調がなくなり、はっきりと「人間は素晴らしい」と感想の言葉を残し、笑顔で去っていった。
<二番目>
「カコランダム」「ユメランダム」「アスランダム」に登場。<ふうせんかずら>と同様で謎の存在。「カコランダム」にて文化研究部に『時間退行』を起こさせた。<ふうせんかずら>とは違い、女性にしか乗り移らず主に平田涼子に乗り移っている(初登場時は大沢美咲、アニメ版だと八重樫莉奈)。また、言うべきことを簡潔に短く話すタイプで自由気ままに行動する。質問にはまともに返答せず、脅迫ともとれる警告をしてくる。
「カコランダム」では太一だけの前にしか現れず、太一に『時間退行』の説明をし、バラしたら大変になると警告した。そろそろ『時間退行』を終わらせようとした所で、太一が秘密をバラしてしまった為、『時間退行』の現象を無期限にした。その後、<ふうせんかずら>によって文研部に干渉出来ないようにされた。なお実験終了のお知らせは、<ふうせんかずら>が行った。「ユメランダム」では、終盤しか登場しなかったが、<ふうせんかずら>に文研部の記憶を消すようにと促した。「アスランダム」では、<三番目>達と共に山星高校にやってきて、太一達の『記憶抹消』をしようとする<三番目>達とそれを阻止しようとしてる<ふうせんかずら>の「味方ではあるが敵でもある」という中立の立場にいて、文研部と<ふうせんかずら>に情報を渡していた。
<三番目>(達)
「アスランダム」で登場。現象の記憶を1年以上持ち続けた太一達文研部の記憶を消すために、太一達に『記憶抹消』をしようとする。話し方はどんよりしているが、<ふうせんかずら>と<二番目>と比べてはっきりしている。他にも<四番目>、<五番目>……と複数の<ふうせんかずら>が存在している。
太一達の『記憶抹消』には大掛かりな作業になるため、長期的な準備をしている際に、大沢と栗原と他の仲の良い陸上部3人に『人格入れ替わり』現象、1年生には『欲望解放』現象を起こし、文研部に関わるなと警告をした。また山星高校1、2年生に『暗示』を掛け『孤立空間』に関する妙な噂を流し込み、太一達にはその噂に関するワードが聞こえないようにしていた。陸上部5人が太一達と行動するようになり、その状況を静観していたが、大沢が突如パニックになり『強制終了』を発動させた。後日、2年生を中心に『孤立空間』へ移動させ、色々な現象を引き起こして面白がっていた。招いたわけでもないのに文研部が『孤立空間』にやってきた際には、敢えて何もしないでその様子を静観していた。会長派と文研部派での派閥争いが起きた際に、その場にいた生徒達に対して『君達が巻き込まれた原因は…彼ら(文研部)にある』と言い、文研部をどん底に叩き落とした。その後、太一達と栗原と文研部と仲の良い人達によって心を1つにされてしまい『孤立空間』を終わらせてしまったが終わると同時に本来の目的である、太一達の『記憶抹消』は無事に完了した。

用語

私立山星高校(しりつやまぼしこうこう)
本作の舞台となる高校。部活動加入が義務づけられているが、基本的に校則は緩い。学校側の意図としては、生徒が部活動に励むことで非行に走る原因を減らし、その代わりに校則をガチガチにしないで自立性を育てることである。そこそこの進学校で、校風がいい。
文化研究部(ぶんかけんきゅうぶ)
通称、文研部。部長は永瀬伊織、副部長は稲葉姫子(実質的に稲葉が代表)、顧問は後藤龍善。活動場所は主に、部室棟4階の401号室。部活動決めの際、自分で部活を作ろうとしたり、判断を教師に任せたり、他の部と衝突したりした生徒5人が合体して出来上がったイレギュラーななんでもありの部活で、毎月『文研新聞』を作る以外は各自自由に過ごしている。
『人格入れ替わり』
『ヒトランダム』『アスランダム』で起こる現象。<ふうせんかずら>と<三番目>達の企み。起こる人物、場所、時間はすべてランダムである。最初は目の前が真っ暗になり、突然意識を失ったかような感じに倒れるが、慣れてくると一瞬驚く程度になる。
『欲望解放』
『キズランダム』『アスランダム』で起こる現象。<ふうせんかずら>と<三番目>達の企み。何かの欲望=そうしたいって思っているときに起こる。副作用として『欲望解放』が起こる直前声が聞こえる。
『時間退行』
『カコランダム』で起こる現象。<二番目>の企み。太一以外の4人の誰かがランダムで幼くなる。起きる時間は午後0時〜午後5時までの5時間で、現象の後は、その間の記憶は無いが当時の記憶が蘇ってくる。どれだけ幼くなるかはランダム。『カコランダム』が起こる直前体が熱くなる。
太一が<二番目>の存在を仲間に明かした場合は、太一を含む5人がランダムで幼くなり起きる時間も無期限になる。
『感情伝導』
『ミチランダム』『アスランダム』で起こる現象。<ふうせんかずら>と<三番目>達の企み。感情(心の声)が他の人に伝わる。起こる人物、何人に伝わるかはランダム。起こった人物は誰に伝わったのかがわかるが、『感情伝導』によって受信した側は、自分以外に誰に伝わったのかはわからない。
『幻想投影』
『ニセランダム』で起こる現象。<ふうせんかずら>によって力を与えられた千尋による企み。千尋が指定した条件になぞって、千尋の外見・声・雰囲気などをその人間に錯覚させる。文研部5人を含む全ての人間に変身出来るが、一対一でしか使えない。また千尋が状況に合わせて変身するため、厳密に言うとランダムではない。なお、名前は千尋が付けた。
『夢中透視』
『ユメランダム』で起こる現象。<ふうせんかずら>の企み。文研部以外の山星高校生徒全員の願い、望みを『夢』という形で見ることができる。起こる人物、時間、誰の『夢』を見ることができるかはランダム。『夢中透視』の力を使うと発生する回数が増える。なお、『夢』を見られた側は、文研部の誰かに見られたことには気づかない。<ふうせんかずら>曰く、ボーナスステージ。
『記録抹消』
本来なら1回の現象後に行われていなければいけない動作で、『アスランダム』で太一達に発生しようとしている。
直、実験者側(<ふうせんかずら>)の記憶も同時に消去させられる。
忘れるのは現象のことだけで、普通ならそこまで支障はない。が、太一達のように1年以上記憶を持ち続けていると大掛かりな作業になるため、長期的な準備をしなければならない。その前触れとして、急に相手の名前を忘れてしまったりする。
『強制終了』
『ニセランダム』の太一、唯。『アスランダム』の大沢美咲の状態。
『記録抹消』とは違い、現象に関わった人間との関係も忘れてしまう。
『強制終了』を発動させるタイミングは、現象が外部に漏れたり、社会的に問題になるor心が完全にやられて『大ごと』になったり、なにかそれ以上進むと『何事もなかったかのように修復するのが困難になる』と判断された時に発動される。大沢美咲は心が完全にやられてしまって大ごとになってしまったため<三番目>達に『強制終了』された。
『孤立空間』
『アスランダム』で太一達の『記憶抹消』と並行して<三番目>達が作った異次元空間。
姿形は全く現実と同じであるが、携帯電話等々の電波は繋がらない、完全に孤立した空間。
『孤立空間』の中では衣服が汚れたり、空腹になる事が無い。現実と孤立している為、周囲に暗示を掛ける必要が無く、周囲の事を気にする必要無く現象を起こし放題にやれるため、実験には最適な空間である。
『孤立空間』での実験が終了したら、『孤立空間』で起こった出来事や記憶を全てを消す事は勿論、太一達が過去に『現象』によって起きた出来事まで完全に記憶を抹消される。また、『孤立空間』の中で『強制終了』になった場合、別の空間に飛ばされ、『孤立空間』が終了するまで別の空間で過ごす事になる。
『未来予知』
PSP用『ココロコネクト ヨチランダム』で起こる現象。<ふうせんかずら>の企み。文研部の部員に関する未来の出来事が映像として映し出される。映像を見る人物、時間、場所はランダムである。
最初は1時間以内に起こる出来事が見えるが、数を重ねていくと徐々にもっと後に起こる未来が見えるようになる。基本的にはいつも通りの日常を送っていれば『未来予知』で見た映像が現実となるが、やり方次第では『未来予知』で見た映像を現実から回避する事が出来る。

既刊一覧

タイトル 発売日付 ISBN
ココロコネクト ヒトランダム 2010年1月30日 ISBN 978-4-04-726290-4
ココロコネクト キズランダム 2010年5月29日 ISBN 978-4-04-726537-0
ココロコネクト カコランダム 2010年9月30日 ISBN 978-4-04-726775-6
ココロコネクト ミチランダム 2011年1月29日 ISBN 978-4-04-727030-5
ココロコネクト クリップタイム 2011年5月30日 ISBN 978-4-04-727280-4
ココロコネクト ニセランダム 2011年10月29日 ISBN 978-4-04-727585-0
ココロコネクト ユメランダム 2012年2月29日 ISBN 978-4-04-727839-4
ココロコネクト ステップタイム 2012年6月30日 ISBN 978-4-04-728122-6
ココロコネクト アスランダム 上 2012年9月29日 ISBN 978-4-04-728350-3
ココロコネクト アスランダム 下 2013年3月30日 ISBN 978-4-04-728736-5
ココロコネクト プレシャスタイム 2013年9月30日 ISBN 978-4-04-729150-8
FB Online掲載作品
タイトル 掲載号 時系列上の位置づけ 備考
「スクープ写真の正しい使い方」 『FB Online』2010年2月号掲載 ヒトランダムの前 『ココロコネクト クリップタイム』収録
「桐山唯の初体験」 『FB Online』2010年6月号掲載 ヒトランダムとキズランダムの間
「稲葉姫子の孤軍奮闘」 『FB Online』2010年8月号掲載 キズランダムとカコランダムの間
「ココロコネクト ファーストエンカウンター」 『FB Online』2011年11号・12号掲載 ヒトランダムの前 『ココロコネクト ステップタイム』収録
「ココロコネクト ふたりぼっちの友情」 『FB Online』2011年11号・12号掲載 ヒトランダムの前

漫画

2010年10月22日から2013年8月23日より『ファミ通コミッククリア』にて連載された全5巻。作画はCUTEG。連載初期のタイトルは『ココロコネクト ヒトランダム』。

タイトル 発売日付 ISBN
ココロコネクト(1) 2011年5月14日 ISBN 978-4-04-727267-5
ココロコネクト(2) 2011年12月15日 ISBN 978-4-04-727691-8
ココロコネクト(3) 2012年7月14日 ISBN 978-4-04-728174-5
ココロコネクト(4) 2013年3月30日 ISBN 978-4-04-728627-6
ココロコネクト(5) 2013年9月14日 ISBN 978-4-04-729133-1

アンソロジーコミック

エンターブレインより発売。

タイトル 発売日付 ISBN
マジキュー4コマ ココロコネクト(1) 2012年7月25日 ISBN 978-4-04-728202-5
マジキュー4コマ ココロコネクト(2) 2012年9月25日 ISBN 978-4-04-728439-5

ココロコネクト ON AIR

2012年6月30日より『娘TYPE』にて連載。作画はな!

タイトル 発売日付 ISBN
ココロコネクト ON AIR 2013年3月30日 ISBN 978-4-04-120520-4

ドラマCD

ファミ通文庫ドラマCD「FB CollectDrama」シリーズより発売。

タイトル 発売日付
『ココロコネクト 夏と水着と暴風雨』 2011年2月16日
『ココロコネクト 春とデートと妹ごっこ』 2012年1月6日
スタッフ
  • 原作&シナリオ原案 - 庵田定夏
  • 脚本 - 志茂文彦
  • ジャケットイラスト - 白身魚
  • パッケージデザイン - Aether Design Inc.
  • 協力 - 金子逸人、ファミ通文庫編集部

テレビアニメ

2012年7月から9月まで放送された。テレビ放送全13話 + OVA4話[10][11][12]の計17話。

OVAの第14話 - 第17話は、2012年末と2013年始にAT-Xで一挙放送された。また、2013年2月からAT-Xで、OVAを含む全17話が放送された[13]。2013年11月にも全17話が再放送されている。

声優・市来光弘を「ココロコネクト宣伝部長」として全国主要都市を巡るイベント「ココロコネクト トチランダム」が、アニメ本放送に合わせて実施されていた[14]。なお、市来は本放送第13話には出演していないが、第14話以降に出演している[15]。宣伝部長就任に際してのトラブルについては後述の「プロモーション企画における騒動」を参照。

原作には特に具体的な舞台は設定されていないが、アニメ版ではより現実感を持たせるため、神奈川県横浜市都筑区を主な舞台としており[16]、協力には横浜フィルムコミッションや同市磯子区横浜学園高等学校がクレジットされている。

ニコニコ動画の戦国大戦界生祭!と月刊アルカディア10月号で、セガのATCG『戦国大戦 -1582 日輪、本能寺より出づる-』とのコラボが発表された。

BD / DVDでは製作の都合上、主題歌が初回放送時とは異なる楽曲に変更されることが発表されている[17]。オープニング映像・エンディング映像自体には変更はなし。ネット配信版でも2012年12月現在、同様の処置が行われている。変更に関しての公式説明は「制作の都合上」のみ。なお、同時期に、初回放送時の主題歌を歌ったeufoniusのメンバーがTwitter上での舌禍で当面の活動休止を発表しているが、こちらに関しての言及は無い。

プロモーション企画における騒動

本作のキングレコード側プロデューサーである山中隆弘が主体となり企画・実行されたプロモーションの内容が、声優の市来光弘を対象にした視聴者視点からはいじめパワーハラスメントともとれる[18]偽オーデション[19]や低周波治療器の目的外使用等[20]の行為であったことに対し、「配慮の欠けた演出によりこちらの企画意図を伝えられなかった」 とした上で番組公式HPでの二度の謝罪文掲載[21][22]、市来を含めたプロモーションに関わった出演声優によるブログでの謝罪文掲載[23][24][25][26][27]、『ココロコネクト 文研新聞 〜ラジオ版〜』の一時休止[28]等に至る騒動に発展した。

いじめやパワハラではないかという点に関しては、騒動後に掲載された市来による謝罪文の中では「最初は動揺もしたが、現在はイジメやパワハラとは思っていない」と述べている[23]

また、製品として発売されたBD / DVDのパッケージやブックレットにおいて、第1巻から第7巻の全巻でメインスタッフ一覧の中から「プロデューサー:山中隆弘」がなくなっている。収録映像上のクレジットに変更はない。ブックレット16ページの「PACKAGE STAFF」の項目で「Producer/Director:山中隆弘(KINGRECORDS)」と書かれている。これが異動であるのかなど、公式の発表などは特にない(今作での発言や活動もイベントが主であり、雑誌でのコメントもジャイアニズムVol.3のみとされ、スタッフや声優など関係者からの関連する発言もほとんどないため、詳細は不明である。アニメ誌のインタビューなどは声優、もしくは川面真也監督が務めている)。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ
パラダイム」(初回放送版 ヒトランダム、キズランダム〈第1話 - 第10話〉)
作詞 - riya / 作曲・編曲 - 菊地創 / 歌 - eufonius
キモチシグナル」(ネット配信版・BD/DVD版・AT-X再放送版 ヒトランダム、キズランダム)〈第1話 - 第10話〉)
歌・作詞 - 堀下さゆり / 作曲・編曲 - 水谷広実
「キミリズム」(カコランダム、ミチランダム〈第12話 - 第13話、第15話 - 第17話〉)
作詞 - うらん / 作曲・編曲 - 水谷広実 / 歌 - 今井マサキ
エンディングテーマ
「ココロノカラ」(ヒトランダム〈第1話 - 第5話〉)
作詞・作曲 - nyanyannya / 編曲 - Team.ねこかん[猫] / 歌 - Team.ねこかん[猫] featuring. 天乙准花
BD第1巻「ヒトランダム 上」の特典CDに収録。
「Cry out」(キズランダム〈第6話 - 第10話〉)
作詞・作曲 - nyanyannya / 編曲 - Team.ねこかん[猫] / 歌 - Team.ねこかん[猫] featuring. atsuko
BD第3巻「キズランダム 上」の特典CDに収録。
「Salvage」(カコランダム〈第11話 - 第13話〉)
作詞・作曲 - nyanyannya / 編曲 - Team.ねこかん[猫] / 歌 - Team.ねこかん[猫] featuring. 片霧烈火
「I scream Chocolatl」(ミチランダム〈第14話 - 第17話〉)
作詞 - nyanyannya / 作曲 - sham / 編曲 - Team.ねこかん[猫] / 歌 - Team.ねこかん[猫] featuring. Lia
挿入曲
「ミルクセーキ」(第17話)
歌・作詞 - 堀下さゆり / 作曲・編曲 - 水谷広実

各話リスト

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
#1 ヒトランダム 気づいた時には始まっていたという話 川面真也 野田めぐみ、大島美和 -
#2 なかなか面白い人間達 細田直人 神保昌登 瀧原美樹、出野喜則
高橋克之、堤谷典子
氏家嘉宏
渡辺亜彩美
野田めぐみ
#3 ジョバーとローブロー 島津裕行 永岡智佳 松下郁子、井嶋けい子
木下ゆうき
渡辺亜彩美
堤谷典子
野田めぐみ
#4 二つの想い 花札虎南 福多潤 佐藤麻里那、竹森由加 堤谷典子
#5 ある告白、そして死は…… 二瓶勇一 神保昌登 本田辰雄、長谷川亨雄
門智昭
-
#6 キズランダム 気づいた時にはまた始まっていたという話 増田敏彦 玉村仁 佐々木睦美、山吉一幸
出野喜則、竹森由加
服部憲知
#7 バラバラと崩れる 西田正義 平田豊 渡辺亜彩美
#8 そして誰もいなくなった 金崎貴臣 山口頼房 堤谷典子、本田辰雄
丸山修二、服部憲知
長谷川亨雄
#9 止まらない止まらない止まらない 阿部記之 永岡智佳 井嶋けい子、滝本祥子
木下ゆうき
#10 それを言葉にするということ 二瓶勇一 福多潤 服部憲知、本田辰雄
竹森由加、大島美和
#11 カコランダム 気づきを与えられて始まったという話 佐山聖子 玉村仁 寺尾憲治、山吉一幸
丸山修二、松浦里美
長谷川亨雄、出野喜則
高橋賢
#12 雪降る街へ イシグロキョウヘイ 平田豊 佐々木睦美
#13 この五人がいれば 島津裕行 山口頼房 野田めぐみ、山吉一幸
新井博慧、本田辰雄
服部憲知
#14 ミチランダム 壊れてゆく日々 山本秀世 玉村仁 佐藤麻里那、本田辰雄
山吉一幸
#15 なにも見えてない なにもわかってない 黒川智之 永岡智佳 野田康行、滝本祥子
#16 覚悟と氷解 金崎貴臣 黒川智之 堤谷典子
#17 心をつないで 二瓶勇一 福多潤 山吉一幸、本田辰雄
竹森由加、新井博慧

放送局

放送地域 放送局[29] 放送期間 放送日時 放送系列 備考
神奈川県 tvk 2012年7月7日 - 9月29日 土曜 24:30 - 25:00 独立局
東京都 TOKYO MX 土曜 25:00 - 25:30
千葉県 チバテレビ 2012年7月8日 - 9月30日 日曜 23:30 - 24:00
埼玉県 テレ玉 日曜 25:30 - 26:00
愛知県 テレビ愛知 2012年7月9日 - 10月1日 月曜 26:00 - 26:30 テレビ東京系列
近畿広域圏 毎日放送 月曜 26:20 - 26:50 TBS系列
日本全域 AT-X 2012年7月12日 - 10月4日 木曜 10:00 - 10:30 CS放送 リピート放送あり
BS11 2012年7月13日 - 10月5日 金曜 23:30 - 24:00 BS放送 ANIME+
バンダイチャンネル 金曜 24:00 更新 ネット配信
ビデオマーケット 金曜 24:30 更新
ニコニコ生放送 金曜 24:30 - 25:00
ニコニコチャンネル 金曜 25:00 更新
ShowTime 2012年7月17日 - 10月9日 月曜 12:00 更新[注 1]

BD / DVD

サブタイトル 発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 ヒトランダム 上 2012年10月24日 第1話 - 第2話 KIXA-90207 KIBA-1979
2 ヒトランダム 下 2012年11月21日 第3話 - 第5話 KIXA-90208 KIBA-1980
3 キズランダム 上 2012年12月26日 第6話 - 第7話 KIXA-90209 KIBA-1981
4 キズランダム 下 2013年1月23日 第8話 - 第10話 KIXA-90210 KIBA-1982
5 カコランダム 2013年2月27日 第11話 - 第13話 KIXA-90211 KIBA-1983
6 ミチランダム 上 2013年3月27日 第14話 - 第15話 KIXA-90212 KIBA-1984
7 ミチランダム 下 2013年4月24日 第16話 - 第17話 KIXA-90213 KIBA-1985

ゲーム

PSP用ソフト『ココロコネクト ヨチランダム』が2012年11月22日にバンダイナムコゲームスから発売された。

原作における1巻(“ヒトランダム”編)と2巻(“キズランダム”編)の間に起こったゲームオリジナル異常現象その1.5“ヨチランダム”(未来予知)にともなう、文研部々員たちの物語をアドベンチャーゲーム形式でプレイする。

キャラクターのCGがアニメーションするD.D.T (Dynamic Drama Transition)、登場人物の視点が変わることによって物語が分岐する五角形(ペンタゴン)ビューシナリオといったシステムを搭載している。

当初主題歌に「future indications」が起用される予定であったが収録見送りとなっている[30]

WEBラジオ

ココロコネクト 文研新聞〜ラジオ版〜
2012年7月6日から2013年3月29日まで、HiBiKi Radio Stationで配信されたラジオ番組。隔週金曜日配信[31]。諸事情により、2012年8月31日で配信停止となったが[28]9月14日から再開された。
パーソナリティ
ゲスト
関連商品
Vol 発売日 収録内容
「号外!ココロコネクト 文研新聞〜ラジオ版〜」
1 2012年9月26日 新規録り下ろしSP+通常配信回/#1〜#2
2 2013年3月27日 新規録り下ろしSP+通常配信回/#3〜#7

その他

アバターガチャ

テレビアニメ化に伴ってMobageにアバター衣装用のコインガチャが登場した。

トレーディングカードゲーム

  • ムービックエンスカイから発売されているトレーディングカードゲームプレシャスメモリーズに作品が参加している。
  • 前述の通り『戦国大戦 -1582 日輪、本能寺より出づる-』にて豊臣家のSS甲斐姫(桐山唯)、SSまつ(稲葉姫子)、EXまつ(永瀬伊織)として参加しているが、カードの入手は1582が稼働している間のみとなる。EXねねに関してはDVDムック「戦国大戦界 大生祭」の付録。

脚注

注釈

  1. ^ 第1話・最終話は火曜 12:00 更新。

出典

  1. ^ 庵田定夏「あとがき」『ココロコネクト カコランダム』エンターブレイン、2010年9月30日、317頁。ISBN ISBN 978-4-04-726775-6{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  2. ^ 庵田定夏『ココロコネクト ヒトランダム』エンターブレイン、2010年1月30日、315頁。ISBN ISBN 978-4-04-726290-4{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  3. ^ 庵田定夏「あとがき」『ココロコネクト ニセランダム』エンターブレイン、2010年10月29日、317頁。ISBN ISBN 978-4-4-04-727585-0{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 
  4. ^ a b c FB Online (2011年10月31日). “特報『ココロコネクト』アニメ最新情報”. FB Online. エンターブレイン. 2012年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月2日閲覧。
  5. ^ オリコン2012年ランキング2012年間文庫ライトノベルシリーズ別TOP10
  6. ^ ココロコネクト」シリーズ完結!庵田定夏先生のインタビュー&白身魚先生の秘蔵のラフを大公開!
  7. ^ 庵田定夏ロングインタビュー
  8. ^ 特集3アオイハルノスベテ
  9. ^ アオイハルノスベテ先行短編
  10. ^ ココロコネクト”. AT-X. 2013年1月10日閲覧。
  11. ^ ココロコネクト RELEASE Blu-ray&DVD ココロコネクト ミチランダム 上”. 2012年9月19日閲覧。
  12. ^ ココロコネクト RELEASE Blu-ray&DVD ココロコネクト ミチランダム 下”. 2012年9月19日閲覧。
  13. ^ ココロコネクト”. AT-X. 2013年1月10日閲覧。
  14. ^ NEWS”. アニメ「ココロコネクト」公式サイト. 私立山星高校文研部. 2012年6月25日閲覧。
  15. ^ ココロコネクト プロモーション内容に関するお詫び”. ココロコネクト製作委員会 (2012年9月4日). 2012年9月9日閲覧。
  16. ^ Blu-ray 「ココロコネクト ヒトランダム 上」 #1 オーディオコメンタリー
  17. ^ ココロコネクトBlu-ray、DVDに関するお知らせ 公式サイト RELEASE 2012年10月1日閲覧
  18. ^ アニメ「ココロコネクト」が炎上 悪趣味すぎるドッキリ企画に「いじめ・パワハラ」の声”. Yahoo!ニュース(魚拓). 2013年5月11日閲覧。
  19. ^ ココロコネクト Aパート先行上映会”. Ustream ココロコネクト公式. 2013年5月11日閲覧。
  20. ^ ココロコネクト トチランダム 大阪なんば終了後配信”. Ustream ココロコネクト公式. 2013年5月21日閲覧。
  21. ^ 「視聴者および関係者の皆様へ」”. ココロコネクト公式 - news. 2013年6月2日閲覧。
  22. ^ 「ココロコネクト プロモーション内容に関するお詫び」”. ココロコネクト公式 - news. 2013年6月2日閲覧。
  23. ^ a b 皆様へ”. 市来光弘オフィシャルブログ King of Diary (2012年9月2日). 2013年6月13日閲覧。
  24. ^ ココロコネクトの件について”. 寺島拓篤公式ブログ (2012年9月2日). 2013年5月1日閲覧。
  25. ^ 金元寿子より”. ぷろだくしょんバオバブ (2012年9月3日). 2013年5月1日閲覧。
  26. ^ 『ココロコネクト』について”. 大亀あすかオフィシャルブログ 大亀あすかの亀ブログ (2012年9月3日). 2013年6月13日閲覧。
  27. ^ 《ココロコネクトに関しての皆さまへのお知らせ》”. 水島大宙オフィシャルブログ 猫の手も借りました (2012年9月3日). 2013年6月13日閲覧。
  28. ^ a b 「ココロコネクト 文研新聞〜ラジオ版〜」配信停止のお知らせ”. 2012年8月31日閲覧。
  29. ^ ON AIR”. アニメ「ココロコネクト」公式サイト. 私立山星高校文研部. 2012年6月30日閲覧。
  30. ^ 製品に関するお知らせ公式サイト 2012年10月1日
  31. ^ 番組紹介:ココロコネクト 文研新聞〜ラジオ版〜”. 2012年6月26日閲覧。

外部リンク