ケヴィン・クライン

受賞
アカデミー賞
	助演男優賞; 1988年『ワンダとダイヤと優しい奴ら』
ゴールデンラズベリー賞
	最低スクリーンカップル賞; 1999年『ワイルド・ワイルド・ウェスト』
全米映画俳優組合賞
	男優賞（テレビ映画・ミニシリーズ部門）; 2007年『お気に召すまま』
トニー賞
	ミュージカル主演男優賞; 1981年『ペンザンスの海賊』; 演劇主演男優賞; 2017年『プレゼント・ラフター』; ミュージカル助演男優賞; 1978年『特急二十世紀』
その他の賞
	ドラマ・デスク・アワード; ミュージカル主演男優賞; 1981年『ペンザンスの海賊』; 演劇主演男優賞; 2004年『ヘンリー四世』; 2017年『プレゼント・ラフター』; ミュージカル助演男優賞; 1978年『特急二十世紀』ハリウッド名声の歩道; 2004年映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して

ケヴィン・クライン; Kevin Kline
	2011年
本名	Kevin Delaney Kline
生年月日	1947年10月24日（76歳）
出生地	アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス
国籍	アメリカ合衆国
職業	俳優、歌手
ジャンル	映画、舞台
活動期間	1972年 -
活動内容	1978年：トニー賞受賞; 1981年：トニー賞受賞（2度目）; 1988年：アカデミー賞受賞; 2017年：トニー賞受賞（3度目）
配偶者	フィービー・ケイツ（1989年 - ）
主な作品
	『ソフィーの選択』『再会の時』; 『シルバラード』『遠い夜明け』; 『ワンダとダイヤと優しい奴ら』; 『チャーリー』『デーヴ』; 『フレンチ・キス』『ノートルダムの鐘』; 『アイス・ストーム』『イン&アウト』; 『五線譜のラブレター』『美女と野獣』
受賞
アカデミー賞
	助演男優賞; 1988年『ワンダとダイヤと優しい奴ら』
ゴールデンラズベリー賞
	最低スクリーンカップル賞; 1999年『ワイルド・ワイルド・ウェスト』
全米映画俳優組合賞
	男優賞（テレビ映画・ミニシリーズ部門）; 2007年『お気に召すまま』
トニー賞
	ミュージカル主演男優賞; 1981年『ペンザンスの海賊』; 演劇主演男優賞; 2017年『プレゼント・ラフター』; ミュージカル助演男優賞; 1978年『特急二十世紀』
その他の賞
	ドラマ・デスク・アワード; ミュージカル主演男優賞; 1981年『ペンザンスの海賊』; 演劇主演男優賞; 2004年『ヘンリー四世』; 2017年『プレゼント・ラフター』; ミュージカル助演男優賞; 1978年『特急二十世紀』ハリウッド名声の歩道; 2004年映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して
備考
	ジュリアード音楽院
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ケヴィン・クライン（Kevin Kline, 1947年 10月24日 - ）は、アメリカ合衆国ミズーリ州出身の俳優。『ワンダとダイヤと優しい奴ら』（1988年）でアカデミー助演男優賞を受賞した。また、トニー賞は3度受賞している。

来歴[編集]

ジュリアード音楽院で演技を学び、舞台俳優としてスタートした。オフ・ブロードウェイ、ブロードウェイで活躍し、1978年の"On the Twentieth Century"と1981年の"The Pirates of Penzance"（『ペンザンスの海賊』）でトニー賞を受賞。その後テレビのソープ・オペラなどを経て映画界でも活躍している。

1982年、『ソフィーの選択』への出演で、日本でも顔が知られるようになった。以後はロマンスや青春物での好青年を演じたり、舞台劇仕込みの奥の深い演技や、近年ではコミカルな脇役、憎まれ役など幅広く活躍する。舞台のプロデュースも多く手掛けている。

1988年に『ワンダとダイヤと優しい奴ら』でアカデミー助演男優賞を受賞。

2017年公開の実写版『美女と野獣』にベルの父モーリス役で出演。

2017年、『プレゼント・ラフター』でトニー賞演劇主演男優賞を受賞した。

プライベート[編集]

1989年に16歳年下の女優フィービー・ケイツと結婚した。2人の間には1991年と1994年にそれぞれ息子が生まれている^[1]。

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年	邦題原題	役名	備考
1982	ソフィーの選択 Sophie's Choice	ネイサン
1983	再会の時 The Big Chill	ハロルド・クーパー
1985	シルバラード Silverado	ペイドン
1986	すみれは、ブルー Violets Are Blue	ヘンリー
1987	遠い夜明け Cry Freedom	ドナルド・ウッズ
1988	ワンダとダイヤと優しい奴ら A Fish Called Wanda	オットー・ウエスト	アカデミー助演男優賞受賞
1989	乙女座殺人事件 The January Man	ニック・スターキー
1990	殺したいほどアイ・ラブ・ユー I Love You to Death	ジョーイ
1991	ソープディッシュ Soapdish	ジェフリー・アンダーソン/ロッド・ランダル
1991	わが街 Grand Canyon	マック
1992	隣人 Consenting Adults	リチャード・パーカー
1992	チャーリー Chaplin	ダグラス・フェアバンクス
1993	デーヴ Dave	デーヴ・コヴァック/ウィリアム・ハリソン・ミッチェル大統領
1993	くるみ割り人形 The Nutcracker	ナレーター	声のみ
1994	プリンセス・カラブー Princess Caraboo
1995	フレンチ・キス French Kiss	リュック
1996	ノートルダムの鐘 The Hunchback of Notre Dame	フィーバス
1997	アイス・ストーム The Ice Storm	ベン・フッド
	危険な動物たち Fierce Creatures	ヴィンス・マケイン/ロッド・マケイン
	イン&アウト In & Out	ハワード・ブラケット
1999	真夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream	ニック・ボトム
1999	ワイルド・ワイルド・ウエスト Wild Wild West	アーティマス・ゴードン/グラント大統領	ラジー賞最低スクリーン・カップル賞受賞（ウィル・スミスと共に）
2001	アニバーサリーの夜に The Anniversary Party	キャル・ゴールド
2001	海辺の家 Life as a House	ジョージ・モンロー
2002	オレンジカウンティ Orange County	マーカス・スキナー	クレジットなし
2002	卒業の朝 The Emperor's Club	ウィリアム・ハンダート
2004	五線譜のラブレター De-Lovely	コール・ポーター
2006	ピンクパンサー The Pink Panther	ドレイフェス
	今宵、フィッツジェラルド劇場で A Prairie Home Companion	ガイ・ノワール
	お気に召すまま As You Like It		日本未公開
2007	トレード Trade	レイ・シェリダン
2008	ラブ・ダイアリーズ Definitely, Maybe	ハンプトン・ロス
2008	シラノ・ド・ベルジュラック Cyrano de Bergerac	シラノ・ド・ベルジュラック	テレビ映画、日本未公開
2009	Queen to Play		日本未公開、フランス＝ドイツ合作
2010	声をかくす人 The Conspirator	エドウィン・スタントン
2011	抱きたいカンケイ No Strings Attached	アルヴィン
2013	ラスト・スキャンダル〜あるハリウッドスターの禁じられた情事〜 The Last of Robin Hood	エロール・フリン	日本では劇場未公開、WOWOWで放送
2013	ラストベガス Last Vegas	サム・ハリス
2014	パリ3区の遺産相続人 My Old Lady	マティアス・ゴールド
2015	幸せをつかむ歌 Ricki and the Flash	ピート
2017	美女と野獣 Beauty and the Beast	モーリス
2021	幸せは、ここにある Here Today	本人
2021	ムクドリ The Starling	ラリー・ファイン博士

舞台[編集]

年	邦題原題	役名	備考
1973	尺には尺を Measure for Measure
	三文オペラ The Beggar's Opera
	三人姉妹 The Three Sisters
1975	エドワード2世 Edward II
1975	The Time of Your Life	マッカーシー
1978	特急二十世紀 On the Twentieth Century	ブルース・グラニット	トニー賞ミュージカル助演男優賞受賞
1981	ペンザンスの海賊 The Pirates of Penzance		トニー賞ミュージカル主演男優賞受賞
1985	武器と人 Arms and the Man	ブルンチュリー
1997-1998	イワーノフ Ivanov	ニコライ・イワーノフ
2001	かもめ The Seagull	トリゴーリン
2003	The Play What I Wrote
2003-2004	ヘンリー四世 Henry IV	フォルスタッフ
2007	リア王 King Lear	リア王
2007-2008	シラノ・ド・ベルジュラック Cyrano de Bergerac	シラノ・ド・ベルジュラック
2017	プレゼント・ラフター Present Laughter		トニー賞演劇主演男優賞受賞

参照[編集]

^ “Paid Notice: Deaths – CATES, JOSEPH”. The New York Times. (1998年10月15日) 2008年2月10日閲覧。

外部リンク[編集]

ケヴィン・クライン - IMDb（英語）

[NYTObit-1] “Paid Notice: Deaths – CATES, JOSEPH”. The New York Times. (1998年10月15日) 2008年2月10日閲覧。

[1]

表話編歴アカデミー助演男優賞
1936–1940	ウォルター・ブレナン（1936）ジョゼフ・シルドクラウト（1937）ウォルター・ブレナン（1938）トーマス・ミッチェル（1939）ウォルター・ブレナン（1940）
1941–1960	ドナルド・クリスプ（1941）ヴァン・ヘフリン（1942）チャールズ・コバーン（1943）バリー・フィッツジェラルド（1944）ジェームズ・ダン（1945）ハロルド・ラッセル（1946）エドマンド・グウェン（1947）ウォルター・ヒューストン（1948）ディーン・ジャガー（1949）ジョージ・サンダース（1950）カール・マルデン（1951）アンソニー・クイン（1952）フランク・シナトラ（1953）エドモンド・オブライエン（1954）ジャック・レモン（1955）アンソニー・クイン（1956）レッド・バトンズ（1957）バール・アイヴス（1958）ヒュー・グリフィス（1959）ピーター・ユスティノフ（1960）
1961–1980	ジョージ・チャキリス（1961）エド・ベグリー（1962）メルヴィン・ダグラス（1963）ピーター・ユスティノフ（1964）マーティン・バルサム（1965）ウォルター・マッソー（1966）ジョージ・ケネディ（1967）ジャック・アルバートソン（1968）ギグ・ヤング（1969）ジョン・ミルズ（1970）ベン・ジョンソン（1971）ジョエル・グレイ（1972）ジョン・ハウスマン（1973）ロバート・デ・ニーロ（1974）ジョージ・バーンズ（1975）ジェイソン・ロバーズ（1976）ジェイソン・ロバーズ（1977）クリストファー・ウォーケン（1978）メルヴィン・ダグラス（1979）ティモシー・ハットン（1980）
1981–2000	ジョン・ギールグッド（1981）ルイス・ゴセット・ジュニア（1982）ジャック・ニコルソン（1983）ハイン・S・ニョール（1984）ドン・アメチー（1985）マイケル・ケイン（1986）ショーン・コネリー（1987）ケヴィン・クライン（1988）デンゼル・ワシントン（1989）ジョー・ペシ（1990）ジャック・パランス（1991）ジーン・ハックマン（1992）トミー・リー・ジョーンズ（1993）マーティン・ランドー（1994）ケヴィン・スペイシー（1995）キューバ・グッディング・ジュニア（1996）ロビン・ウィリアムズ（1997）ジェームズ・コバーン（1998）マイケル・ケイン（1999）ベニチオ・デル・トロ（2000）
2001–2020	ジム・ブロードベント（2001）クリス・クーパー（2002）ティム・ロビンス（2003）モーガン・フリーマン（2004）ジョージ・クルーニー（2005）アラン・アーキン（2006）ハビエル・バルデム（2007）ヒース・レジャー（2008）クリストフ・ヴァルツ（2009）クリスチャン・ベール（2010）クリストファー・プラマー（2011）クリストフ・ヴァルツ（2012）ジャレッド・レト（2013） J・K・シモンズ（2014）マーク・ライランス（2015）マハーシャラ・アリ（2016）サム・ロックウェル（2017）マハーシャラ・アリ（2018）ブラッド・ピット（2019）ダニエル・カルーヤ（2020）
2021–現在	トロイ・コッツァー（2021）キー・ホイ・クァン（2022）ロバート・ダウニー・ジュニア（2023）

表話編歴全米映画俳優組合賞男優賞 (テレビ映画・ミニシリーズ)
1994–2000	ラウル・ジュリア（1994）ゲイリー・シニーズ（1995、1997）アラン・リックマン（1996）クリストファー・リーヴ（1998）ジャック・レモン（1999）ブライアン・デネヒー（2000）
2001–2020	ベン・キングズレー（2001）ウィリアム・H・メイシー（2002）アル・パチーノ（2003）ジェフリー・ラッシュ（2004）ポール・ニューマン（2005）ジェレミー・アイアンズ（2006）ケヴィン・クライン（2007）ポール・ジアマッティ（2008）ケヴィン・ベーコン（2009）アル・パチーノ（2010）ポール・ジアマッティ（2011）ケビン・コスナー（2012）マイケル・ダグラス（2013）マーク・ラファロ（2014）イドリス・エルバ（2015）ブライアン・クランストン（2016）アレクサンダー・スカルスガルド（2017）ダレン・クリス（2018）サム・ロックウェル（2019）マーク・ラファロ（2020）
2021–2040	マイケル・キートン（2021）サム・エリオット（2022）スティーヴン・ユァン（2023）

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