クラウス・テプファー

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クラウス・テプファー

クラウス・テプファーテップファーKlaus Töpfer, 1938年7月29日 - )は、ドイツ政治家環境政策専門家。キリスト教民主同盟 (CDU) 所属。1998年から2006年まで国際連合環境計画 (UNEP) 事務局長を務めた。

来歴[編集]

ドイツ国ニーダーシュレジエンのヴァルデンブルク(現在のポーランドヴァウブジフ)生まれ。マインツフランクフルトミュンスターの各大学で経済学を学ぶ。1968年ミュンスター大学博士号を取得する。政府機関勤務を経て、開発政策に関する教授、政府顧問となり、1985年ラインラント=プファルツ州環境・保健大臣に就任する。1987年ヘルムート・コール内閣の連邦環境・自然保護・原子力安全相に就任する。1994年地域計画・公共事業・都市開発相。1990年から1998年までドイツ連邦議会議員も務めたほか、CDUでは1992年から1998年まで党運営委員会(執行委員会)委員を務めた。

1998年国際連合事務次長、UNEP事務局長に就任し、UNEP本部のあるケニアナイロビに移る。2004年スマトラ島沖地震では、太平洋諸国に被害を与えた津波対策に尽力している。2006年事務局長を辞し、後任にはアヒム・シュタイナーが就任した。

外部リンク[編集]

公職
先代
ヴァルター・ヴァルマン
ドイツ連邦共和国環境相
1987年 - 1994年
次代
アンゲラ・メルケル
先代
イルムガルド・シュヴァエツェル
ドイツ連邦共和国建設・運輸相
1994年 - 1998年
次代
エドワルド・オスワルド