カウントダウン

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カウントダウン英語: countdownロシア語: Обратный отсчёт中国語: 倒計時)とは、特定の時間や、特定の状態になるまでの秒数や日数を数えること。秒読み。

概要[編集]

閉店のカウントダウン

主に大晦日には年越しの時間帯になると、有名スポットやコンサート会場、ラジオ放送の中継地など世界各地でカウントダウンイベントが行われる。

また、マラソン駅伝と言ったスポーツの大会でもスタート地点で開催される。

有名なカウントダウンの1つにロケットスペースシャトルの打ち上げが挙げられる。正確には「T minus Time」であり、Tは発射時間(time before launch)の略である。なお、ロケット発射時のカウントダウンは、1929年制作のフリッツ・ラングによるSF映画、『月世界の女』に由来している。

その他の用法としては、音楽番組や雑誌などで今週のヒット曲を紹介するときにカウントダウンと称することが多い。様々な国の番組や番組内のコーナーでカウントダウンを名前の一部に取り入れている。例えば、1970年代から1980年代までオーストラリア国営放送で「カウントダウン」という音楽番組が放送されていた。

3月21日は、「カウントダウンの日」となっている。

カウントダウンのタイミング[編集]

カウントダウンの開始や終了のタイミングは様々で有るため、失敗を防ぐためには統一が必要である。

開始[編集]

カウントダウンを呼称し始める秒数は、3秒や10秒など、国家や地域、行事により様々である。

終了[編集]

カウントダウンの終了し何かを実行するタイミングは0秒や1秒、-1秒と国家や地域、行事により異なる。

  • 0秒 - T minus Timeと呼ばれる。0秒が目的の時間である。3,2,1,スタートなど。ロケットの発射やイベント一般で用いられる。
  • 1秒 - 一秒を読み上げると同時に何かを実行する。3,2,スタートなど。何か力を合わせる作業の意思疎通などで使われる。
  • -1秒 - ゼロを読み上げた次に何かを実行する。3,2,1,0,スタートなど。ミサイルの発射や幼児向けイベントで用いられる。

主なカウントダウン[編集]

テレビ番組[編集]

ラジオ番組[編集]

年越し[編集]

カウントダウンコンサート[編集]

イベント[編集]

その他[編集]

関連項目[編集]

  • フィルムリーダー - 映画フィルムの冒頭・末尾に確保される、本編映像が記録されていない部分。冒頭のフィルムリーダーには、映写機の調整の目的で、カウントダウンが表示される。