ウスティオ共和国

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ウスティオ共和国(ウスティオきょうわこく、Republic of Ustio)は、ナムコPlayStation 2フライトシューティングゲームACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR』に登場する架空国家。地理や産業、歴史の特色から、モデルとなった国家はチェコと考えられている(ただしスイスポーランドとも類似点があることから、公式見解がない以上断定はできない)。

概要

ベルカ連邦を構成する自治領だったが、財政難に荒れたベルカ公国が財政再建のため、1988年にベルカ連邦法を改正。それに伴い同年5月12日、独立を認められた。

1995年、ウスティオ領内に大量の天然資源が眠っていることが判明し、これによってベルカ軍は1995年3月25日にオーシア連邦、サピン王国、ウスティオ共和国に宣戦布告し侵攻、わずか数日でウスティオ共和国は戦力と領土の大半を失う。壊滅的な被害を受けたウスティオ臨時政府とウスティオ共和国軍はわずかに残った山岳地帯を足がかりに外国人傭兵部隊を編成し、反撃のためにオーシア連邦、サピン王国、ユークトバニア連邦共和国等と共に連合軍を結成し再び領土全てをとりもどした。(ベルカ戦争

首都のディレクタス市は39万の人口を擁し「内陸の宝石」と謳われる古都である。ディレクタス市内中央を流れるグレースケレ川に沿って5つの地区行政区域に分けられており、ビルなど近代的な建物の他、鐘楼を中心に中世の面影を残す建造物も存在する。また、古くから優れた精密機器職人を輩出するなど工業水準が高く自治領時代、ベルカの工業力を支えた影の立役者として名を馳せた。

地理

都市

ディレクタス市のモデルとなったベルン市
  • ディレクタス(Dilectus) - ウスティオ共和国首都。ウスティオ領中央部に位置していて、市内を流れるグレースケレ川に沿って5つの行政区画に分けられている。街中にはビルのような近代的建築物がある一方で、鐘楼といった中世の面影を有する建物も存在する。ベルカ戦争時にはベルカ軍の占領下にあったが1995年5月13日の戦闘の果て、同日17時にベルカ軍は敗北しディレクタスは開放され、町には市民が鳴らす鐘の音が鳴り響いた。その後、解放を祝って毎日17時には鐘が鳴らされている。ちなみに舞台設定においてはチェコのプラハがモデルとしては近いが、ゲーム内のマップにはスイスの首都ベルンの衛星画像が使われている。
  • ソーリス・オルトゥス(Solis Ortus) - ディレクタス南西の山間部に位置する町。ベルカ戦争時に占領されるも1995年5月12日早朝に連合軍の空挺降下作戦によって解放され、ディレクタスへの進軍拠点となった。ソーリス・オルトゥス(Solis Ortus)とはラテン語日の出の意。

地域

  • B7R - 旧ベルカの最重要防衛線。その地の正式名称は一切不明。旧ベルカ、ウスティオ国境に位置していた、天然資源が豊富に埋蔵された地。

基地

  • ヴァレー空軍基地 (Valais Air Base)
ウスティオ共和国領北東部の山岳地帯に立地する、ウスティオ空軍の基地。陸路での移動が困難な立地条件が幸いし、首都ディレクタスとは異なり、ベルカ軍の侵攻は免れた。そのため、ウスティオ臨時政府によって反撃の拠点とされ、以来この基地を本拠地とする傭兵部隊「第6航空師団」が重要な役割を果たす。
1995年4月2日に、ベルカ空軍の爆撃機編隊に接近されるも、基地北西の空域に於いて基地所属航空隊により撃退、基地への爆撃は回避された。しかし、1995年12月25日にクーデター軍「国境無き世界」の重巡航管制機「XB-0」を中心とする航空部隊に奇襲を受け、ベルカ戦争開戦以来初めて大打撃を被った。

ウスティオの軍事

ベルカ戦争以前は小規模ながら軍隊を有していたようだが実態は不明。

戦争中、傭兵達が多々集まりウスティオの窮地を救ったとされている。その中でヴァレー空軍基地所属部隊が大活躍をしていた。