ウィリアム・アイアトン

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ウィリアム・アイアトン
生誕 1955年(68 - 69歳)
日本の旗 日本東京都
出身校 上智大学卒業
職業 実業家映画プロデューサー
ワーナーエンターテイメントジャパン(現・ワーナー ブラザーズ ジャパン合同会社)元代表取締役社長
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ウィリアム・アイアトン英語: William Ireton1955年 - )は、日本実業家映画プロデューサーワーナーエンターテイメントジャパン(現・ワーナー ブラザーズ ジャパン合同会社)元代表取締役社長。ニックネームは「あやとん」[1]

人物・経歴[編集]

東京都出身[2]1976年上智大学卒業[2]。父は米国人、母は日本人で、日本で育つ[2]。会社ムービー・テレビ・マーケティングを経営し、海外向けの英文映画業界誌「ムービー・TV・マーケティング」を創刊した父の影響で、幼い頃から映画に関心を持つ[2]1976年東宝東和に勤務、1980年に父の会社を経て、1988年にタイム・ワーナー・エンターテイメントジャパンの映画部門、ワーナー・ブラザース映画の日本代表[2]。『マトリックス』3部作や『ハリー・ポッターシリーズ』、『ラスト サムライ』、『硫黄島からの手紙』などの配給で中心的な役割を果たす[2]2006年からワーナーエンターテイメントジャパン(現・ワーナー ブラザーズ ジャパン合同会社)代表取締役社長[2]。映画製作、マーケティングおよび配給、テレビ番組の配給、さらにデジタル配信を含むホームエンタテインメント、コンスーマー向け製品やビデオゲームなど、日本における幅広い事業を統括[3]。また、邦画製作事業を立ち上げ、7年間で49本の作品を手掛け、ローカルプロダクションで貢献[3]。総興行収入1億ドルを超える『るろうに剣心』シリーズ、『パラダイス・キス』、『最後の忠臣蔵』、『藁の盾』、『黒執事』、『許されざる者』(クリント・イーストウッドの『許されざる者』のリメイク作品、渡辺謙主演)などを製作[3]

息子が二人おり、長男マシュー・アイアトンは吉本USAのCEO(吉本興業が15年に映画「マクベス」を配給した際に父のアイアトン・エンタテイメントと業務提供した縁も)。次男ウィル・アイアトンWBCフィリピン代表などやテキサス・レンジャーズとのマイナー契約を経てロサンゼルス・ドジャースでデータ分析を担当し、2024年には大谷翔平通訳として脚光を浴びた[4]

出典[編集]

  1. ^ ドジャース大谷翔平の臨時通訳は「あやとん」と呼ばれたワーナー映画元代表の父 誠実ぶり継承” (2024年4月1日). 2024年4月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g ウィリアム アイアトン コトバンク 2019年10月13日閲覧
  3. ^ a b c ソニー・ピクチャーズ インターナショナルプロダクションズの日本代表にウィリアム・アイアトンが就任 株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 2019年10月13日閲覧
  4. ^ ドジャース大谷翔平の臨時通訳は「あやとん」と呼ばれたワーナー映画元代表の父 誠実ぶり継承” (2024年4月1日). 2024年4月1日閲覧。