イリーナ・ロドニナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イリーナ・ロドニナ
Irina Rodnina
フィギュアスケート選手
1970年のロドニナと当時のパートナー、アレクセイ・ウラノフ
生誕 (1949-09-12) 1949年9月12日(74歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国旗 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国モスクワ
選手情報
世界フィギュアスケート殿堂 1989年
代表国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
引退 1980年
指導者情報
役職 統一ロシア党 下院議員
元指導選手 ラトカ・コヴァジーコヴァーレネ・ノヴォトニー
獲得メダル
フィギュアスケート
オリンピック
1972 札幌 ペア
1976 インスブルック ペア
1980 レークプラシッド ペア
世界選手権
1969 コロラドスプリングス ペア
1970 リュブリャナ ペア
1971 リヨン ペア
1972 カルガリー ペア
1973 ブラチスラヴァ ペア
1974 ミュンヘン ペア
1975 コロラドスプリングス ペア
1976 イエテボリ ペア
1977 東京 ペア
1978 オタワ ペア
欧州選手権
1969 ガルミッシュ
パルテンキルヒェン
ペア
1970 レニングラード ペア
1971 チューリッヒ ペア
1972 イエテボリ ペア
1973 ケルン ペア
1974 ザグレブ ペア
1975 コペンハーゲン ペア
1976 ジュネーヴ ペア
1977 ヘルシンキ ペア
1978 ストラスブール ペア
1980 イエテボリ ペア

イリーナ・コンスタンチーノヴナ・ロドニナロシア語: Ирина Константиновна Роднина, ラテン文字転写: Irina Konstantinovna Rodnina, 1949年9月12日 - )は、旧ソビエト連邦出身の女性フィギュアスケート選手(ペアスケーティング)。 1972年札幌オリンピック1976年インスブルックオリンピック1980年レークプラシッドオリンピックペア金メダリスト。 1969-1978年世界フィギュアスケート選手権ペアチャンピオンで、オリンピック3連覇と欧州選手権10連覇(11回優勝)及び 世界選手権10連覇を誇る史上最強の「ペアの女王」。 パートナーは夫でもあるアレクサンドル・ザイツェフ(1972年以降)とアレクセイ・ウラノフ(1964年から1972年まで)。統一ロシア党の下院議員。

人物[編集]

ロシア語読みでは「イリーナ・カンスタンチーナヴナ・ラドニーナ」が近い。

1975年4月にペアを組むアレクサンドル・ザイツェフと結婚。出産のために競技を1年間休み、1979年2月に長男を出産した。翌シーズンから競技に復帰した。

引退後ザイツェフと離婚、映画プロデュサーのレオニード・メコフスキーと再婚して長女を出産。その後コーチとして長くアメリカで活動した後帰国し、ロシア連邦下院議員に転じた[1]。メコフスキーとの離婚後は独身。

経歴[編集]

2010年
2013年
2018年

1964年からアレクセイ・ウラノフとペアを組む。1969-1972年世界フィギュアスケート選手権優勝。1972年札幌オリンピックで金メダルを獲得。

1971-1972年シーズン後、アレクセイ・ウラノフとのペアを解消。当時19歳のアレクサンドル・ザイツェフと組む。1973-1978年世界フィギュアスケート選手権優勝。1976年インスブルックオリンピックで2大会連続となる金メダルを獲得。1980年レークプラシッドオリンピックでペア史上初の3大会連続となる金メダルを獲得[2]

1979-1980年シーズン終了後に現役を引退。引退後はコーチとして活躍し、1995年世界フィギュアスケート選手権ペア優勝のラトカ・コヴァジーコヴァーレネ・ノヴォトニーらを育てた。1989年世界フィギュアスケート殿堂入り。2014年ソチオリンピック聖火リレーにおける最終聖火ランナーをつとめた。

主な戦績[編集]

大会/年 68-69 69-70 70-71 71-72 72-73 73-74 74-75 75-76 76-77 77-78 78-79 79-80
オリンピック 1 1 1
世界選手権 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
欧州選手権 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

脚注[編集]

  1. ^ 「舞踏会のあとで」 ロシアNOW 2014年11月4日 アレクセイ・デニソフ
  2. ^ 冬季オリンピックにおける3連覇は、フィギュアスケート男子シングルのギリス・グラフストローム、同女子シングルのソニア・ヘニー、ノルディック複合個人のウルリッヒ・ベーリンク、スピードスケート女子500メートルのボニー・ブレア、同女子5000メートルのクラウディア・ペヒシュタイン、リュージュ男子1人乗りのゲオルク・ハックル、そしてこのロドニナの7人だけである。

外部リンク[編集]