イナズマイレブン2 脅威の侵略者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。203.95.50.158 (会話) による 2015年6月23日 (火) 09:12個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

イナズマイレブン2 脅威の侵略者
ファイア / ブリザード
ジャンル 収集・育成サッカーRPG
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 レベルファイブ
発売元 レベルファイブ
メディア DS専用カード
発売日 日本の旗 2009年10月1日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 約114万本
テンプレートを表示

イナズマイレブン2 脅威の侵略者』(イナズマイレブンツー きょういのしんりゃくしゃ)は、レベルファイブが製作し、2009年10月1日発売したニンテンドーDS収集育成サッカーRPG

概要

イナズマイレブン』の続編に当たる。2009年10月1日に『ファイア』『ブリザード』の2つのバージョンが発売された。『ファイア』と『ブリザード』は基本的内容は同じだが、登場するキャラクター、ライバルチーム(プロミネンスかダイヤモンドダスト)、必殺技が若干異なる。劇中のアニメーションは、前作およびテレビアニメ版の制作を手がけるオー・エル・エムが担当。2009年12月16日、発売から約2ヵ月半で合計出荷本数が100万本に達した[1]

ストーリー

無名の弱小サッカー部雷門中学校がフットボールフロンティアで優勝!円堂達はインタビューや写真撮影で多忙な時間を過ごしていた。決勝戦から1週間後、久しぶりに皆で河川敷に集まり練習を始めようとした時、雷門中に黒い流星の様な物が降ってきた。

主要人物

円堂守(えんどう まもる)
主人公。ポジションはGK。雷門サッカー部キャプテンで、熱い心の持ち主。
豪炎寺修也(ごうえんじ しゅうや)
ポジションはFW。雷門サッカー部のクールなエースストライカー。
鬼道有人(きどう ゆうと)
ポジションはMF。元帝国サッカー部のキャプテンで、天才ゲームメーカーと呼ばれている。
吹雪士郎(ふぶき しろう)
白恋中学校2年生。白恋中サッカー部のキャプテン兼エースストライカー。FW/DF。二重人格者。
吉良瞳子(きら ひとみこ)
謎めいたイナズマキャラバンの監督。エイリア学園のことに詳しい。

新システム

ロングシュート
前作ではシュートをするには選手がゴールと一定の距離に入り、ゴールをタッチする必要があったが、今作では画面に表示されたSのアイコンをタッチすると長距離のシュートが打てるようになった。Lのマークがついた必殺シュートもこの時選択が可能である(覚えていなかった場合は通常のシュートが発動するが、ゴールまで届くとは限らない)。
シュートブロック
シュートの範囲内にキーパー以外でBのマークがついた必殺技を覚えた選手がいれば、「シュートブロック」を行うことが可能。シュートブロックは敵のシュートを止めたり、威力を弱めたりすることができる。必殺技のロングシュートはキーパーかこのシュートブロックでしか止めることができない。『イナズマイレブン3 世界への挑戦!!』では、「○○中シュートブロック!!」などのエフェクトが追加された。
バーニングフェーズの発動方法
前作では一定の時間内に3発のシュートを打ち込むことで発動したが、今作では任意のタイミングでLかRボタンを押しつづけることで各チーム一試合中一回だけゲームの時間で14分間発動できるようになった。これにより、攻防共に戦略の幅が広がった。
キーマン
選手のフォーメーションを変える画面でサブコマンド「キーマン」を選択するとその選手によってチーム全体の能力が変化する(その代り、前作にあったさくせんコマンドは廃止)。
キャラチェンジ
一部選手は「キャラチェンジ」を行うことができる。キャラチェンジを行うと、選手の性格が変化し、ポジション、能力、必殺技、属性が変化する。なお、このシステムは『イナズマイレブン3』以降は採用されていない。
スキル
選手の中には必殺技の代わりに特殊な「スキル」を覚える者もいる。スキルには自身の能力を上昇させたり、チーム全体の能力が上昇したり、一定の確率で必殺技やコマンドバトルの成功率や上昇する物など様々。スキルも秘伝書で覚えさせることができる。
エクストラ対戦ルート / プレミアム対戦ルート
エクストラ対戦ルートは、前作の練習試合に相当し、今まで対戦したチームと対戦することができる。前作の練習試合と大きく異なる点は、マスを進めて行く事と、最後まで進むと賞品が得られることである。プレミアム対戦ルートは本編クリア後の特典で、最大の特徴はチームの枠に囚われず様々な選手が入り乱れたチームと対戦ができること、挑戦するには様々な条件を満たさなければならないことである。プレミアム対戦ルートでは特典で特定の選手のスカウトが可能になる場合がある(例:円堂カノン(ファイア)、豪炎寺真人(ブリザード)。
キーパーの優位性
キーパーがゴール付近でボールを持っているときの能力に大幅な補正がかかり、競り合いなどに勝ちやすくなった。なお、その状態のキーパーに必殺技を使うこともできなくなった。
アイテムの使用不可
今作では、試合中にGP・TPを回復させるアイテムが使用不可能になった(エンカウントバトルではいくらでも使用できる)。そのため、難易度、手先起用、緊張感、は上がっている。
必殺技の進化
今作より、「必殺技の進化」というシステムが採用された。これは、必殺技を使い続けていくと、技がより強力になるというものである(その際、技の後ろにという文字が付加される)。さらに、普通の必殺技よりも強い究極奥義という技も新登場。究極奥義は進化が普通の必殺技よりも遅い分、破壊力が大きくなる(究極奥義はG1から始まり、使い続けていく毎にG2、G3、G4、最終的にG5まで進化する)。選手の成長の早さが早熟・基本・晩成と設定されているように、必殺技にも速さが設定されている。

主題歌

ファイア
ブリザード

スタッフ

  • プロデューサー / 企画・シナリオ:日野晃博
  • ディレクター:藤井毅宏
  • キャラクターデザイン:長野拓造
  • 作曲 / サウンドディレクター:プロキオンスタジオ、光田康典
  • テクニカルディレクター:赤坂泰洋
  • キャラクターアートディレクター:藤井毅宏
  • マップアートディレクター:佐々木秀信
  • プランニングディレクター:赤坂健
  • エフェクトディレクター:幸谷賢明
  • プログラムディレクター:掘一夫
  • シナリオ:佐々木千恵、友野祐介
  • アニメーション制作:オー・エル・エム
  • アニメーションエグゼクティブプロデューサー:奥野敏聡
  • アニメーション監督:宮尾佳和
  • アニメーションキャラクターデザイン/作画監督:をがわいちろを

脚注

外部リンク