アルマヴィル (ロシア)

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アルマヴィル
Армавир
アルマヴィルの市旗 アルマヴィルの市章
市旗 市章
座標 : 北緯45度00分0秒 東経41度07分0秒 / 北緯45.00000度 東経41.11667度 / 45.00000; 41.11667
歴史
成立 1839年
行政
ロシアの旗 ロシア
 連邦管区 南部連邦管区
 行政区画 クラスノダール地方の旗 クラスノダール地方
 市 アルマヴィル
市長 Andrei Chartschenko
地理
面積  
  市域 280 km2
標高 190 m
人口
人口 (2021年現在)
  市域 187,177人
  備考 [1]
その他
等時帯 モスクワ時間 (UTC+3)
郵便番号 352900 – 352947
市外局番 +7 86137
ナンバープレート 23、93
公式ウェブサイト : http://www.armawir.ru/

アルマヴィルロシア語: Армави́р, Armavir)はロシアクラスノダール地方の都市でクバン川の左岸に位置している。クラスノダール地方では、州都クラスノダールに次ぐ産業都市であり、交通の要衝でもある。人口は18万7177人(2021年)。

歴史[編集]

1839年クバーニ地方に住むアルメニア系民族・チェルケソガイ(Cherkesogai, Черкесогаи)の人々が、この地に移住し村を築いた。当時はアルミャンスキー・アウール(Armyansky aul, Армя́нский ау́л)という名であったが、1848年アルメニアの古都アルマヴィルに敬意を表し改名され、1914年1月18日に都市としての地位が与えられた。1875年にはロストフ・ナ・ドヌからアルマヴィル・ウラジカフカスを経てバクーに至る鉄道が開通し、さらに1908年にはアルマヴィルからトゥアプセへの鉄道も着工した。

1918年から1920年までのロシア内戦ではボルシェヴィキに対してアルメニア人や山岳民族などが立ち上がり、数多くの残忍な戦いが近隣で繰り広げられたが、やがて平定され、1920年3月にはアルマヴィルにソビエトが成立した。1941年から1945年までの第二次世界大戦独ソ戦)時にはアルマヴィルもドイツ国防軍に占領されたが、1943年に解放された。

経済・交通[編集]

アルマヴィル周辺は肥沃なことから、食品加工業が広く行われている。20世紀後半から機械や生産設備などの工業も発達している。また、鉄道の要衝でもあり、ロストフ・ナ・ドヌからバクーへ向かう路線が通るほかトゥアプセへ向かう支線がある。両路線とも北カフカース鉄道支社が運営を行っている。都市交通機関は1973年より整備され、トロリーバスマルシュルートカが重要な役割を担っている。またロシア軍のミサイル早期警戒システムのレーダーが維持されている。

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

  1. ^ citypopulation”. 2023年4月30日閲覧。

外部リンク[編集]