アルスラーン・シャー

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アルスラーン・シャー(? - 1176年)は、イラン西部とイラクを支配したイラク・セルジューク朝の第8代スルターン(在位:1161年 - 1176年)。

父は第3代スルターンのトゥグリル2世。父は1134年に死去したが、そのときはまだ幼かったため、生母がアゼルバイジャンを領有していた有力なマムルークであるイル・ドュグュズと結婚し、その養育を受けた。イラク・セルジューク朝では内紛が続いていたが、1161年にイル・ドュグュズはスライマーン・シャーを廃してアルスラーンを擁立。その功績によりドュグュズに大アタベクの称号を与え、アルスラーンは1176年に死去するまでドュグュズとその一族の傀儡として利用された。

先代
スライマーン・シャー
イラク・セルジューク朝
1161年 - 1176年
次代
トゥグリル3世