アリーズ

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アリーズ』は、冬木るりかのファンタジー漫画。『月刊プリンセス』にて連載された。作者が独自に解釈想像したギリシア神話をベースにしている。初期は読み切りとして描かれたが、後に連載になってしまったため、1話と以後の話では設定の変更がある。1990年にはOVA化もされた。

プリンセスGOLD』2006年11+12月号より、続編『アリーズII〜蘇る星座宮〜』が連載され、『プリンセスGOLD』2012年5月号からは、神代編『アリーズZERO〜星の神話〜』の連載が開始した。

あらすじ

神話の時代。かつての恋人、大地の女神デメテルを訪ねた冥府の王ハデスは、デメテルの娘でまだ幼いベルセフォネーと出会う。数年後、成長したベルセフォネーが冥府を訪れ、体調を崩したデメテルを見舞うようハデスに懇願する。

その頃、ゼウスはベルセフォネーをオリンポスに迎えようとしていた。ゼウスに対し、ベルセフォネーはハデスに嫁ぐと宣言する。ベルセフォネーは幼い頃出会ったハデスが忘れられずにいたのだった。デメテルも了承し、ベルセフォネーは冥府へと嫁ぐ。

しかしゼウスは諦めていなかった。伝令神ヘルメスに命じ、ベルセフォネーをオリンポスに連れ去ってしまう。ハデスはベルセフォネーを救出するが、女神ヘラに隙を突かれ、ハデスをかばったベルセフォネーはヘラの凶刃に命を落とす。ベルセフォネーは死の間際、「私たちは必ずもう一度出会う。そのときは誰よりも早く私を見つけ出して」とハデスに言い遺した。

そして現代日本、聖和学園。高等部2年生で同じクラスの天野翔と佐倉亜理沙は毎日のようにケンカをしている犬猿の仲だ。だが彼らこそ、ハデスとベルセフォネーが転生した姿だった。『ティターン神族再興のカギ』を運命付けられている亜理沙の周りには、転生した神々が集まり、彼女を手に入れようと様々な事件を起こす。約束通りベルセフォネーを見つけ出したハデスは、記憶の戻らない彼女を守って彼らと戦っていく。

登場人物

ベルセフォネー(佐倉亜理沙)声:川村万梨阿
現世では翔のクラスメイト。母親は有名な占星術師で、その影響で星占いが得意。学校でも『星座宮クラブ』という占いのクラブを作っている。非常に元気な少女で、翔とはケンカ友達のような間柄だった。翔のことは「天野」と苗字で呼んでいた。
デメテルが封印をかけていたため、物語の終盤までベルセフォネーとして覚醒できなかった。「ティターン神族再興のカギ」「復活の星」と呼ばれ、ゼウスなどから付け狙われる。彼女が愛し愛され心を通わせるものに全能の力を与えるよう、ガイアに運命付けられていた。母の昔の恋に憧れるあまりハデスが未だにデメテルを愛していると誤解し、彼の自身に対する愛を信じようとはしなかった。
ハデス(天野翔)声:井上和彦
現世では聖和学園高等部2年生、17歳。天文部の部長。無愛想だが深い優しさを持っている。亜理沙にはしょっちゅう絡んで憎まれ口を叩きあっている。亜理沙の記憶が戻るまでは、亜理沙のことは「佐倉」と苗字で呼んでいた。両親はギリシアに海外赴任しており、マンションで1人暮らしをしている。
物語当初はベルセフォネーに危害を加えるものは容赦なく殺したり罰を与える冷酷な性格に描写されていたが、次第に無益な争いは好まず、他人の為に自分を犠牲にするような性格として描かれるようになった。雷と暗闇を操ることが出来る。自身が嫌悪し憎んでいても誰かにとっては何より大切な存在であることが頭にないため、ヘルメスのゼウスに対する忠誠心をあまり理解できない。優柔不断で盲信的でヘカーテの裏切りを信じようとせず、その事実を告げたポセイドンに筋違いの敵意を抱いたり、教母レアが誰一人として子供である自分達を愛していないにも関わらず中々倒す決心が出来ずに味方の足を引っ張ることが多いため、唯一愛している筈のゼウスすら彼女に世界を与える道具でしかない真相は知らないままだった。
ポセイドン(一条鳴海)声:難波圭一
現世では一条財閥の三男坊で大学生、20歳。覚醒は早かったらしく、財力もあるため現世でも多数の有能な部下を持つ。前世では世界の覇権をゼウスと争っていた。現世でも野望を持っていたが、ハデスと関わるうちに彼の存在や生き方に大きな力を感じハデスに協力することに価値を見出していく。アンフィトリテをハデスと戦うための盾にされ、命を落としかけた自身を救おうとレアの水晶球を破壊して絶命したため、ハデスに近い甘さを切り捨て戦う決意を固めた。
性格は少々気障で、亜理沙のことは「お嬢さん」と呼ぶ。水を操ることができ、自身の体を水に変える能力もある。
ゼウス(泉圭介)声:塩沢兼人
読み切りだった第1話では聖和学園の化学教師・鈴木という設定だった。連載設定により教師の設定は消滅し、後の話では有名作曲家・泉圭介として出てくる。
一度ポセイドンに重傷を負わされたが、分身であるデュオニュソスを取り込み完全体となる。
好色で、ヘラの嫉妬心や不安感を煽る。ガイアの意思を曲げたレアによって全能神となるが、支配者としての器は大きい。人間を滅ぼして神代の復活を目指しており、そのカギとなる亜理沙を手に入れようとする。風を操る力に優れる。あれだけ色狂いの所業をしておきながら、実は愛妻家。
デメテル(香月ゆりえ)声:玉川紗己子
前世ではか弱く、すぐに運命に流されてしまう性格だった。ハデスと恋仲であったが、ハデスがオリンポスを追放された後、ゼウスに犯されベルセフォネーを産む。その後はベルセフォネーが生き甲斐となった。現世では亜理沙の叔母で風景写真家。盲目的なまでに亜理沙を守ろうとし、アポロンの悪戯に踊らされてハデスを殺害しようとしたことすらある。非常に視野が狭く、自身の手の中に亜里沙を閉じ込めることが愛情だと勘違いしていた。現世での姉が「佐倉亜里沙の母」である事実を軽んじており、前世での母親の自身こそが"真の母"だと言わんばかりに身勝手な行動に走り、妹の自身を愛する沙織の心情を最後まで思い遣ることは出来なかった。
亜理沙がベルセフォネーとしてなかなか覚醒できなかったのは、その魂に三重の封印をかけていたからだった。再び亜理沙を殺害しようとしたヘラの手にかかった。大地を操り、地震を起こしたり植物を操ることができる。
ヘルメス(麻宮利巳)声:堀川りょう
現世では17歳。現世でゼウスに再会し、家族を捨てて再び仕える事に。ゼウスの忠実な部下。ゼウスに絶対の忠誠を誓っており、前世でも現世でもベルセフォネーを手に入れるために様々な策を弄する。敵でありながら何度も救ってくれたハデスに対しては恩義を感じている。ディオニュソスとハデスが戦ったときはハデスをサポートした。その戦いの最中、行動を共にしたエリスに惹かれる。アポロンとは神代からの親友である。
アポロン(紫城輝)
無邪気で悪戯好き。妹のアルテミスが大好き。ゼウスに後継者として猫かわいがりされているが本人は辟易していて、よくゼウスを「おっさん」と扱き下ろしている。しかし嫌っているわけではない。
現世では亜理沙たちの後輩、中等部2年生。基本的にハデスの味方だが、アルテミスが自分よりもプロメテウスを選んだことにショックを受けてゼウスの下に奔った。神代に戻ればアルテミスを取り戻せると無邪気に思っていたが、ゼウスの計画の真意を知り、ゼウスと決別しハデスたちと今の世界を守る決心をした。アルテミスの恋も応援できるほどに成長する。
ヘラ(堤麻弥子)声:榊原良子
読み切りだった第1話ではヘラは平という女子生徒で、ゼウスである教師・鈴木に近づく女生徒を次々殺害していた。亜理沙をも殺そうとしたため、ハデスに殺される。後に連載が決まってしまい、作者はヘラを死亡退場させてしまったことに一番慌てたという。ハデスにも不明な方法で蘇り人気歌手・堤麻弥子として復活したことになったが、ゼウスとは異なり読み切りの設定の延長線上の再登場になった。
ゼウスの愛を失うことを何より恐れており、ベルセフォネーが自分を差し置いて正妻になるのではと思っている。ゼウスに愛されたいという女心をポセイドンに利用され、ゼウスの弱点を教えてしまったこともある。ハデスに敗れたゼウスと運命を共にした。
レア 声:山田栄子
大母神。ハデス達の前世の母。ゼウス以外の子供たちを母親として愛したことはなく、前世ではクロノスを倒した功労者であるハデスやポセイドンを策略をもってオリンポスから追放した。
現世では幼女の姿をしており、現世名は不明。ゼウスを陰で操り、ヘルメスや部下たちからは「教母様」と呼ばれている。どこかの山中にオリンポスを再興している。ハデスがレアを殺すことがベルセフォネーの記憶の最後の封印で、それを知ったゼウスはレアを捕らえる。見捨てられたことを悟った彼女は怒りで自分を急速成長させ、10代半ばの少女の姿になる。成長したことで自分の力に耐えうる体を手に入れたレアは、ハデスとポセイドンに戦いを挑むが敗れる。星を操る。
母親としてゼウスだけを愛していたように思われていたが、世界を自分に捧げる道具として必要としただけである。そのことを自覚できないまま死に至ったため、当のゼウスだけが道具としての愛玩だと知っていた。
ディオニュソス
暗黒神。元々はレアが分離させたゼウスの力の一部、ゼウスの影とも言うべき存在。ゼウスがポセイドンに重傷を負わされたとき、レアに呼ばれて再興オリンポスの一時的な主となった。実は番犬でしかない。残忍で邪悪な性格で、気分によって侍従を惨殺したりする。ゼウスの影という存在から脱するために亜理沙を狙う。
彼の専横を危惧したヘラはゼウスが復活するまでの間エリスを通じてハデスに力を貸し、ヘルメスはハデスと行動を共にした。エリスの自爆で倒されたが、人格を失ったディオニュソスの力はゼウスに戻り、ゼウスを完全なものにした。それこそがレアの狙いだった。
エリス(斉藤理恵)
ヘラとゼウスの娘。威勢がよくサバサバした少女。作中で現世名が使われることはなかった。
同化した相手の力を底上げすることができる。また、敵を同士討ちさせる術も使える。敬愛するヘラの命を受けて、ディオニュソスと戦うハデスに力を貸す。行動を共にしているうちに次第にハデスに心惹かれていく。ハデスの思いは理解しているが、嫉妬から亜理沙にちょっとした意地悪をしたこともある。ディオニソスの体に入り込み、自爆した。
プロメテウス(松野尾多季景)
前世ではハデスたちがクロノスと戦うことを助けた。後に人間に火を与えることを求め、ポルピュリオンの反乱軍に加わりゼウスと戦った。ゼウスに破れその器の大きさを認める。火を盗み出して人間に与えた。ヘルメスの母方の大叔父。そのため、ヘルメスを唆して策謀をめぐらすこともある。たかが一人の人間の命など世界に比べれば塵芥という考えを有しており、他人も同じ考えだと錯覚してベルセフォネーの永遠の仮死を実行しハデスの絶望によりギリギリの線までとはいえ世界の破滅を招いてしまう。
現世では山奥の小さな診療所の医師をしている。亜理沙がいなければゼウスの野望は達成できないと考え、薬で亜理沙を仮死状態にした。しかしそれはハデスを絶望させ、暴走を招いてしまう。ゼウスに対抗しうるのはベルセフォネーとハデスだけであるという未来を予見し、亜理沙の仮死状態を肩代わりした。
アルテミス(沖野明夜)
アポロンの妹で月の女神。男勝りだが、心を許した相手には女性らしい面を見せる。現世では前世で恋したプロメテウスに付き従っている。亜理沙をおびき出すため同級生に術をかけ、診療所近くのスキー場へ旅行に行くよう仕向けた。
プロメテウスが仮死状態になった後身を隠すが、プロメテウスの意思を引き継ぎアポロンと共にハデスに加勢する。
ヘカーテ(松本小夜子)
前世ではオリンポスを追われたハデスに付き添って冥府へ下り、部下となった。氷を操ることができる。ハデスを愛していたが、ベルセフォネーが亡くなった後もハデスに受け入れられることはなかった。ヘルメスがベルセフォネーを連れ去る際、ヘルメスにそそのかされてタルタロスの妖魔たちを解放してしまう。
現世ではフィギュアスケートの有力選手。ハデスを追って聖和学園に転校してきた。再びヘルメスの言葉に乗せられてハデスを引きとめようとするが拒否される。ハデスをゼウスから逃すために重傷の身で力を使い、死亡。
アレス(須賀聖)
軍神。直情径行短絡的で能力は高くなかった。現世では、カメラマンとして活動しているが、前世同様粗暴な性格で、周囲から恐れられている。ヘルメスからエリスの死を知らされた直後。ヘラが「N県にいるらしい」事をヘルメスに教えた。
母親のヘラを女性として愛しており、彼の行動の全てはヘラのためである。ヘラを守るために能力を磨き、能力的にも精神的にも成長する。ヘラを悲しませないためにゼウスを守ってアポロンの剣に斃れた。
アテナ
戦いの女神。前世ではポルピュリオン軍との戦いで活躍が描かれているが、現世ではギリシアに舞台が移ってから登場する。
ギリシアでハデスを襲いオリンポスに連行するが、それはオリンポスに潜入する為のハデスの策略だった。屈辱を感じた彼女は髪を短く切り、再び戦いを挑む。アポロン、アルテミスが応戦し、アポロンに倒される。最期の力を振り絞り、亜理沙に憑依し操ろうとするが、ハデスを思う感情の重さに耐え切れず身体を追い出される。亜理沙の想いを聞き、敗北を認め消滅。
ガイア
総母神。地球と融合しておりハデスを一族の長にするつもりでいたが、レアがそれを曲げゼウスを長に据えたため、神代は滅んだという。それを歪んだ歴史として忌み嫌い、人間に世界を任せ神代を完結させるためにベルセフォネーを中心に神々を人間として復活させた。かなり身勝手な側面があり、神代ではゼウスの支配を無理矢理に終わらせようとタルタロスの囚人である旧神グラディオーンを解放して戦を起こしたり、粗野なウラノスを転生の輪から外して暴走を招いたりしている。
アンフィトリテ(森山遥子)
ポセイドンの妻。現世では小さな水族館でイルカの調教師をしている。現世ではポセイドンの求愛を断り、新しい生き方を目指す。それはポセイドンを愛するがゆえに、彼が戦いに赴くことやそれを止められないことに耐えられないからであった。
レアに捕らえられ、ポセイドンとハデスを戦わせるための人質にされる。閉じ込められていた水晶球を自分で破壊し、ハデスに敗れて海中に沈み行くポセイドンを救ったが、それにより命を使い果たした。
ヘスティア
炎の女神。男勝りで冷静な女性。争いには参加しない主義だが、神代でも現世でもベルセフォネー救出のためにオリンポスの結界を破り道を開いてくれる。神代は処女神であったが、現世では結婚しリリという娘がいる。
クロノス
ハデスたちの父親。自分の父ウラノスを殺害した際にかけられた呪いに怯え、レアが隠していたゼウス以外の子供たちを「時の神殿」に閉じ込めていた。ハデス達の軍勢と戦うが追い詰められ、寝所を急襲したハデスに敗れる。
現世に転生し、まだハデスとして覚醒していない中学生時代の翔を襲ったが、逆にハデスとして覚醒した翔に倒された。
クリュメネー
ハデス、ヘスティア、ヘラ、デメテル、ポセイドンが時の神殿に幽閉されていた時の世話係で、プロメテウスの母。赤ん坊の頃から育てたハデスたちに愛情を抱き、命と引き換えにクロノスの手から逃そうとした。
ポルピュリオン
神代にゼウスと争った反乱軍の長。クロノス軍の残党。ゼウスとプロメテウスが戦っているとき、ゼウスを不意打ちしようとしてゼウスに討たれる。最後の力を使って山津波を起こし、その場にいた者を道連れにしようと計るが、ゼウスによって阻止された。
ミノース(工藤信彦)声:子安武人
ハデスの忠実な部下。現世でもハデスの命を受けて動くこともあるが、あまり目立った活躍は描写されていない。現世では中学3年生。
ケルベロス(サーベル)
ハデスの愛犬で三つの頭を持つ犬。前世でケルベロスが幼いベルセフォネーを見つけて吠えかかったことで二人は出会う。現世では天野家の愛犬として転生している。子犬の時に天野家に自分でたどり着いた。
現在はギリシアに海外赴任した翔の両親の元にいる。
ナルシス(遠矢司/悟)
双子として現世に転生した。6歳で司だけが引き取られ、離ればなれで育っていたが、高校で2人入れ替わりながら過ごすようになる。悟は秘密を知り誘惑してきた女性教師・児玉(エコーの生まれ変わり)を殺害した。
悟はハデスも殺そうとしたが、逆にプールに落とされたうえ、エコーの幻覚を見せられ溺死する。正気を失った司は水面に浮かぶ悟の遺体を見つめ愛を語りかける。水面に映る自分に恋した前世と同じように…。
オルフェウスエウリュディケ(緒方真樹/北岡水穂)
現世に転生し、恋人同士として幸せに過ごしていた。学園の創立祭の日、ヘルメスがアリスタイオスの生まれ変わりをつれて学園にやってくる。アリスタイオスは再び水穂に迫り、追い詰められた水穂はステージのミキサー室から身を投げた。
ステージ上では真樹がギターの演奏を終えたところで、無残な遺体は彼の前に落ちた。真樹は翔に水穂を蘇らせてほしいと懇願するが、叶わぬことを悟り後追い自殺する。「運命は変えられない」ということをハデスに見せ付けるためにヘルメスが仕組んだことだった。
セイレーン(真喜子)
ポセイドンの部下。現世では歌手の卵として作曲家であるゼウスに近づいた。上高地のポセイドンの別荘にゼウスを誘い出すが、ゼウスに惨殺される。
メドゥサ(水絵)
ディオニュソスによって現代に呼び出された。アテネを憎んでおり、ディオニュソスに石化の術をかけようとするが効かなかった。
美しい外見を与えられ、聖和学園の英語教師として赴任した。亜理沙を襲い、呪いで精神を石化させてしまう。
アイアリス
ヘラの部下。毒と毒グモを扱う。現世でデメテルに重傷を負わされたハデスと、見舞っていた亜理沙を狙うが、駆けつけたアポロンに撃退された。アポロンの放った光に目を灼かれる。
その後もヘラに仕え、毒の調合などをしている模様。ディオニュソスとの戦いでは、ヘルメスに依頼され猛毒を調合した。
佐倉沙織
亜理沙の母で香月ゆりえの姉。高名な占星術師。『亜理沙』という名は、亜理沙の星座である牡羊座(Aries(アリーズ))をもじって彼女がつけた。占いで亜理沙の運命が揺れ動いていることを知るが、亜理沙を信じ見守ってくれている。夫とは死別。
島田
翔の中学時代の同級生。翔の事が好きだった。ベルセフォネーに面差しが似ており、翔の記憶を刺激する。クロノスの襲撃に巻き込まれた彼女を助けようとして、翔のハデスとしての記憶が覚醒した。
アリスタイオス
前世からエウリュディケを愛し、ストーカー的に迫り追い詰められた彼女を死に追いやる原因を作った。
現世では、ヘルメスの先輩として転生。聖和学園の創立祭でヘルメスの手引きにより、エウリュディケと再会。ステージ上のミキサー室で再び迫るが、彼女が目の前で部屋から飛び降り、想いが叶う事はなかった。

その他メディア

  • OVA アリーズ〜神話の星座宮〜
  • CD ARIES(オリジナルイメージアルバム)
  • CD アリーズ II(オリジナルイメージアルバム)
  • CD アリーズ 永遠の約束(アリーズメモリアルアルバム)
  • CD Voice Fantasy アリーズ(ドラマCD)