アラゲハンゴンソウ

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アラゲハンゴンソウ
Rudbeckia hirta 'Brown-eyed Susan, Gloriosa daisy'
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : キキョウ類 Campanulids
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: オオハンゴンソウ属 Rudbeckia
: アラゲハンゴンソウ
学名
Rudbeckia hirta L.1753[1]
シノニム

Rudbeckia serotina Nutt.[1]

アラゲハンゴンソウ(粗毛反魂草、学名: Rudbeckia hirta、別名:キヌガサギク)はキク科オオハンゴンソウ属植物[2]

北米原産であり、メリーランド州州花である。

日本での生息[編集]

日本国内でも帰化植物として生息している。戦前から北海道では見られ、近年では全国に分布している[2]

環境省指定特定外来生物のオオハンゴンソウと非常によく似ている。アラゲハンゴンソウ自体は法に基づく防除の対象ではないが、外来生物には変わりなく、野生化して在来種を駆逐し、生態系を脅かすようなことにならないよう、生息域の拡大などに注意が必要である[3]

かつて千葉県成田市三里塚周辺では、夏になると下総御料牧場成田鉄道多古線の跡地で一面に咲き誇っていたことから、地元の住民らは「牧場花」「鉄道花」と呼んでいた[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b hirta Tropicos
  2. ^ a b アラゲハンゴンソウ Rudbeckia hirta var. pulcherrima キク科 Asteraceae オオハンゴンソウ属”. 三河の植物観察. 2019年2月28日閲覧。
  3. ^ 矢野誠一; 林華奈子. “特定外来生物オオハンゴウソウの防除について” (PDF). 寒地土木研究所. 2019年2月28日閲覧。
  4. ^ 広報なりた 平成16年1月1日号”. 三里塚を語る「四季折々の美しさが忘れられない」. 成田市. 2019年2月28日閲覧。