アプト・スポーツライン
種類 | 株式会社 |
---|---|
業種 | 自動車製造, モータースポーツ |
設立 | 1970 |
創業者 | ヨハン・アプト |
本社 | バイエルン州ケンプテン |
事業地域 | 世界、ヨーロッパを中心 |
主要人物 |
ユルゲン・アプト 最高経営責任者, クリスチャン・アプト |
製品 | 自動車外装、エンジンチューニング |
サービス | モーターレーシング |
ウェブサイト |
Abt-Sportsline.de Abt-Sportsline Motorsport.de |
アプト・スポーツライン(Abt Sportsline )は、ドイツ、バイエルン州ケンプテンに拠点を置くモーターレースおよび自動車チューニング会社。主にアウディとフォルクスワーゲングループのブランド - フォルクスワーゲン、シュコダ、セアト - を取り扱う。
歴史
ヨハン・アプト(1935年12月生)は、家業の蹄鉄製造を継ぎ、1970年までアバルトのファクトリーチームに所属しオートバイレースやヒルクライムに参加していた。彼は後に自らのチームでレースに参加し、"Trophee de l’Avenir" やその他のシリーズで勝利を挙げた。
ヨハンは2003年に死去し、100名以上の従業員を抱える会社は息子のハンス=ユルゲン・アプト(1962年生、マネージングディレクター)とクリスチャン・アプトの兄弟によって経営が引き継がれた。
クリスチャン・アプトが1999年にアウディ・A4でドイツSTWスーパーツーリング選手権でタイトルを獲得した後、アプト・スポーツラインはドイツツーリングカー選手権への参戦を素早く決定した。新たなアプト・アウディ・TT-Rは当初開発時間の不足を示したが、2002年にチームはローラン・アイエロのタイトル獲得で、会社の創業以来最も大きな成功を達成した。
2003年シーズン、アプト・スポーツラインは前年のADAC VWルポ・カップシリーズのタイトルを獲得した19歳のペーター・テルティングにTT-Rをドライブするチャンスを与えた。テルティングはプロの競走におけるプレッシャーに打ち勝つことはできなかったが、アプトのこのような試みは活発である。
アフターマーケット
アプトはレースで培った技術を一般車にうまくフィードバックさせ、フォルクスワーゲングループの車種(アウディ、セアトを含む)のチューナーとして成功を収めている。
代表車種
- AS4-R - アウディ・A4 B7 アバントを高度にチューニングした車種。ASR-Rはツインターボを装着した2.7リッターV6エンジンを搭載し、6800rpmで480 hp (358 kW)、3300rpmでトルク417 lb⋅ft (565 N⋅m)を発生する。「Modified Luxury & Exotics」誌はAS4-Rを「重要な変更が届けられた」「ハンドリングはおもちゃのようだ...」と評している[1]。
- TT-R - アウディ・TT2代目をスーパチャージャー化したもの。
- R8-R - R8の4.2リッターV8エンジンをスーパーチャージャー化し530 hp (395 kW)を発生する。
- R8 GT R - 高度にチューニングされたR8で、アプトの言う「公道のモータースポーツチャンピオン」であるV10エンジンを搭載する。搭載エンジンは5.2リッターV10エンジンで、525 hp (391 kW)から620 hp (462 kW)を発生する。多くの外装パーツがカーボンファイバーで作られ、車重は220 lb (100 kg)に軽量化された。内装もレーシングカーの様に変更され、シート、消火器、4点式シートベルト、ロールバー、レース用ステアリングを特徴とする。その他の様々な変更はR8を高性能で公道走行可能なレーシングカーにする[2]。
参照
- ^ Modified Luxury & Exotics RS4 Renaissance, PP. 88 to 94, By Colum Wood. Photos by Joost Demuynck. May 2007
- ^ “ABT R8 GT R - A Racecar for the Road”. AudiSite.com. 2013年12月21日閲覧。