ららぽーと横浜

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ららぽーと横浜
LaLaport YOKOHAMA
ららぽーと横浜外観
地図
地図
店舗概要
所在地 224-0053
神奈川県横浜市都筑区池辺町4035番地1
座標 北緯35度30分59.5秒 東経139度33分58.4秒 / 北緯35.516528度 東経139.566222度 / 35.516528; 139.566222 (ららぽーと横浜)座標: 北緯35度30分59.5秒 東経139度33分58.4秒 / 北緯35.516528度 東経139.566222度 / 35.516528; 139.566222 (ららぽーと横浜)
開業日 2007年平成19年)3月15日
施設所有者 三井不動産商業マネジメント
施設管理者 三井不動産商業マネジメント
設計者 設計監理 鹿島建設
総合監修 The Buchan Group
基本設計 石本建築事務所[1]
施工者 鹿島建設[1]
敷地面積 102,002 m²[1]
延床面積 226,611 m²[1] 
商業施設面積 約93,000 m2[1]
中核店舗 イトーヨーカドー
ハンズ
TOHOシネマズ
店舗数 約270店
営業時間 10:00 - 21:00(ショップにより異なる)
駐車台数 4,600台
外部リンク https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/yokohama/
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ららぽーと横浜セントラルコート

ららぽーと横浜(ららぽーとよこはま)は、神奈川県横浜市都筑区池辺町に所在する三井不動産商業マネジメント運営のショッピングセンターである。

概要[編集]

JR横浜線鴨居駅から至近で、第三京浜道路港北IC東名高速道路横浜青葉ICからも近い、敷地面積102,000m2日本電気 (NEC) 横浜事業場(2005年5月に閉鎖後、川崎市中原区NEC玉川ルネッサンスシティに移転)跡地に、三井不動産による大型マンションパークシティLaLa横浜」(同マンションは明豊エンタープライズと共同事業)との複合開発として建設され[1]2007年3月15日に開業した[2]。本施設の開業は「平成19年横浜市10大ニュース」1位に選ばれ400票中211票を獲得した[3]

本施設は港北ニュータウンを後背に臨み、中心市街地では実現困難なモータリゼーションに対応した広域的な集客力を有する大規模複合施設として構想された[4]。しかし、工業地域ではシネマコンプレックスを建設することが出来ないため、行政側と協議の結果、街づくりの観点から都市計画提案制度が採用された。これによって、敷地内の外周部に遊歩道の敷設、また敷地独自の壁面線と高さ制限の設定が可能となった[4]

本施設は3層で構成され、開業当初は大丸イトーヨーカドーが同時出店して注目を集めた。しかし、高級食料品を中心に販売を行っていた大丸ららぽーと横浜店は、採算ベースに乗らなかった為、2013年1月31日を以って撤退した[5]。また同年秋までに施設の約半数にあたる133店舗を入れ替える大規模リニューアルを三井不動産が実施した[6]

2019年平成31年)2月12日、三井不動産は6年ぶり2度目の大規模リニューアルすることを決定したと発表し[7]、同年3月19日から新規・改装店舗が順次オープン、4月19日までの1か月間に全53店舗(新店:40店舗、改装:13店舗)がオープンした[7]

原則として年中無休で営業しているが、不定期に休館日がある。

主な店舗[編集]

イトーヨーカドーハンズ、神奈川県内最大級の13スクリーンを有するTOHOシネマズをメインに、ノジマなど約270のテナントが出店している。なお、マザー牧場(スイーツ等を販売)は神奈川県内初出店である。

TOHOシネマズららぽーと横浜[編集]

TOHOシネマズ ららぽーと横浜(トウホウシネマズ ららぽーとよこはま)は、3階にあるシネマコンプレックス。開館当時は13スクリーン・座席数2,366席(車椅子席を含む)[8]と、神奈川県内最大の映画館だった[注 1]

60cm幅のスーパーハイバックシート(頭まで包み込む大型の座席)を全席導入(神奈川県内のサイトでは初)。

2007年3月にはフランス映画祭の会場の1つとなった。また、「ららぽーと」と共催のららヨコハマ映画祭2007を開催。

2022年の夏頃よりトラブルが相次ぎ、7月8日に上映された『特『刀剣乱舞』花丸~月ノ巻~』の本編上映前に誤った映像を上映する、7月27日よりスクリーン3(IMAX)にて上映された『キングダム2 遥かなる大地へ』が映写機器のトラブルにより映像に不具合が発生する、8月3日にそのスクリーン3に加え7と8の空調が正常に作動しなくなる、8月6日にやはりスクリーン3で上映された『ONE PIECE FILM RED』でウソップが転がるシーンが繰り返し流れるなどのトラブルが発生している[10][11]

スクリーン[編集]

2016年12月に「IMAXデジタルシアター(12.1ch)」をスクリーン3に導入。

開館当初プレミアスクリーンが存在したが、現在はスクリーン13として改装されている。

TOHOシネマズ ららぽーと横浜のスクリーン[8]
スクリーン 座席数 車椅子 スクリーン
サイズ(m)
音響設備 その他設備
SCREEN 1 309 2 6.2×14.9 Dolby 5.1ch -
SCREEN 2 126 2 3.7×9.0
SCREEN 3 371 2 IMAX12.1ch IMAXデジタルシアター
SCREEN 4 113 2 3.4×8.0 Dolby 5.1ch -
SCREEN 5 126 2 3.5×8.5
SCREEN 6 205 2 3.9×9.5
SCREEN 7 187 2 4.1×9.8
SCREEN 8 211 2 5.2×12.4
SCREEN 9 115 2 3.4×8.0
SCREEN 10 105 2 3.5×8.3
SCREEN 11 125 2 3.8×9.1
SCREEN 12 242 2 4.4×10.5
SCREEN 13 204 2 4.2×10.2

交通アクセス[編集]

休日における来店客による周辺道路の渋滞が問題となっており、公共交通機関の利用が促されているが、最寄り駅である鴨居駅自体の交通の便が良くない上にやや離れているため、利用者の多くは自家用車を利用している。2010年1月より駐車場の増設(平面駐車場の立体化)工事が行われた。開業当初はセンター北駅からシャトルバスが運行されていたが、1年以内に廃止されている。

鉄道[編集]

バス[編集]

東急バス「市03」系統が最も便数が多い。 尚、藪根停留所に歩道が無い為、子供連れやベビーカー利用時には、ひとつ新横浜寄りの停留所「池辺(いけべ)」で下車すると歩道が整備されている為安全である。

自動車[編集]

脚注[編集]

備考[編集]

  1. ^ 2021年8月現在では『横浜ブルク13』の方が座席数が多く2,483席(車椅子席を含む)と県内最多であるが、スクリーン数はタイ[9]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 開発面積約13haの商業・分譲住宅の大規模複合開発「ららぽーと横浜」「パークシティLaLa横浜」起工式挙行』(プレスリリース)三井不動産株式会社、2005年11月30日http://mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2005/1130/index.html2017年10月19日閲覧 
  2. ^ 神奈川県内最大級の大規模商業施設「ららぽーと横浜(284店舗)」3月15日(木)グランドオープン』(プレスリリース)三井不動産株式会社、2007年1月23日http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2007/0123/2017年10月19日閲覧 
  3. ^ 「平成19年 横浜10大ニュース」結果その1 横浜市
  4. ^ a b 『近代建築』2007年1月号
  5. ^ “J・フロント、大丸ららぽーと横浜店の営業終了へ”. 日本経済新聞. (2012年3月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASGF2602W_W2A320C1000000/ 2017年10月19日閲覧。 
  6. ^ 神奈川県最大級の大規模商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと横浜」大規模リニューアル完了』(プレスリリース)三井不動産株式会社、2013年7月18日http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2013/0718_01/2017年10月19日閲覧 
  7. ^ a b 「三井ショッピングパーク ららぽーと横浜」 第一弾:3/19、第二弾:4/10リニューアルオープン 6年ぶりの大規模リニューアル、新規・改装53店舗が決定 〜「食」店舗の充実、共用部に新たな空間(コア)が登場〜” (PDF). 三井不動産株式会社 (2019年2月12日). 2019年2月14日閲覧。
  8. ^ a b 施設紹介”. TOHOシネマズ ららぽーと横浜. TOHOシネマズ. 2021年8月19日閲覧。
  9. ^ 施設案内”. 横浜ブルク13. 2021年8月19日閲覧。
  10. ^ TOHOシネマズららぽーと横浜”. TOHOシネマズ. 2022年8月7日閲覧。
  11. ^ コンタケ (2022年8月7日). ““無限に転がり続けるウソップ”で上映中断 劇場版「ONE PIECE」TOHOシネマズのシュールな機材トラブル話題に”. ねとらぼ. アイティメディア株式会社. 2022年8月8日閲覧。
  12. ^ 100系統運行終了のお知らせ”. 横浜交通開発. 2022年8月31日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]