やっぱ好きやねん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やっぱ好きやねん
やしきたかじんシングル
初出アルバム『For You〜やっぱ好きやねん〜
B面 Yume Irankane
(new remix version)
リリース
規格 シングル・レコード
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル Invitation
作詞・作曲 鹿紋太郎
プロデュース やしきたかじん、徳光英和
チャート最高順位
やしきたかじん シングル 年表
あんた
1984年
やっぱ好きやねん
(1986年)
ICHIZU
1987年
EANコード
EAN 4988002103416
テンプレートを表示

やっぱ好きやねん」(やっぱすきやねん)は、1986年9月21日に発売されたやしきたかじんの13枚目のシングル。

解説[編集]

2年4ヶ月振りのシングル。たかじんの楽曲では初めて鹿紋太郎が作詞・作曲を手掛けた。好きやねんブームの火付け役となり関西で大ヒットした。前々作の「ラヴ・イズ・オーヴァー」や前作の「あんた」を上回る売上を記録した[1]

背景[編集]

東京都出身の鹿が関西の文化に憧れ書いた歌のため、歌詞は正確な大阪弁ではなかった。しかし、たかじん自身は「関西弁の歌が歌いたいのではなく、女性の心を歌いたい」と考え、歌詞変更をせずレコーディングした。タイトル「やっぱ好きやねん」の「やっぱ」は、関東弁で、関西は「やっぱり」「やっぱし」と言う。だが関西でも若者は「やっぱ」を使う場合がある。「好きやねん」も本来、関西は「好っきゃねん」と発音することが多く、たかじんも「好っきゃねん」に近い発音で歌っている。

エピソード[編集]

たかじんと親交の深かった天童よしみ2014年4月22日の『NHK歌謡コンサート』(NHK大阪ホールからの中継)[2][3]、同年12月16日の『わが心の大阪メロディー』、同年12月31日の『第65回NHK紅白歌合戦』で歌唱。たかじんは生前NHK嫌いを公言し、『紅白』への出場はなかったため、カバーではあるが、紅白の舞台で初めてたかじんの持ち歌が披露された。

同年5月1日より、大阪環状線大阪駅発車メロディとして使用されている[4]

収録曲[編集]

  1. やっぱ好きやねん [04:24]
    作詞・作曲:鹿紋太郎/編曲:川村栄二
  2. Yume irankane(new remix version) [04:36]
    作詞:荒木十章/作曲:やしきたかじん/編曲:上柴はじめ

カバー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 角岡伸彦『ゆめいらんかね やしきたかじん伝』小学館、2014年、122頁。ISBN 978-4-09-389752-5
  2. ^ NHK歌謡コンサート”. 日本放送協会. 2014年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月3日閲覧。
  3. ^ 涙をこらえて 歌謡コンサート…”. 気ままによしみのブログ (2014年4月22日). 2023年7月3日閲覧。
  4. ^ 「大阪環状線改造プロジェクト」進行中!大阪駅の発車メロディ やしきたかじんさん「やっぱ好きやねん」に決定!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2014年3月31日。 オリジナルの2014年3月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20140331180219/http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/03/page_5467.html2023年7月3日閲覧 

関連項目[編集]