もみじ台

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もみじ台
もみじ台西
もみじ台西
もみじ台の位置(札幌市内)
もみじ台
もみじ台
もみじ台の位置
もみじ台の位置(北海道内)
もみじ台
もみじ台
もみじ台 (北海道)
北緯43度1分52.8秒 東経141度29分33.6秒 / 北緯43.031333度 東経141.492667度 / 43.031333; 141.492667
日本の旗 日本
都道府県 北海道
市町村 札幌市
行政区 厚別区
町名制定 1971年(昭和46年)5月1日
人口
2017年(平成29年)1月1日現在[1]
 • 合計 15,516人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
004-0011〜14
市外局番 011[2]
ナンバープレート 札幌
全ての座標を示した地図 - OSM
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もみじ台(もみじだい)は、北海道札幌市厚別区にある地名。同市の南東端に位置する住宅団地である。

地理[編集]

広さは241ヘクタール[3]、札幌市内の住宅団地としては最大級である[4]。地域はさらに東西南北の4つに区分される[3]

もみじ台はおおむね南北を長辺とする長方形状をしている。東端にはもみじ台通が走り、小野津幌川と札幌テクノパークを挟んで江別市と接する。西端には野津幌川が流れ、青葉町と接する。南端は厚別青葉通で、北広島市と接する。北端には南郷通が走り、厚別東と接する。

団地を構成するのは市営住宅や一戸建て住宅であり、特に一戸建て地区には用途規制が設けられている。そのため事務所や商店などは、地域中央のショッピングセンターなど5か所の商業地区に集中しており、その他の場所にはほとんど見られない[4]

歴史[編集]

もみじ台一帯は、かつて白石区厚別町下野幌の一角だった。1968年(昭和43年)から団地造成が始まり[4]1971年(昭和46年)から土地と住宅が分譲された[3]。先行する団地であるひばりが丘が「春」、青葉町が「夏」をイメージさせる名称であったため、その流れに沿って「秋」にふさわしいもみじ台という名が付けられたのも、同1971年の5月1日であった[3]

1972年(昭和47年)12月18日には、地域最初の小学校である札幌市立もみじ台小学校が開校[5]。以後、児童数の増加に伴い小学校は4校まで建てられる。

1982年(昭和57年)には約28600人を数えた人口は、その後減少に転じ、2016年(平成28年)には約15800人までになった[4]。しかしその内訳を見ると、65歳以上の高齢者人口はむしろ増えており、対して児童数の減少が著しい。2010年(平成22年)には小学校のうち2校が閉校となっている[4]2020年1月現在、高齢化率は48%であり札幌市内で最も高い[6]

若い世代がもみじ台への居住を避ける理由のひとつは、地域に飲食店などがないことにあると見た住民たちは、2017年(平成29年)から建築規制の緩和を市に要請[6]。これを受けて2019年(令和元年)7月に条例が改正され、飲食店などの開業が可能となった[6]

住所[編集]

町丁 郵便番号
もみじ台東1丁目〜7丁目 004-0011
もみじ台南1丁目〜7丁目 004-0012
もみじ台西1丁目〜7丁目 004-0013
もみじ台北1丁目〜7丁目 004-0014

交通[編集]

もみじ台を走行する路線バスはすべて新札幌バスターミナルJR新札幌駅地下鉄新さっぽろ駅)と結ばれ、時間帯によっては札幌駅などへの便もある[7][8]。路線については、ジェイ・アール北海道バス空知線「もみじ台団地・虹ヶ丘・テクノパーク方面」北海道中央バス白石営業所「もみじ台・森林公園方面」を参照。

もみじ台南6丁目には1983年昭和58年)8月21日に「もみじ台バスターミナル」(「もみじ台団地」バス停)が設置され、2018年(平成30年)12月現在平日1日あたり206便の発着がある[9]

主な施設[編集]

施設[編集]

  • もみじ台管理センター

地区センター[編集]

  • もみじ台地区センター

商業[編集]

  • もみじ台ショッピングセンター
  • ホクノースーパーもみじ台南店

公園[編集]

  • 熊の沢公園

警察[編集]

消防[編集]

郵便[編集]

  • 札幌もみじ台北郵便局
  • 札幌もみじ台西郵便局
  • 札幌もみじ台南郵便局

教育[編集]

かつて存在した教育施設[編集]

  • 札幌市立もみじ台小学校
  • 札幌市立みずほ小学校
  • 札幌市立もみじ台南小学校
  • 札幌市立もみじ台西小学校

その他[編集]

  • NTT東日本もみじ台電話交換所

脚注[編集]

  1. ^ 札幌市 (2017年3月15日). “人口統計”. 札幌市. 2017年3月20日閲覧。
  2. ^ 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧” (PDF). 総務省. p. 1. 2015年3月27日閲覧。
  3. ^ a b c d 『札幌地名考』p.80
  4. ^ a b c d e 「どうしん生活情報版 さっぽろ10区」第27号1面
  5. ^ 『札幌の小学校』p.291
  6. ^ a b c 内山 2020.
  7. ^ 一般路線バス | 札幌市内”. ジェイ・アール北海道バス. 2019年6月9日閲覧。
  8. ^ 札幌市内路線図”. 北海道中央バス. 2019年6月9日閲覧。
  9. ^ 札幌の都市交通データブック2018”. 札幌市. pp. 62 - 71. 2019年6月9日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『札幌地名考』さっぽろ文庫1
  • 『札幌の小学校』さっぽろ文庫46
  • 北海道新聞
    • 「どうしん生活情報版 さっぽろ10区」第27号、2016年12月6日
    • 内山岳志 (2020年4月27日). “故郷の沖縄そば 味わって”. 北海道新聞: 11面(札幌圏)