まるでツイてない日
『まるでツイてない日』(まるでついてないひ、原題:Bad Day At Cat Rock)はトムとジェリーの短編作品の一つ。1965年製作。制作はチャック・ジョーンズ(Chuck Jones)。
作品内容
大都会の高層ビル建築現場で追いかけっこをするトムとジェリー。遠く離れた先の鉄骨で手招きするジェリーを捕まえてやろうと、トムは「目線」を延ばしてそれを伝って行こうとする。しかし目線は苦も無く取り外され、トムは地上までまっさかさま。挙句地下のダイナマイト貯蔵庫まで墜落してしまう。暗闇の中、灯りを求めたトムがマッチを擦ったものだから大爆発が発生。幸いにも、爆風で地上まで戻ることができた。しかしジェリーを追っても、拡声器で襲われたり、溶接の炎で鉄骨を焼き切られ、地上へ墜落したりと散々。
最後、トムは鉄骨のはるか上にいるジェリーにたどり着くべく、シーソーの原理を使うことにした。鉄骨で作ったシーソーの片側に乗り、もう一方に重りの大岩を乗せれば衝撃でジェリーの元まで跳びあがれるはずだ。しかし大岩を放り投げれば、シーソーが跳ね上がる前に転がってきて押しつぶされるわ、ショックで折れた鉄骨に挟まれるわ、ありえない方向に跳ね飛ばされるわ・・・
いくらやっても無駄な努力。ジェリーはそんなトムを哀れみつつ、ホワイトボードに「THE END」と書き付けるのだった。
日本でのテレビ放映
1980年頃、日本テレビ系「木曜スペシャル・おかしなおかしな トムとジェリー 大行進」の枠内で放映され、その後も再放送された。DVDにも収録。