ひるブラ

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ひるブラ
ジャンル 情報・紀行
出演者 【関東】藤崎弘士ほか
製作
制作 日本放送協会
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2011年4月25日 -
放送時間本文参照
放送分最大23分
ひるブラ|NHK
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ひるブラ(ひるぶら)は、NHK総合テレビジョン生放送されている紀行バラエティー番組。

概要

NHKでは総合テレビ正午のニュース後の番組として、月曜から木曜までは全国54放送局の共同制作参加による『生中継 ふるさと一番!』を生放送してきたが、テレビ完全デジタル化に伴う改編で2010年度をもって終了させた。その後継番組として位置づけられている。『ふるさと一番!』は原則としてすべて舞台地からの中継放送を原則とし、東京放送センターから送る場合はそれまでの総集編に限っていた。しかしこの『ひるブラ』では、原則として東京放送センターをキーステーションとし、『ふるさと一番!』の“売り”だった全国各地からの生中継については演出方法が刷新され、東京のスタジオ(ゲスト1名、コメンテーターとして出演。クロマキー合成で当初は円形だったが後に馬の蹄型に変更された)と現地(アナウンサーとゲスト1名)を結ぶ形式に変更された。準備段階として、前番組『ふるさと一番!』の演出方法が2011年2月7日放送分から一時的に変更されていた。また、前番組は原則1つの都道府県を1週間(4回)に渡って取り上げていたが、この番組ではスタジオパートが増えたこともあって、原則1つの都道府県を2日間ずつ(月曜・火曜と、水曜・木曜)で紹介する方式となった。終了時のクレジット「終 制作・著作NHK」は、開始当初、東京のスタジオにいるゲストがクロマキー合成画面の枠内に差し込む形でフリップを挿入していたが、現在はテロップ出しとなっている。その後マイナーチェンジして、テロップ出しと併用してクロマキー合成画面の枠内にカーテン状で「終」の文字が出てくるようになった(まれに「終」のカードが出る場合もある)。2011年11月28日放送分からリアルタイム字幕放送を開始した[1]

開始の延期

当初は2011年3月28日開始予定だったが、3月11日東日本大震災が発生したことにより、NHKはその後ほぼ1か月余りにわたり震災・福島第一原子力発電所事故を中心にする特別報道体勢を敷いた。このため『正午のニュース』の枠が拡大(当初は終日放送の一環。3月19日以後段階的に短縮)され、予定していた『ふるさと一番!』の3月14日から24日までの放送分が休止・未消化となった。正午のニュースの拡大対応は原子力安全・保安院が福島県内の避難区域を区別する4月21日まで行い、『ふるさと一番!』は未消化分が放送されないまま3月10日放送で事実上「打ち切り」とした。『ひるブラ』についても当初は関東地方からの中継を中心にした。被災地である東北地方では4月25日以降も9月8日までの間震災関連ニュースに差し替えられ、隣接する北海道・関東・新潟の総合テレビが受信できる世帯、地デジ難視対策衛星放送でホワイトリストに指定されてサービスを受けることができる世帯およびNHKワールド・プレミアムのノンスクランブル放送を受信している場合を除いて本番組を視聴することができなかったが、マルチ編成となった9月12日より東北地方でも総合サブチャンネルで放送開始された。メインチャンネル・ワンセグ放送・アナログ放送終了が2012年3月31日に延期されていた被災3県の地上アナログテレビ放送では震災関連ニュースを2012年3月29日まで継続していた(金曜バラエティーも同様)[2]。2012年3月30日をもってマルチ編成による震災関連ニュースの放送が終了し、年度明けの4月2日以降は東北地方でも全チャンネルで『ひるブラ』が放送されている。

放送媒体・時間

2012年4月から

2012年度は放送時間の変更はないものの月曜から水曜までの放送に縮小され、木曜放送分の後継番組には『サラメシ』の再放送(月1回(第1週または最終週)は『月刊やさい通信』の23分短縮版(再放送扱い))が組まれることになった。また、ローカル枠として、仙台放送局制作の番組である被災地からの声が東北ブロックて放送されている。

媒体
  • NHK総合テレビジョン(日本国内)、NHKワールド・プレミアム(日本国外、ノンスクランブル対象。まれに本番組終了後国際放送独自で2分間放送される明日の番組案内スポットを含めて12:45までノンスクランブルとなる場合もある)
曜日
  • 月曜から水曜まで
標準放送時間
  • 平日の場合 12:20 - 12:43
  • 祝日の場合 12:15 - 12:38
    • 重大なニュース[3]がある場合は、放送が休止されることがある。

2011年4月から2012年3月まで

媒体
曜日
  • 月曜から木曜まで
標準放送時間
  • 平日の場合 12:20 - 12:43
  • 祝日の場合 12:15 - 12:38

出演者

『ひるブラ』では演出方法の変更に加え、キャストも変えられた。2011年4月から2012年3月までは、ゲストはキャスティングの都合がつかない場合を除き日替りに1人だけだった関東地区担当アナウンサーが2人体制となり、関東ではゲストの性別と反対の性のアナウンサーが担当する(まれに同性同士の場合もある)。「定番」ゲストは特に設けていない。なお、原則として中継担当地管轄局のアナウンサーが進行する基本スタイルは変わっていない。

2012年4月からは、関東地区担当アナウンサーが1人のみとなる。

関東担当アナウンサー

現在

過去

  • 田代杏子(2011年4月25日〜2012年3月29日) - 男性ゲストのみ
  • 伊藤雄彦(2011年4月25日〜2013年3月27日) - 当初は女性ゲストのみ。田代降板後は単独で担当。
まれに関東以外の中継も担当した。

なお、2012年1月4日・5日放送分の小笠原諸島からの中継では両名が揃って担当した(伊藤は同年1月1日放送の特集番組『新春!日本の“お宝”大発掘!』で小笠原諸島からの中継も兼務)。

主なスタジオゲスト

公式HPおよびEPGでは「コメンテーター」と称しているが、原則東京のスタジオでの生放送扱い。

※は中継ゲストでの出演実績あり。

ほか

脚注

  1. ^ 11月28日〜30日と12月1日放送分で試行的に実施。2012年4月2日放送分から本格的に開始。なお、総集編(ひるブラ特選など)では収録番組と同様遅延なしで字幕放送を行う。
  2. ^ 祝日は震災関連ニュースが休止となっていたため、ほかの地域同様全チャンネルで『ひるブラ』が放送されていた。
  3. ^ 台風などの災害や東海道新幹線火災事件・安保法案衆議院採決などの社会的な大事
  4. ^ 2016年3月28日からの3日間は総集編のため、通常放送としての出演3月23日まで。

外部リンク

NHK総合 平日12時台の番組(月曜日 - 水曜日)
前番組 番組名 次番組
生中継 ふるさと一番!
【月曜 - 木曜】
ひるブラ
(2011.4.25 - )
-
NHK総合 平日12時台の番組(木曜日)
生中継 ふるさと一番!
【月曜 - 木曜】
ひるブラ
(2011.4.28 - 2012.3.29)
サラメシ
(再放送)