さわやか自然百景

さわやか自然百景
ジャンル	自然紀行番組
オープニング	作曲：杉本竜一
エンディング	同上
製作
制作	NHK札幌放送局; （制作幹事局）; 各地域放送局
製作	NHK
放送
放送チャンネル	NHK総合テレビジョン; NHK BSプレミアム; NHK BS4K
映像形式	文字多重放送; 4K放送
音声形式	ステレオ放送
放送国・地域	日本
放送期間	1998年4月5日 -
放送時間	日曜日 7:45 - 7:59
放送分	14分
	公式サイト
	特記事項：; 2010年12月までは土曜08:45-09:00に放送。
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『さわやか自然百景』（さわやかしぜんひゃっけい）は、1998年^[3]4月5日^[2]よりNHK総合テレビジョンで放送されている自然紀行番組である。総合テレビのほかに、NHK BSプレミアム^[2]、NHK BS4K^[2]でも放送されている。

概要

日本各地の動物、植物、地形などの自然と風景をテーマにし^[3]、15分程度にまとめた番組である。ナレーションを必要最小限に抑え、本編中のテロップは動植物の紹介で表示するだけに止めている^[1]。このスタイルは、番組開始当初から変えていない。

過去に放送された番組が再放送されることがある^[4]。オリンピックや災害報道のため休止されることがあった。札幌放送局が制作幹事となっているが、全国の放送局が取材・制作を行っており、番組送出は東京の放送センターが担当する。また、放送番組センターの配給で「にっぽんの自然」として放送することもある（民放向けに一部編集）。NHKワールドTV向けに’’’Inspiring Landscapes The Nature of Japan’’’と題して英語に翻訳されたものが放送されている。

視聴率は概ね10%から15%を推移している（ビデオリサーチ調べ、関東地区）^[1]^[3]。

テーマ音楽

杉本竜一（すぎもと・りゅういち）のオリジナル音楽「自然への祈り」を使用。テーマ曲は、番組開始当初から変更していない^[1]。

語り（ナレーション）

原則として、本放送時基準で北海道エリアが舞台（取材エリア）の回は、その時点で制作幹事である札幌局勤務のアナウンサーが^[5]、その他のエリアが舞台（取材エリア）の回は東京アナウンス室所属のアナウンサーが担当する^[1]。アナウンサー以外では2001年に1回だけ斉藤由貴がナレーションした以外は実施例がない^[1]。

現在の主な担当者（不定期）

北海道局アナウンサー

是永千恵（札幌局）
白崎義彦（札幌局）
堀伸浩（札幌局）
芳川隆一（札幌局）
大河内惇（札幌局）
山田朋生（旭川局）

東京アナウンス室アナウンサー

現在の放送時間

総合テレビ

本放送

日曜 7:45 - 8:00

再放送（本放送から8日後）

月曜（祝日除く） 16:05 - 16:20

※月曜日の再放送は、大相撲・高校野球などのスポーツ中継時や国会中継放送時は休止。またNHKプラスでは、日曜日の本放送分のみが見逃し配信の対象となる。

NHK BSプレミアム・BS4K

土曜 6:30 - 6:45（総合テレビでの本放送から6日後）

過去の放送時間

総合テレビ

月曜 15:40 - 15:55（東北地方を除く）
月曜 15:45 - 16:00（東北地方）
金曜 11:05 - 11:20（関東、中部、近畿を除く地域向けの裏送り。地域情報番組を編成しているブロックでは放送されない）

※2011年3月まではBS2とBShiでも放送されていた。

※放送される映像比率ではデジタル放送は16:9、アナログ放送・NHKワールドは14:9での放送となるが、過去の放送回の再放送ではアナログ放送・NHKワールドでも16:9レターボックスで放送されることがあった。2010年4月放送分以降は初回放送、過去の放送回の再放送に関係なく、アナログ放送・NHKワールドでは16:9レターボックス放送となっている。

※総合テレビ日曜日の放送では、かつては時刻スーパーがデジタル放送はもとよりアナログ放送でも東京からではなく各放送局別で表示していたが、2008年4月6日放送よりアナログ放送で東京からの時刻スーパー全国送出を再開。

※年末年始の時以外は番組自体が休止することはないが、2012年 3月11日は特集番組「明日へ～震災から1年～」の放送のため、同日時差放送の地域を含めて番組自体休止となっている。

※北海道を取り上げる回がある週では北海道地方の総合テレビで放送される「つながる@きたカフェ」（金曜日）の番組内で本番組の予告編が紹介される。

BS4K

日曜 18:30 - 18:45（総合テレビで当日放送分の再放送）
金曜 20:45 - 21:00（総合テレビでの本放送から5日後）

放送内容

過去に放送された主題を以下に示す。毎週各地の自然が紹介され、季節ごとに同一地域が別番組で紹介されることもある。「大雪・夏」と「大雪・秋」というような番組となった例がある。放送日はNHK総合テレビでの放送日によるものである。括弧表記は、過去の再放送のものである^[4]。都道府県別にみると、北海道に関連するものが他のものよりも多い。特別な時間帯で、アンコール放送されたこともある^[4]。

1998年

1999年

1月 - 富士山、奥日光、摩周湖、西表島
2月- 北海道・上川地方、下北半島、北海道・野幌の森、京都・深泥池
3月 - 駿河湾、屋久島、知床半島、秋吉台
4月 - 鹿児島・出水平野、渡島半島、ウトナイ湖、紀伊半島・古座川
5月 - 三陸海岸、阿蘇山、吉野山、阿賀野川、桜島
6月 - 戸隠高原、愛知・藤前干潟、大黒島 (厚岸町)、富山・僧ヶ岳
7月 - 釧路湿原、苫小牧、知床半島、夕張岳、北海道・渡島大島
8月 - 八幡平
9月 - サロベツ原野、北オホーツクの湿原、札幌市
10月 - 大沼 (七飯町)、中国山地・江の川、霧多布湿原、上高地、静岡・桶ヶ谷沼
11月 - 黒部峡谷、岩木山、然別湖、十和田湖
12月 - 武蔵野台地、ウトナイ湖、羅臼岳、高知・柏島

2000年

1月 - 北アルプス・乗鞍岳、越後平野・福島潟、三宅島
2月- 宮城・伊豆沼、足摺岬、東京湾・三番瀬、京都鴨川
3月 - 屈斜路湖、大山 (鳥取県)、サロマ湖
4月 - サロベツ原野、北海道釧路地方、丹沢山地、根室・シマフクロウの森、宮古諸島

2001年

2002年

2003年

1月 - 熊野灘、知床半島、九十九里浜、天塩川
2月- 槍ヶ岳、柏島、サロベツ原野
3月 - 与那国島、大山 (鳥取県)、北海道・天売島、日本列島
4月 - オホーツク海沿岸、五島列島、伊豆大島、北海道駒ヶ岳
5月 - 狭山丘陵、北海道・宮島沼、綾渓谷、釧路湿原
6月 - 青葉山 (仙台市)、知床半島、北海道・朱鞠内、和歌山・紀ノ川、北海道・チミケップ湖、渡良瀬遊水地
7月 - 白神山地、広島・比婆山、両神山、富良野岳
8月 - 茨城・涸沼、利尻山、遠州灘、伊吹山
9月 - 志賀高原、斜里岳、熊本・球磨川、京都・東山
10月 - 仁淀川、鹿児島・甑島、羅臼岳、若狭湾
11月 - 屈斜路湖、黒部峡谷、相模川、トカラ列島
12月 - 八ヶ岳、北上川、知床半島、広島厳島

2004年

2005年

2006年

1月 - 濤沸湖、岐阜・根尾川、夜叉ヶ池
2月- 福岡・和白干潟、トリノオリンピックのため休止
3月 - 富士山、佐渡の海、秋田駒ヶ岳、積丹半島
4月 - 渥美半島・汐川干潟、札幌市、伊豆大島、知念岬、宮城・蕪栗沼
5月 - 釧路湿原、房総丘陵、大山 (鳥取県)、札幌市
6月 - 宗谷丘陵、松前・北のサクラ
7月 - 宮崎・枇榔島、伊豆諸島・神津島、青森・十二湖、富士山麓・梨ヶ原、十勝川
8月 - 山形・小国川、東海・阿字ヶ浦砂丘（茨城県）、奥尻島、玉川 (秋田県)
9月 - 甲武信ヶ岳、洞爺湖、剱岳、六甲山
10月 - 鹿児島・吹上浜、鳳凰山、愛知・三河高原、北海道・サンル川、瀬戸内海・倉橋島
11月 - 燕岳、中津干潟、霞ヶ浦、沖ノ島（福岡県）
12月 - 北上川、石垣島、円山 (札幌市)、佐渡島

2007年

5月 - 北のサクラ（松前）、御蔵島、千葉・盤洲干潟、谷川連峰・赤谷の森
6月 - 室積半島、藻岩山、平尾台、東京・秋川渓谷
7月 - 礼文島、霧ヶ峰、野付半島、比叡山、広瀬川 (宮城県)
8月 - 八幡高原（広島）、高知・鏡川、大雪山、富士山麓・夏
9月 - 天草・富岡半島、北海道・嶮暮帰島、オホーツクの花園、岩手・安家川、南アルプス・仙丈ヶ岳
10月 - 大雪・高根ヶ原、倉橋島、串本の海、北海道・ニペソツ山
11月 - 草垣群島、長野・八千穂高原、埼玉・長瀞、サロベツ原野
12月 - 新潟・三面川、阿武隈川、積丹半島、小豆島・寒霞渓

2008年

2009年

1月 - 浅間山麓の森、海部川、クッチャロ湖、愛媛・赤石山系
2月- 奥久慈、砺波平野、函館・松倉川、玉原高原
3月 - 富士山、沖縄・国頭山地、牡鹿半島、千歳川、汐川干潟
4月 - 沖縄・泡瀬干潟、三重・銚子川、知床、狭山丘陵
5月 - 網走湖、淀川、苫小牧の森、山形・高舘山、鈴鹿山脈・御在所岳
6月 - 渡良瀬遊水池、久米島、大黒島 (厚岸町)、田沢湖
7月 - 積丹半島、小笠原諸島・父島、広瀬川、三嶺山麓
8月 - 羊蹄山、岩手・折爪岳、木曽駒ヶ岳、遠州灘海岸、大雪山系・東ヌプカウシヌプリ
9月 - 佐渡の森、ハチの干潟（広島県）、球磨川、和歌山・天神崎
10月 - 仙丈ヶ岳、亀岡盆地、能取湖、草津白根山
11月 - 栃木・喜連川丘陵、宇和海、陸奥湾、沖ノ島
12月 - 暑寒別川、寒霞渓、白馬山麓・青鬼、北上山地・岩泉

2010年

鳥取砂丘・鳥取県
（2011年2月20日放送）

2015年

1月 - 札幌羊ケ丘の森、足尾の森、箱根仙石原
2月 - 過激派組織ISIL関連ニュースのため休止、太平山、然別湖、柿田川
3月 - 慶良間の海、奥入瀬渓流、六条潟、竜串の海、網走
4月 - 南伊豆須崎半島の海、（真栄田岬）、小笠原諸島母島、鎌倉の森
5月 - 天塩川、見島、奥日光、焼尻島、伊勢神宮の森
6月 -（有珠山）、伊豆諸島神津島の海、硫黄島、西多摩の谷戸
7月 - 富良野、北信州木島平、石狩海岸、三陸の湧水
8月 - （横浪半島）、西別川、大山、春国岱、朝日連峰
9月 - 大雪山系、阿武火山群、乙女高原、榛名山
10月 - 日和佐川、小網代の森、風蓮湖、（黒部峡谷）
11月 - 置戸山地、真狩川、北アルプス剱岳、浜名湖、ニカンベツ川
12月 - 中国山地細見谷、高尾山、耶馬溪、然別湖

特番

放送済素材の再構成、新取材により特別番組を放送することがある。

ハイビジョン特集さわやか自然百景スペシャル未来に残したい日本の風景大全集（BShi、2007年2月6・7日）
年始特集さわやか自然百景スペシャル日本列島絶景の旅（総合、2008年1月3日）
リポーター江崎史恵
新春スペシャル　森の国　日本（2012年1月2日）
新春特集　日本列島　山々にきらめく生命（2013年1月2日）
新春特集　にほんれっとう　水の国　日本（2014年1月2日）
新春特集　四季　日本の自然を感じる旅（2015年1月4日）
新春特集　日本列島　火の国の恵み（2016年1月1日）

脚注

[脚注の使い方]

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h “NHKの隠れた高視聴率番組『さわやか自然百景』 20年以上守り続けてきたこと”. ORICON NEWS. (2019年9月8日) 2021年4月13日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d NHK放送文化研究所『NHK年鑑2020』NHK出版、2020年12月11日、357-358頁。
^ ^a ^b ^c “人気の鍵は「シンプルさ」? 隠れた高視聴率番組「さわやか自然百景」「人生の楽園」”. 産経ニュース. (2017年2月7日) 2021年4月13日閲覧。
^ ^a ^b ^c “さわやか自然百景・これまでの放送”. NHK. 2016年1月6日閲覧。
^ 札幌局以外の北海道局のアナウンサーが担当する場合もあり

外部リンク

さわやか自然百景 - 番組公式サイト
さわやか自然百景 - NHK放送史


NHK総合テレビ日曜日7:45 - 8:00枠
前番組	番組名	次番組
不明	さわやか自然百景（ - 2010年3月）	連続人形活劇新・三銃士 ※7:45 - 8:05
連続人形活劇新・三銃士 ※7:45 - 8:05	さわやか自然百景（2011年1月 - ）	-
NHK総合テレビ土曜日8:45 - 9:00枠
NHK週刊ニュース ※8:30 - 9:00 【15分繰り上げ】	さわやか自然百景（2010年4月 - 12月）	ニュース深読み ※8:45 - 9:25 ↓ 週刊ニュース深読み ※8:15 - 9:30

この項目は、テレビ番組に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（ポータルテレビ/ウィキプロジェクト放送または配信の番組）。

[ori20190908-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h “NHKの隠れた高視聴率番組『さわやか自然百景』 20年以上守り続けてきたこと”. ORICON NEWS. (2019年9月8日) 2021年4月13日閲覧。

[nenkan2020-2] NHK放送文化研究所『NHK年鑑2020』NHK出版、2020年12月11日、357-358頁。

[san20170207-3] “人気の鍵は「シンプルさ」? 隠れた高視聴率番組「さわやか自然百景」「人生の楽園」”. 産経ニュース. (2017年2月7日) 2021年4月13日閲覧。

[back-number-4] “さわやか自然百景・これまでの放送”. NHK. 2016年1月6日閲覧。

[5] 札幌局以外の北海道局のアナウンサーが担当する場合もあり

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概要