さだまさしライブベスト

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さだまさしライブベスト
さだまさしライブ・アルバム
リリース
録音 1979年 - 2005年
ジャンル J-POP
ニューミュージック
レーベル フリーフライト
プロデュース さだまさし
チャート最高順位
さだまさし アルバム 年表
美しき日本の面影
(オリジナル・アルバム)
(2006年9月)

3333in日本武道館
(ライヴ・アルバム)
(2005年12月)
さだまさしライブベスト
(2007年)
Mist
(オリジナル・アルバム)
(2007年9月)

さだまさしデビュー35周年記念コンサートFESTIVAL HALL 200
(ライヴ・アルバム)
(2009年2月)
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さだまさしライブベスト』は、2007年に発表されたさだまさしライブ・アルバム(ベスト・アルバム)である。

解説[編集]

2007年までに発売されたアルバムのうち

  1. 随想録(エッセイ)(LP2枚組+アンコールシングル1枚→CD2枚組)(1979年)』
  2. 書簡集 10th ANNIVERSARY 八夜連続コンサート"時の流れに"ライヴ(10枚組)(1984年)-10周年コンサート
  3. 親展 さだまさし10th ANNIVERSARY 八夜連続コンサート"時の流れに"ライヴ(1985年)-上記『書簡集』より抜粋したダイジェスト版
  4. 1000回記念コンサート・ライヴ-'85さだまさし-(カセット2本組→CD3枚組)(1985年)
  5. 昭和63〜64年東京ベイNKホール「ゆく年くる年コンサート」LIVE 十五周年漂流記(1989年)(2枚組)
  6. 夏・長崎から'89(2枚組)(1989年)
  7. さだまさし白書〜リサイタル'92〜(3枚組)(1992年)
  8. LIVE二千一夜(3枚組)(1993年)-第2001回目のコンサート
  9. のちのおもひに(12枚組)(1994年)-20周年コンサート
  10. 交響詩(2枚組)(1995年)-シンフォニク・フォーク・コンサート
  11. 響の森さだまさし25周年記念ライブ(3枚組) (1999年)-25周年コンサート
  12. 瑠璃光 薬師寺ライヴ2001(3枚組)
  13. 燦然會 コンサート3000回達成記念集會(2002年)
  14. 月虹 第一夜〜第四夜(12枚組)(2003年)-30周年コンサート(前半)
  15. 月虹 第五夜〜第八夜(12枚組)(2003年)-30周年コンサート(後半)
  16. 3333in日本武道館(6枚組)(2005年)

以上のアルバムから楽曲を選曲している。選曲はさだまさしのヒット曲に加え、「修二会」「胡桃の日」などコンサート上のアレンジとオリジナルバージョンのアレンジが大きく変わった楽曲(ライブで「化けた曲」)の選出がなされている。

収録曲[編集]

DISC-1
全作詞・作曲: さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲解説
1.「Overture〜交響楽」(シンフォニー)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸随想録』より。ストリングスのチューニングも収録。
2.「まんまる」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)吉川忠英1000回記念コンサート・ライヴ』より。
3.「敗戦投手」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸随想録』より。
4.恋愛症候群 -その発病及び傾向と対策に関する一考察-さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし1000回記念コンサート・ライヴ』より。シングル盤に収録されたものと同テイク。
5.「黄昏迄」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)服部克久書簡集』より。この収録の約10日後、エレキ・ギターの福田幾太郎は交通事故死している。
6.「転宅」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸随想録』より。演奏はサーカス(亀山社中の前身)によるものである。普段はエレキ・ギターを弾く福田幾太郎がアコースティック・ギターを弾いている。
7.道化師のソネットさだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸書簡集』より。シングル盤のバージョンとは若干演奏が異なる。
8.「絵はがき坂」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸書簡集』より。リコーダーで演奏される部分がマリンバに変更されている。
9.「つゆのあとさき」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸書簡集』より。途中に声が裏返るところがある。また、オリジナルでは2番のサビの後"めぐりあうときは〜 君は最後まで優しかった"のリフレインが入りフェードアウトするが本作では省略されコーダが新設されている。
10.「胡桃の日」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸書簡集』より。宅間のマリンバが前面に出されている。
11.「空蟬」(うつせみ)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:福田郁次郎書簡集』より。曲の終結部に蒸気機関車のSE(効果音)が入る。
12.「前夜(桃花鳥)」(ニッポニア・ニッポン)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸書簡集』より。アルバムバージョンと違い、1番の後にギターによる間奏がある。
13.「晩鐘」さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)さだまさし(DISC-3「桃花源」を除く)渡辺俊幸書簡集』より。ビデオ作品としてのちに発表された『10周年記念コンサート』(『書簡集』のビデオ版)の映像を見ればわかるように、さだはアコースティック・ギターを弾いているが、ブックレット巻末にあるミュージシャン表の該当欄には「ボーカル」表記しかない。
DISC-2
#タイトル作詞作曲・編曲編曲解説
1.「春雷」  渡辺俊幸十五周年漂流記』より。若干ではあるが最後にノイズが入る。
2.長崎小夜曲  渡辺俊幸十五周年漂流記』より。オリジナル・バージョンより大幅にアップテンポになっている。
3.「奇跡〜大きな愛のように〜」  渡辺俊幸さだまさし白書』より。最後の歌詞が一部省略されている。
4.「飛梅」  渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:石川鷹彦LIVE二千一夜』より。
5.「掌」  さだまさしLIVE二千一夜』より。オリジナル・バージョンとは歌い方が少し異なる。
6.「異邦人」  渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:石川鷹彦月虹』より。
7.関白宣言  さだまさし、福田郁次郎のちのおもひに』より。ラストでは、客のアンコールにも応えアッチェレランドの限界への挑戦アンコール[1]が行われているため収録時間は11分となっている。
8.「あなたを愛したいくつかの理由」  服部隆之夏・長崎から'89』より。佐田玲子とのデュエット。
9.「デイジー」  服部隆之のちのおもひに』より。1番の歌詞が変えられている。
10.「Bye Bye Guitar(ドゥカティにボルサリーノ)」  服部隆之のちのおもひに』より。これが歌われた1994年は今作のモデルの福田幾太郎の死後10年あまりであったので、1989年のオリジナルでは"片手ほど年を"(=5年)であった歌詞が"両手ほど年を"(=10年)に変えられている。
11.「邪馬臺」  渡辺俊幸のちのおもひに』より。
12.「まほろば」  渡辺俊幸LIVE二千一夜』より。オリジナル・バージョンにはないコーダが付け足されている。
DISC-3
「桃花源」は作詩:さだまさし/作曲:劉家昌
#タイトル作詞作曲・編曲編曲解説
1.主人公  渡辺俊幸のちのおもひに』より。1993年の第44回NHK紅白歌合戦の時と同じアレンジで、オリジナル・バージョンとは印象が異なる。
2.「指定券」  渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:倉田信雄月虹』より。オリジナル・バージョンにはあったSE(東京駅の発車アナウンス)がない。
3.「夢」  渡辺俊幸のちのおもひに』より。
4.「春告鳥」  渡辺俊幸のちのおもひに』より。
5.無縁坂  さだまさし/ステージ・アレンジ:石川鷹彦燦然會』より。
6.桃花源  渡辺俊幸燦然會』より。
7.「舞姫」  渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:倉田信雄瑠璃光』より。オリジナル・バージョンにはないヴァイオリン・ソロが入り、イントロはピアノの演奏が新たに加えられた。
8.秋桜  渡辺俊幸響の森』より。山口百恵のオリジナル・バージョンに近いアレンジ
9.「虹〜ヒーロー〜」  渡辺俊幸のちのおもひに』より。この曲は収録当時、未発表(さだまさし、雪村いづみ共に)であった。
10.「天然色の化石」  さだまさし3333in日本武道館』より。
  • 1990年のオリジナル・バージョンのロックスタイルではなく、ギター1本の弾き語り形式。歌詞の"GOD BLESS YOU"が削除されている。このテイクを聞いた渡辺俊幸が感銘をうけ、編曲したのが「天然色の化石2006」である。
  • このテイクのアレンジにチキンガーリックステーキのコーラスを加えたバージョンが『さだまさしベスト3〜讃』に収録されている。
  • 35周年コンサートなどでは旧アレンジで演奏され歌詞の"GOD BLESS YOU"が復活している。2013年のバージョンでは1番にはその箇所が無く、2番から有る。
11.「フレディもしくは三教街 -ロシア租界にて-」  吉田弥生交響詩』より。吉田弥生のピアノだけの演奏で、オリジナル・バージョンとアレンジも異なる。
12.防人の詩  渡辺俊幸交響詩』より。オーケストラ・アレンジである。
13.風に立つライオン  渡辺俊幸交響詩』より。
DISC-4
「北の国から」は作曲のみ
#タイトル作詞作曲・編曲編曲解説
1.北の国から〜遙かなる大地より〜  服部隆之月虹』より。1番は演奏のみ。
2.「桜散る」  渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:倉田信雄燦然會』より。当日のコンサートで急きょ演奏されたという。
3.案山子  渡辺俊幸燦然會』より。
4.「本当は泣きたいのに」  石川鷹彦/弦編曲:服部隆之/ステージ・アレンジ:倉田信雄月虹』より。
5.「極光」(オーロラ)  渡辺俊幸月虹』より。
6.精霊流し  さだまさし/ステージ・アレンジ:倉田信雄月虹』より。グレープ時代の相棒である吉田政美もギターで参加している。
7.「セロ弾きのゴーシュ」  渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:服部隆之月虹』より。
8.雨やどり  渡辺俊幸/ステージ・アレンジ:石川鷹彦、小池弘之月虹』より。
9.「October〜リリー・カサブランカ〜」  服部隆之月虹』より。
10.「ソフィアの鐘」  渡辺俊幸月虹』より。
11.「療養所」(サナトリウム)  渡辺俊幸燦然會』より。冒頭で音を外している。
12.「修二会」  渡辺俊幸燦然會』より。オリジナル・バージョンより大幅に激しい曲調で、このテイクを基にしたカラオケが配信されている。
13.「小さな手」  渡辺俊幸燦然會』より。

この時期に発表したさだの作品はすべて作詞ではなく「作詩」とクレジットされている。

脚注[編集]

  1. ^ 詳細は「関白宣言」の項を参照のこと。