紙縒

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紙縒(こより)は、を細く裂いた物をり合わせて紐とした物である。紙撚とも表記する[1]

特に丈夫な紙を原料にしたものは元結と称し、主に冊子の綴じ紐や髪を束ねるために使用される。また、紙縒りに糊を引き、染色あるいは箔加工したものが水引となる。

紙縒の原料となる丈長紙は、越前美濃阿波丹後伊予土佐日向で製紙され、2005年現在では、長野県飯田市がその特産地である。

また、ティッシュペーパーなどの薄く柔らかい紙を、先端が細くなるように捻ったものを紙縒と呼ぶこともある。

脚注[編集]

  1. ^ 木村修次・黒澤弘光『大修館現代漢和辞典』大修館出版、1996年12月10日発行(899ページ)

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