こぎつね座
Vulpecula | |
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属格形 | Vulpeculae |
略符 | Vul |
発音 | 発音: [vʌlˈpɛkjʊlə]、属格:/vʌlˈpɛkjʊliː/ |
象徴 | the Fox |
概略位置:赤経 | 20 |
概略位置:赤緯 | +25 |
広さ | 268平方度[1] (55位) |
バイエル符号/ フラムスティード番号 を持つ恒星数 | 33 |
3.0等より明るい恒星数 | 0 |
最輝星 | α Vul(4.45等) |
メシエ天体数 | 1 |
隣接する星座 |
はくちょう座 こと座 ヘルクレス座 や座 いるか座 ペガスス座 |
こぎつね座(小狐座、Vulpecula)は、星座の1つ。こと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルから形作られる夏の大三角形の真ん中にある、目立たない星座である。
主な天体
恒星
「こぎつね座の恒星の一覧」も参照
この星には4等より明るい星はない。
星団・星雲・銀河
- Brocchi's Cluster:散開星団。洋服掛け(コート・ハンガー星団)とも呼ばれる、肉眼でも見ることのできる。この星団もその名の通りハンガーのような変わった形をしている。
- NGC 6885:散開星団。
- M27(亜鈴状星雲):惑星状星雲である。この星雲は形が面白いため、よく観測される。双眼鏡でも見ることができ、視直径は6分角である。双眼鏡でも満月の4分の1の大きさの楕円形に見える。その名の通りの鉄アレイ状に見るには、大口径の望遠鏡が必要である。
その他
- PSR B1919+21:1967年に、史上初めて発見されたパルサー。
由来と歴史
この星座は、1687年に、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスによって設定された[2]。
この星座はもとは Vulpecula cum ansere「ガチョウをくわえた小さなキツネ」 もしくはVulpecula et Anser「小さなキツネとガチョウ」と呼ばれた。ガチョウは現在のキツネのあごの部分であった。一時期、ガチョウは独立した星座とされていたが、ガチョウは星図からも星座名からも消え、α星の固有名として残るのみである[2]。
呼称と方言
日本では、きつね座と呼んだ時代がある。
出典
- ^ “星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
- ^ a b Ian Ridpath. “Star Tales - Vulpecula”. 2014年1月28日閲覧。