きゅんくん

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きゅんくん
生誕 松永 夏紀
(1994-07-12) 1994年7月12日(29歳)
日本の旗 日本 東京都
職業 ロボティクスファッションクリエイター
メカエンジニア
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きゅんくん1994年7月12日[1] - )は、日本ロボティクスファッションクリエイターメカエンジニア[2]東京都出身[2]。本名は松永 夏紀[1]。「機械工学を学びファッションとして着るロボット」の開発に携わっている[3]。金属加工から電子工作、洋裁まで、全てを彼女自身が手がけている[4]

経歴[編集]

幼少の頃より、『鉄腕アトム』をはじめとする手塚治虫の作品に親しむ[4]。小学校5年生の頃、高橋智隆の存在を知り、ロボット開発者の道を志すようになる[5]。小学校の卒業文集では、将来の夢として「大学の機械工学科でロボット開発をすること」を挙げた[4]。その後、中高一貫の女子校に進学する[5]。中学校では演劇部に所属[4]。高校では被服部に所属し、近所の工場から譲り受けたジャンク品を解体して洋服に取りつけるなどして、ファッションとロボットの融合を試み始めた[4]

彼女の作品は、2014年のTOKYO DESIGNERS WEEKや2015年のSXSWで展示された[6]。2015年、電通国際情報サービスイノラボに外部研究員として招聘され[7][8]、ロボティニティ・アンド・ファッション領域の研究開発を進めるロボティニティ・テクノロジストに就任する[9]。『日経ビジネス』2016年1月4日号では表紙を飾った[6]

2014年頃より、ウェアラブル・ロボット・アームのMETCALF(メカフ)の開発を進める[10]。2016年にはMETCALF clione(メカフ・クリオネ)を発表した[11]

2016年1月には、karakuri productsのエンジニアに就任したことをTwitter上で発表した[12]。同年、タグチ工業の公式アンバサダーにも就任し、重機の魅力をPRする動画シリーズ「重機少女」に出演した[13]

ディスコグラフィー[編集]

ゲスト参加[編集]

  • TORIENA「Meme Noise」(2015年)

脚注[編集]

  1. ^ a b ニッポン人名鑑 - 46. 着て楽しむロボットの開発者 きゅんくん”. 朝日新聞デジタル (2016年2月22日). 2016年4月3日閲覧。
  2. ^ a b コムアイ(水曜日のカンパネラ)のフリー対談連載「さぐりさぐり」vol.25 - コムアイ×きゅんくん”. NYLON JAPAN (2016年1月28日). 2016年4月3日閲覧。
  3. ^ ロボットを身に纏う美少女“きゅんくん”がイノラボとコラボ。”. VOGUE JAPAN (2015年7月24日). 2016年4月3日閲覧。
  4. ^ a b c d e 若き女性クリエイター・きゅんくんと近藤那央がロボットに見いだす新世代の感性”. SENSORS (2015年6月10日). 2016年4月3日閲覧。
  5. ^ a b きゅんくんって何者? 青春をロボットに捧げる、20歳の次世代クリエイター”. CAREER HACK (2015年1月26日). 2016年4月3日閲覧。
  6. ^ a b 2016年大ブレイク必至、ロボティクスファッションクリエイター「きゅんくん」とは?”. Fashionsnap.com (2015年12月28日). 2016年4月3日閲覧。
  7. ^ 未来都市を考えるイノラボが、ロボットを作って着るクリエイターきゅんくんと組んだワケ (1/2)”. GQ JAPAN (2015年8月5日). 2016年4月3日閲覧。
  8. ^ 未来都市を考えるイノラボが、ロボットを作って着るクリエイターきゅんくんと組んだワケ (2/2)”. GQ JAPAN (2015年8月5日). 2016年4月3日閲覧。
  9. ^ Kyunkun - きゅんくん”. INNOLAB. 2016年4月3日閲覧。
  10. ^ “ファッション×ロボットの融合”若き女性クリエイター・きゅんくんが最新ロボ「メカフクリオネ」を発表 (2/2)”. 日刊SPA! (2016年3月31日). 2016年4月3日閲覧。
  11. ^ “ファッション×ロボットの融合”若き女性クリエイター・きゅんくんが最新ロボ「メカフクリオネ」を発表 (1/2)”. 日刊SPA! (2016年3月31日). 2016年4月3日閲覧。
  12. ^ kyun_kunの2016年1月15日のツイート2016年11月12日閲覧。
  13. ^ きゅんくん動画「重機少女」シリーズを6.6~公開!”. タグチ工業 (2016年6月7日). 2016年6月8日閲覧。

外部リンク[編集]