あぶない刑事の登場人物
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あぶない刑事の登場人物(あぶないデカのとうじょうじんぶつ)では、日本テレビ系列で放送されていたテレビドラマ、および映画『あぶない刑事』シリーズに登場する架空の人物を説明する。
凡例
この項目で用いる便宜上の略称は以下の通り。
- 『あぶない刑事』 (TV) → TV1作目
- 『あぶない刑事』 (映画) → 映画1作目
- 『またまたあぶない刑事』 → 『またまた』
- 『もっとあぶない刑事』 → 『もっと』
- 『もっともあぶない刑事』 → 『もっとも』
- 『あぶない刑事リターンズ』 → 『リターンズ』
- 『あぶない刑事フォーエヴァー TVスペシャル'98』 → 『フォーエヴァーTV』
- 『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』 → 『フォーエヴァーMOVIE』
- 『まだまだあぶない刑事 』 → 『まだまだ』
- 『さらばあぶない刑事 』 → 『さらば』
主要人物
- 鷹山 敏樹(舘ひろし) / 登場作品:全作品
- 神奈川県警察港警察署捜査課。階級は巡査部長または巡査長 。[1]1956年12月15日、東京都大田区蒲田出身。「セクシー大下」に対して「ダンディー鷹山」とも。 ユージからは「タカ」と呼ばれる。
- 普段はクールな紳士を装っているが、時に正義感が強い熱血ぶりも垣間見せる。テレビ1作目中盤以降は二枚目半なキャラが加った。暴力犯捜査のプロであり、広域暴力団の組長クラスにも恐れられている。横浜を本拠地とする広域暴力団「銀星会」を壊滅するまで執拗に追っていた。
- 『フォーエヴァー THE MOVIE』劇中に登場した履歴データによると、家族構成は妹一人。父・トシハル(享年44)と母・ヨシコ(享年41)は共に1973年に死去。妹のミチコは結婚後、オーストラリアに在住。また、サワコという名の妹がいることも第37話「暴発」での鷹山自身の台詞から分かるが、詳細は不明。
- 拳銃、ショットガン、ライフルの名手であり、拳銃を常に二丁携帯している。使用拳銃は、S&W M586 4インチ・ディスティングイッシュド・コンバットマグナム、コルト・ガバメント・タカカスタムとシリーズごとに変化している。二丁目では全シリーズでS&W M49ボディーガードを使用。弾丸使用量は神奈川県1。
- バイクの名手でもあり、スズキ1100GSXやハーレーなどを乗りこなす。本シリーズ全作において四輪乗用車での運転シーンが皆無の理由は、テレビ1作目スタート時に舘が出演していたCMとテレビ1作目スポンサーとの兼ね合いがあった故のものだが、時期的にその制約が無くなった劇場版以降になっても運転シーンがない理由は、車を運転出来ない鷹山のキャラが定着し、また舘自身もその設定が気に入ったためでもある[2]。この設定を逆手に取ってか、テレビ1作目では犯人の指示で横浜市内を不本意に走らされたり、タバコ屋の店主から自転車を借りる場面が見られた。
- スーツと靴は全シリーズ通じてテットオム製がほとんど。テットオムのデザイナーは、舘とは長年懇意にしている仲である。スーツは黒のほか、グレー、ベージュ系など6種類を用意し、国際的なムードを壊さないようにシャツはダブルカフスにして、カフスボタンはアンティークショップで購入、激しいアクションに備える為に常に同じものを2着ずつ作り、全てオーダーメード仕立てである。夏場は上下白のスーツに白の半袖ポロシャツ、素足に白のスニーカーになる。
- サングラスは「もっとも」までは舘本人の提携していた眼鏡メーカーの特注品を使用したが、「リターンズ」からはレイバンやアルマーニ製の物が多く、まだまだではロバートマークの物をメインで使用。
- たばこはテレビシリーズ第1作目ではKENTだったが、「リターンズ」からフィリップモリスに変わっていた。いずれも火を付ける際にはパイプ印のマッチを愛用。
- TV・映画1作目の際に愛用していた腕時計はリコー[3]で「もっとも」の際に愛用している腕時計はオリスであった。
- 英語に堪能で、英字新聞(主にジャパンタイムズかデイリー・ヨミウリ)[4]を愛読している。
- 爆弾処理も得意とするが、コンピュータ関連は全く弱い。「まだまだ」まで携帯電話は持っておらず、公衆電話をよく使う。その公衆電話においてもテレカは使わず、硬貨を使用する。
- 大下 勇次(柴田恭兵) / 登場作品:全作品
- 神奈川県警察港警察署捜査課。階級は巡査部長または巡査長 [5]通称「ユージ」「セクシー大下」「一気の勇次」など。鹿児島県出生の静岡県出身[6]。
- 一気呵成を旨とするが、それ故に根気がない。一方でいざという時には理知的な一面を見せ、鷹山の押さえ役を務めることも多い。
- 盗犯捜査のプロで、スリや空き巣に顔が広く、窃盗事件の現場検証などでは、鍵のこじ開け方を見るだけでその手口から犯人が特定できる。またピッキングを得意とする。
- 家族構成は、企画設定時の9人兄弟の長男説や、柴田のアドリブにより自身の家族構成を当てはめた5人兄弟の4番目説があり[7]、詳細は不明。
- 犯人が車で逃走しても、それを走って追いかけて行くほどの俊足自慢。野球好きでプロ野球のその当時の時事ネタも多い。ゴルフもこよなく愛し「趣味は仕事、道楽はゴルフ」。
- 拳銃、フルオート火器の名手である。使用拳銃は、コルト・ローマンMK-III2インチ、コルト・パイソン357 2.5インチ、コルト・キングコブラ2.5インチ、S&W M586キャリーコンプ3インチユージカスタムさらばでは、s&w M10とシリーズごとに変化している。フルオート火器は、ウージーやコルトM16などを使用する。
- 高度なドライビングテクニックの持ち主である。覆面車は、テレビ1作目から「もっと」第4話までは日産・レパード(F31前期)アルティマ(「横浜33も54-17」)(1作目の映画版以外はゴールド。1作目の映画版のみダークブルー、2作目の映画版はパールホワイトからゴールドツートンへ全塗装したレパード(F31前期)アルティマ)、「もっと」第5話〜「もっとも」ではレパード(F31後期)ダークブルーのアルティマターボ(「横浜33の45-05」)、「リターンズ」ではアルファロメオ164SUPER 24V、「フォーエヴァー」ではマセラティギブリE-MG を、「まだまだ」ではマセラティクアトロポルテを使用した。スーパーカブでもアクセルターンを見せている。[8]
- スーツは、テレビ1作目〜「もっとも」まではメンズティノラスを、「リターンズ」からはMASATOMOを着用している。メンズティノラスは、当時柴田がイメージキャラクターを務めており、放送直後に「同じものが欲しい」「品番を知りたい」という問い合わせが殺到、品切れになる現象も起きた。また、靴はメンズティノラスか、オペルカである。
- サングラスは「もっとも」までLunetta BADA(ルネッタ・バダ)製やジバンシー製が多かったが、「-リターンズ」ではレイバン製のみを使用し、フォーエヴァー以降はMASATOMOの物を使用する機会が増えた。
- たばこはLARK(初期の頃は赤いパッケージ。「フォーエバー」ではスーパーライト。「まだまだ」ではウルトラワン)。「リターンズ」ではCMに出演していた関係もあってかメリットを吸っていた。火を付けるのはZippo。[9]
- 当時柴田がイメージキャラクターを務めていたポッカコーヒーを愛飲していたが、テレビ1作目放送当時はまだポッカのイメージキャラクターではなかったことから、舘ひろしがイメージキャラクターを務めていたポカリスエットも愛飲。
- 広東語(リターンズ)や韓国語(まだまだ)を得意としている。
- 町田 透(仲村トオル) / 登場作品:全作品
- 神奈川県警察港警察署捜査課。巡査 ⇒ 警部・捜査課長 (「まだまだ」- )。通称「トオル」「トロイ動物」「プリティ町田」など。テレビ1作目開始時は交通課から捜査課へ異動したばかりの新人刑事であり、仕事中もナンパや遊びへの興味に余念のない性格が強調されていた。また誰かとコンビを組む事は少ないが、テレビ1作目の中盤からコンビを組み出す。特定の相手はいないが「もっと」からは大下と組む事が多くなる。
- 前述のように女好きで、何度痛い目にあっても鷹山・大下の「女を紹介してやる」の一言でいいように利用される。映画版では鷹山と大下に銃器と車を提供することが多い。「またまた」では、クライマックス直前に暴力団の銃器保管庫へと調達に行った際、バズーカを調達して意気揚々と担いでいたが、犯人グループとは戦わずそのままデートに向い、鷹山達から「あのバズーカ(デ-トで)何に使うんだろう?」と首を傾げられた。なお、これは舘・柴田がイメージキャラクターを務めていた東芝テレビ『BAZOOKA』のTVCFのオマージュである。
- 使用拳銃は、コルト・ローマン2インチ、S&W M29 44マグナム4インチ、S&W M586ディスティングイッシュド・コンバットマグナム4インチ(鷹山が「もっとも」まで使っていたお古の銃を木製グリップに付け替えた)、コルト・パイソン357 4インチと変化している。
- 主に使用する覆面車はスカイライン(R31)GTパサージュ後期、セフィーロ前期やレパード(F31後期)ダークブルーのアルティマターボ(「もっと」で大下とコンビを組む際に運転)、三菱・RVRと変化している。
- シリーズ開始からしばらくは、ドラマ「西部警察」にて渡哲也演じる大門が着用していた紺のスーツを仕立て直したものを劇中の衣装として使用。テレビ第1作中期以降からはカジュアルな服装も多くなった。
- 「もっと」の頃から「トロい動物」(「フォーエヴァーTHE MOVIE」では「マヌケな動物」)などの呼称が定着したが、「まだまだ」では捜査課長への出世により「賢い動物」とも呼ばれる。「まだまだ」ではかつて近藤・初代課長が発していた「瞳ちゃん、お茶」や「大馬鹿者!」という台詞を受け継いでいたり、大下に「いつの間にやら賢い動物に成り上がって」と言われ舞い上がったりする(この設定は、舘・柴田と並んでベテランの大物俳優になった仲村の芸能界での現状も暗示している)。上司となった立場上、鷹山・大下といえども呼び捨て、もしくは「〜君」と呼んでいた(二人は昇任試験を受けずに通していたらしい)が、3人だけの場面ではあっさり従前の卑屈な態度に戻ってしまう。
- 出身は愛徳高校(劇中の台詞より)。「ビー・バップ・ハイスクール」で仲村が演じていていた中間徹の在籍高校と同名である。
- 真山 薫(浅野温子) / 登場作品:全作品
- 通称「カオル」。岡山県出身。
- 神奈川県警察港警察署少年課。巡査 ⇒ 警部・少年課長 ⇒ 重要物保管所所長
- 鷹山・大下の親友で悪友。テレビ第1作第17話時点での年齢は23歳(劇中のバス定期券から確認できる)。シリーズ初期はおてんばながら優秀な少年係員として描かれ、捜査課の応援に入った際にも真っ当に捜査にあたっていた。しかし映画版では徐々にそのキャラクターが崩壊し、鷹山と大下のサポートもほとんどしない自由人となる。警察官らしからぬ数々のコスプレも披露する。
- テレビシリーズでは毎回、彼女のアップショットが本編ラストカットとなっていた。[10]
- 拳銃は、シリーズを通してS&W M362インチを使用。(テレビ第1作目37話「暴発」のみ、コルトローマン2インチを使用した事がある。また、一時期ワルサーPPKも使用していた。)ホルスターは、レッグタイプ、ヒップタイプ、ショルダータイプと多数所持している模様で、衣装により使い分けている。またホルスターを使わず、バッグの中やストッキングの裾に挟む事もある。
- 「もっとも」の頃から、露骨に男と金に執着する場面が多くなる。「フォーエヴァー」では、自ら港署を去りラーメン屋として生きていこうと決断したが、「まだまだ」では松村の後を継ぎ少年課課長(警部)に出世していた。しかし鷹山に「いい男紹介するから」の一言で体よく使われる姿は昔と変わっていなかった。
- 「リターンズ」ではチェロの演奏を披露[11]。また、下着は毛糸のパンツを愛用している事も発覚。
- 「まだまだ」では日本刀も所持していたが、途中で折れてしまい全く役に立たなかった。その日本刀は、今は真山のデスクに{男忍法帳激闘の証}として飾られている。
- 松村とは警察官になる前からの知り合い。未成年時代に交際していた男子をボコボコにしてしまい、警察に出頭させられた時の担当者が松村で、そのざっくばらんな立ち振る舞いに憧れて警察官を志したという設定だった。
神奈川県警察港警察署
捜査課
- 吉井 浩一(山西道広) / 登場作品:全作品
- 階級・役職は不明。通称「パパ」。神奈川県逗子市出身。妻帯者で2人(共に息子)の子持ち。息子の一人はミサイルマニアだという。[12]破天荒なキャラクターが多い港署捜査課の中でも比較的オーソドックスで誠実な存在。それ故に近藤課長だけでなく、それ以外の捜査課員からも信頼が厚い。
- 田中とコンビを組むが、しばしば大下や鷹山と組む事がある。しかし、実直な吉井が大下らに悪知恵を授けられ、ストッキングを被り犯人に化けるなど田中と一緒に脱線することもある(第40話「温情」)。「もっと」第5話「奇策」では犯罪者の隠れ宿を経営する歯無しの主人に変装した。
- 使用拳銃は、S&W M36チーフスペシャル2インチモデル、コルト・ローマンの2インチなどを使用する。
- 覆面車はテレビ1作目では日産Y30セドリックHTSGLターボ、「もっと」からY31グロリアHTグランツーリスモSV。
- 田中 文男(ベンガル) / 登場作品:全作品
- 階級・役職は不明。通称「落としのナカさん」。捜査課の最古参で、取調官を務めることが多く、長時間の取り調べになろうともひたすら「吐け!」又は「吐け〜」と言い続け、容疑者を辟易させる手法で自白へと導く。そのほかにも黙ったままでひたすら相手をみつめ、しびれを切らさせて自供を得る方法もとる(第5話「襲撃」)。一方で権威に弱く、立場の強い者の前では卑屈に振る舞う一面もある。
- TVシリーズ初期は無表情で陰気な皮肉屋として描かれていたが、徐々にユーモラスな面が強調され始め、とりわけ中盤から常に携帯するようになった扇子がトレードマークとなる。温風が出るという謎の扇子も所有していたが、燃料代がかかると悩んでいた。扇子以外にも、アイドルや女学生、裏ビデオなど、様々なマニアックな趣味を持つ。
- 第45話「謹慎」からパイポを使用している。「もっと」第11話「結婚」から派手なベストを着用。
- 使用拳銃は全シリーズを通しコルト・ローマンの2インチ(「フォーエヴァー」のみNEW-TYPE)を使用する。
- 覆面車はテレビ1作目ではY30セドリック、「もっと」からグロリアY31。運転技術はかなり荒っぽいようで、鷹山曰く「ユージの方が安全運転だ」とのこと(第40話「温情」)。
- 吉田 春彦(秋山武史) / 登場作品:TV1作目から『フォーエヴァーTV』まで
- 階級・役職は不明。通称「ハルさん」。
- 口髭がトレードマークだがテレビ1作目の初期はまだ髭がない。谷村とコンビを組むが、時々大下または鷹山と組む事がある。顔はかなりの強面だが、服装・言葉遣いなどは丁寧で、吉井と並ぶ実直な刑事である。いかなる捜査現場でも着実に任務をこなす。モーターボートを運転して犯人を追跡することがあった。[13]実家が医者と葬儀屋という港署随一の資産家。
- 使用拳銃は「またまた」ではコルト・ガバメントを使用、それ以外ではコルト・ローマンの2インチ(グリップはスクエアタイプ)を使用した。
- 主に使用する覆面車はグロリアY30とY31、スカイライン(R31)GTパサージュ後期。また第7話ではレパードも運転していた(大下と同乗)。
- 秋山は病を押して「フォーエヴァーTV」に出演したが[14]「THE MOVIE」は降板し、同作公開後の1998年9月28日に永眠した。
- 谷村 進(衣笠健二)
- 階級・役職は不明。吉田とコンビを組む事が多い。
- ボディビルダー並みに鍛え上げられた肉体の持ち主。当初はスーツを着こなした真面目な若手刑事だったが、現場に向う時に田中から「いくぞ筋肉」と言われたのを皮切りに(第45話「謹慎」)、「検挙率アップ強化月間→キン肉アップ強化月間」で上半身裸になり筋肉美を披露しながらブルース・リーばりの怪鳥音をあげ正拳突きするなど(第47話「報復」)、筋肉・格闘ネタを披露していくこととなる。もともと衣笠はリーのファンであり、空手の芦原会館で黒帯を持つ有段者であることから、人物像が変化していった。「もっと」でも上半身裸になり後ろ蹴りを繰り出す空手的格闘、ホウキを棒に見立ててリーのマネなど(第22話「暴露」)を続けていく。
- 衣笠は柴田・仲村が主演したドラマ「勝手にしやがれヘイ!ブラザー」に悪役で出演した際にも上半身裸で筋肉を見せつけ、柴田・仲村とともに「こいつなんか見たことある」というセルフパロディ的なやりとりを見せた。
- 使用拳銃は、「もっと」前期のみ、S&W M19 コンバットマグナム 2.5インチ。その他は全てコルト・ローマンの2インチを使用。
- 車を運転するシーンはめったにない。[15]。
- 衣笠は飛び蹴り(第40話「温情」)、走行する自動車から犯人にアスファルトの道路に突き落とされる(第42話「恐怖」)など、舘・柴田・仲村に次いでスタントやアクションシーンが多く、出演者で衣笠のみ自分のシーンを吹き替えを使わず、全て自ら行っている[16]。
- 「さらば」では横浜水上警察署に異動。港署のように大きな事件がなく体を持て余しているようで、大下に「港署に戻りたい」と漏らす。
- 近藤 卓造(中条静夫) / 登場作品:TV1作目から『もっとも』まで
:捜査課長。階級は不明。通称「タヌキ」。1935年7月25日生まれで横浜市緑区川和に居住。[17]妻と子(息子・娘)の4人家族。刑事歴30年の生え抜きで、暴力犯捜査のプロ。かつては暴力団から「鬼の卓造」と恐れられていた。
- 北警察署捜査課暴力犯捜査係長を経て、1980年に港署捜査課長に就任(第28話「決断」より)。同話での「あと4年で定年だというのに」との発言から、1990年に定年を迎えている。
- 勤務中は常に署内にいる印象が強いが、テレビ1作目・第13話「追跡」では鷹山と大下の後を追うように愛媛県松山市に出張し、第20話「奪還」では自ら現場に出向いた事もあった。他にも『もっとも』の終盤では松村課長と共に神奈川県警本部へ出向き、銀星会と影で癒着していた警備局長・本多を追いつめる場面がある。
- 問題児である鷹山・大下には手を焼いており、「大馬鹿者!」や「鷹山ー!、大下ー!」とよく怒声を浴びせてはいたが、内心では二人に厚い信頼と親近感を寄せており、『もっとも』のラストで二人が銀星会ビルの爆発に巻き込まれて生死不明となった報告を受けた際は、愕然とした表情で崩れ落ちた。機嫌の良い時には部下への二人称も呼び捨てから「鷹山ちゃん、大下ちゃん」とちゃん付けになる。
- 家庭では、仕事帰りに買い物を頼まれていたり、夫婦喧嘩の翌日に部下に当たり散らすことも多い。趣味はゴルフで、休日にはゴルフ場に通うのが通例。しかし平日にこっそり行くこともあるようで「もっと」第8話「秘密」でそのことを気にした発言をした。
- 「瞳ちゃん、お茶」はシリーズにおける定番セリフの1つである。「またまた」のエンドロール内では、全シリーズ通じて唯一、近藤の発砲シーンがある。
- 第1話の登場からずっと口髭を生やしていたが、テレビ1作目・第39話「迷走」以降は口髭が剃られているほか、眼鏡もシルバーフレームのから黒縁のものに変わっている。[18]髭を落とした理由は、占いにはまっている口うるさい親戚のおばさんに「課長に金運が無いのはその髭のせい」などと言われたから。髭の無くなった近藤を見て田中は「課長の髭は大事な毛と同じなのに」と残念がった。[19]
- 1994年10月5日[20]、演者の中条が逝去したため「リターンズ」以降の出演は叶わないものとなったが、「リターンズ」の中では本人の声による「大馬鹿者!」のセリフを聞くことができる(生前の音源を使用)ほか名前が幾度か登場していた。「リターンズ」のEDスタッフロール冒頭、「To the Memory of 中条静夫」という字幕に全スタッフから哀悼の意がこめられた。
- 山路 瞳(長谷部香苗)
- 庶務(「もっとも」まで) ⇒ 通信室(「リターンズ」以降)。階級は不明。通称「瞳ちゃん」。
- テレビ1作目・第4話「逆転」では大下に気があるような発言も見せた(近藤課長や松村課長もそれに驚きの表情)。オフィスラブ厳禁(減俸処分になる[21])だったためか、厳格な父の影響か、大下への憧れの態度はいつの間にか画面上に描かれなくなったが、「まだまだ」では大下の7年ぶりの再会に涙して喜んでいる姿が見られる。
- 絵心があり、数話において目撃者の証言から容疑者の似顔絵を描き、捜査に貢献。
- 回が進むにつれ、大下や田中の無茶振りにも即座に反応するようになり、叱りすぎて声が出なくなった近藤課長の身振り手振りを言葉に翻訳できるようにもなっていた。
- 平素は婦警の制服姿でいることがほとんどであったが、テレビ1作目・第49話の仙台ロケでは私服と水着の場面もあった。普段は内勤で仕事をしているが、第32話「迷路」では張り込みで谷村とカップルを装ったり、「もっと」第24話では大下の用事のために、近藤課長に内緒で外出する事があった。
- テレビ1作目・第41話では港署を襲撃した犯人の人質となり、生命の危険に晒されている。
- 両親と同居し、3人姉妹の次女である[22]。テレビ1作目・第41話での大下の「瞳ちゃんのお父さんは恐ろしい」というセリフから、父親は非常に厳格であると見られる。これは長谷部自身がシリーズの監督・長谷部安春の実娘と言う事実を劇中に反映したものである。
- 「リターンズ」以降は河野の後任の交通課無線係になっている。髪型もロングヘアーだったが、「フォーエヴァー」からはショートヘアーになっている。
- 虎井 祐輔(関口知宏) / 登場作品:『リターンズ』
- 通称「トラ」。階級は不明。制服警官から捜査課に転属した新人刑事。
- 町田とよくコンビを組み、一緒にナンパしたりテレクラ通いをしていた。
- 自称では人間カーナビ、道に詳しいとしているが、実際は方向音痴。調子の良さは町田をも上回るもので、ポリシーを全く感じられない程。かねてから港署勤務に憧れを抱いており「リターンズ」で念願が叶った形だったが、「フォーエヴァー」では既に異動になった模様。
- 使用拳銃は、かつて大下も使用していたコルト・ローマンの2インチを使用(ただし発砲シーンはなし)。
- 佐伯 真理(島崎和歌子〈「リターンズ」〉、実田江梨花(現・中江里香)〈「フォーエヴァー」〉)
- 庶務 (階級は不明)。それぞれ「リターンズ」と「フォーエヴァー」のみの登場。
- 水嶋 修一(佐藤隆太) / 登場作品:『まだまだ』
- 巡査、新人刑事。ITに関する知識に長けており、難解なプログラムでも不自由なく解読する。足も速く、大下に世代交代を予感させた。
- 鷹山・大下不在となった横浜港署の検挙率を上げていたエースでもあった。過去の事件は全てデータベース化し、そこからプロファイリングして犯人を追い詰める捜査方法を取っていて、町田に其の都度報告するが相手にされなかった。また、鷹山・大下の行動パターンもデータベース化しようとしていた。
- その正体は美咲涼子と同じ犯人グループの1人で、クライマックスにて自殺。その直前の「生まれ変わったら大下さんの後継者になります」との発言から、当初は"おっさん"扱いだった大下に対し、行動を共にしていた間に敬意を抱いた様子。
- 使用拳銃はベレッタM92F。
- 鹿沼 渉(窪塚俊介) / 登場作品:『まだまだ』
- 巡査、新人刑事。銃器関連の事になると目の色を変え、話出したら止まらない銃器マニア。射撃も凄腕であり、対戦車ライフルも使いこなす。
- 水嶋と共に港署の検挙率向上に貢献。水嶋同様過去の事件のデータをもとにプロファイリングして犯人像を導き出す手法が得意で、昔ながらの捜査方法にあからさまな嫌悪感を示す。話し方も今時の若者口調で吉井・田中ら大先輩にもタメ口を使う。
- しかし水島と同様に、彼の正体も美咲涼子と同じ犯人グループの1人であり、クライマックスで鷹山に射殺される。
- 使用拳銃はグロック17。
- 佐伯 佳奈(原田佳奈) / 登場作品:『まだまだ』
- 庶務。町田から「瞳ちゃん、お茶」と言われ「私、佳奈です」とふくれっ面で不満を示す。
- 津久浦(池田努) / 登場作品:『さらば』
- 新人刑事。本編中では目立った活躍はないが、小説版では張り込み中にディーノ・カトウに拉致され、警察を誘き寄せる為の人質に利用される。
- 保谷(松浦慎一郎) / 登場作品:『さらば』
- 津久浦と同じく新人刑事。覇気に欠ける正格。
少年課
- 鈴江 秀夫(御木裕) / 登場作品:『リターンズ』以降を除く全作品
- 階級は不明。
- 主に薫とコンビを組む。鷹山や大下とも親しく、未成年絡みのエピソードでは活躍の場面も多い。捜査課への転属を狙っているが、一方では少年課の仕事もきっちりこなしていた。
- 昭和31年生まれだが5月19日生まれ(テレビ1作目・第23話「策略」にて)と4月7日生まれ(第49話「乱調」にて)とどちらも本人が言っているため、真相は不明。
- 後に御木が芸能界を引退したため「リターンズ」以降は登場しなくなった。
- 愛川 史郎(飯島大介)
- 階級は不明。
- 真山や鈴江よりも真面目にこつこつ仕事をこなしていた。
- 「まだまだ」では、既に港署を定年退職している。
- 岸本 猛(伊藤洋三郎) / 登場作品:『リターンズ』、『フォーエヴァーTV』、『フォーエヴァーMOVIE』『さらば』
- 「リターンズ」より登場。演ずる伊藤は前作まで警ら課・井沢巡査を演じており、鈴江の実質的な後任となった。
- 「さらば」では捜査課に異動しており、ベテラン刑事として、かつての吉井のように現場を指揮することが多い。
- 結城 梨沙(水川あさみ) / 登場作品:『まだまだ』
- 巡査
- 捜査課の仕事には我関せずの姿勢を貫く。また劇中では、少年課の仕事をしている所も見せていない。
- 同期の鹿沼と水嶋にGPSを仕掛けられデートを邪魔された事があり、相当根に持っている。ITの知識はそれなりに持っている。
- 課長である真山に対してもタメ語でツッこむ。机の上はファッション雑誌が多数あり、勤務中でもロリポップを舐めていたりしている"今どきの子"。
警ら課
- 武田 竜(堀内孝人) / 登場作品:テレビ1作目、映画1作目、『またまた』
- 巡査
- 主に受付係、施設保全などを務める。町田と同期かつライバル的な存在で、町田が当時交際していた彼女から掛かって来た電話に何食わぬ顔で応対した事もある。第41話では人質となった瞳を庇って重傷を負うなど活躍場面も多かったが、シリーズが進むにつれ出番が無くなる。
- 井沢 鉄男(伊藤洋三郎)
- 署内雑務や派出所勤務、留置場の監視員などを務める。テレビ1作目・最終話では、派出所勤務中に犯人にマシンガンで撃たれ重傷を負う。キャラクターとしては「もっとも」を最後に登場していないが、演ずる伊藤は「リターンズ」以降、少年課員・岸本役として引き続き出演した。
- 竹田 敬三(海一生)
- テレビ1作目・最終話で井沢と同じく派出所勤務中に犯人にマシンガンで撃たれ軽傷を負う。「もっと」でも第3話で、居合わせた犯人と銃撃戦で負傷したり、第22話では潜入捜査中の大下に呼び出された挙句にマシンガンで銃撃されたり[23]と災難に遭っている。「まだまだ」では少年課に転属し刑事になる。「さらば」では車両係に転属しており、鷹山・大下に新車の覆面車(日産GT-R)を強引に乗って行かれてしまう。また、実家が寺であるという事実も明かされた。
- 演じる海一生は「勝手にしやがれヘイ!ブラザー」の第10話、第18話に本シリーズと殆ど同じ風貌で港署の警ら係として出演しているが、竹田と同一人物かどうかは不明。
- 中山 和夫(草薙良一) / 登場作品:テレビ1作目
- 初期のみの登場。演ずる草薙は「もっと」第11話では悪役として、「フォーエヴァー THE MOVIE」ではタンカーの船長として出演。
交通課
- 若原 友行(加藤大樹)
- 「もっとも」まで登場。長身で渋い声が特徴。映画1作目で豹藤を追跡中、乗っていたパトカーが横転し負傷する。タカ&ユージに対して敬語を使うときもあれば、タメ口だったりするので、年齢は2人と同じぐらいであると思われる。車両整備も兼務しているようで、「またまた」では、レパードを壊したタカ&ユージに対して「もっと愛情持って使ってくれよなぁ。女扱うみたいにさ。」と冗談交じりに文句を言っていた。演じる加藤大樹は、「勝手にしやがれヘイ!ブラザー」で港署捜査係の刑事として出演しているが、若原と同一人物かどうかは不明。
- 河野 良美(監物房子)
- 巡査・無線係
- 「もっとも」まで登場。港署にかかってきた電話の逆探知[24]は彼女の役目であり出番も多かった。無線室内での登場が基本だが[25]、テレビ1作目・第7話「標的」では、スポーツクラブの室内プールで泳いでいた所を犯人にビデオで隠し撮りされ脅迫対象とされたり、第36話「疑惑」では勤務中に鈴江にナンパされた。また、映画1作目では派手な私服で薫や瞳と共にディスコ遊びに興じている。
- 土橋 徹(賀川幸史朗)
- 警部・交通課長。テレビ1作目第16話・第20話・第50話、「もっと」第1話では捜査課の応援で現場に出ている。「まだまだ」では定年退職し、遊園地で警備員をしている。しかし誰からもいじられなかった為、自ら絶叫していた。
鑑識課
- 安田 一郎(石山雄大)
- 通称「やっさん」。普段は温厚で優秀な鑑識係だが、「もっとも」では町田に「熟しきって腐りきった女紹介します」と誘惑され、秘密裏に違法押収物の鑑定を引き受けた事もある。「もっと」第11話では、給料を奪われた鷹山と大下を恨めしそうに睨み付け、怒りを露にしていた。「まだまだ」を最後に定年退職を迎えた。
医務室
- 榊 礼子(ありたふみこ→有田文子)
- 港署の嘱託医師。クレジット上ではゲスト扱いだが、「もっと」第1話以降数回に渡って登場。第12話では医師国家試験に関する情報を吉井に提供した。
署長
- 松村 優子(木の実ナナ) / 登場作品:全作品
- 警部・少年課長 ⇒ 警視正・署長
- 鷹山と大下の良き理解者。テレビシリーズではどちらも初期までしか登場しない(舞台とのバッティングがあり、スケジュール上出演が不可能になったためで、オープニングでも降板以後は紹介テロップが消されている)。
- このようにテレビシリーズでは短い期間しかお目にかかれないが、映画版では鷹山と大下のサポート役として大きな存在感を示している。
- 長きに渡って青少年事件対策の担当だったため、横浜の不良グループからは畏怖の対象となっており、暴走族リーダーですら「松村さんの頼みじゃ断れねぇな」と捜査に協力してしまうほどの多大な影響力を持つ。映画版第1作では、豹藤に刺され行方不明になった鷹山の捜索を依頼している。
- 港警察署内では若手・ベテラン問わずフランクに接するなど、かなり人当りが良い。その反面、捜査課の検挙率の低さを手厳しく指摘するなど、少々お節介焼きで口うるさい一面もある。
- まるで高級クラブのホステスのようなゴージャスな身なりをしている。その警察官らしからぬ風貌は、鷹山、大下をはじめ港警察署の男たちに「若作りしている」などと陰口を叩かれることもあるが、基本的には慕われているようである。(「まだまだ」では、鷹山と大下に「一生付いて行きます」と言われた)
- テレビ1作目・第9話「迎撃」では、ミリタリーナイフを振りかざす自衛隊特殊部隊出身の強盗殺人犯たちと格闘となり、「フォーエヴァー」ではマッドマックスタイプ2連水平ショットガンを携行し、国際テロリストの制圧にむかうなど、登場回数の少なさに反して、ハードなアクションシーンが多い。
- 愛車は、映画1作目では赤い日産・フェアレディZ(Z31型)、またまたでは赤いフォード・マスタング・コンバーチブルに乗り、鷹山と大下が窮地に立たされた際にこれに乗り助っ人として現れる。映画「もっとも」やTV「もっと」第1話では、皮製のレーシングスーツ(革つなぎ)を着てオートバイに乗って登場した。
- 「まだまだ」では署長(警視正)に出世していた。
神奈川県警察本部
- 柴野 悟(清水紘治)
- 階級・役職は不明。通称「ぬらりひょん」「妖怪柴野」。テレビ1作目22話までたびたび登場していたセミレギュラーキャラクター。
- スーツはいつもヨレヨレで清潔感が無く、鷹山・大下のファッションセンスに比べるとあまりにも対照的である。常に単独行動。
- 港署管内で殺人など重大事件が発生すると、本部から港署に派遣されて捜査指揮を執ろうとする。仕事には厳しいが人が好く、鷹山や大下たちから面倒な仕事を体よく押しつけられることもある。
- 西島(上田耕一)
- テレビ1作目・第34話「変身」で登場。捜査第四課員(この当時は組織犯罪対策部はまだない)。暴力団、その他組織犯罪捜査のプロであり、麻薬取締官殺人事件の際に県警本部から港警察署に派遣されてきた。黒のスーツに赤のネクタイという柴野刑事とは正反対のファッションセンス。強面でかなりの熱血漢。
- 原熊(高城淳一)
- テレビ1作目・第38話「独断」で登場。代議士令嬢に絡む殺人事件の際に山下警察署に派遣され、捜査指揮をとっていた。隣接の港警察署から派遣された鷹山、大下を「指名手配犯よりもあの二人を逮捕したい」というほど毛嫌いしている。終盤では港署に乗り込んで、近藤課長のデスクを勝手に陣取り、我が物顔で待機していた。近藤課長も取調室に篭ってしまい呼び捨てで陰口を叩くほど苦手の様である。
- 新田(堀田真三)
- 刑事部長。「またまた」で登場。横浜マリーナで現金約1億円が入ったバッグを持って脱出しようとした大下を、誘拐事件の犯人と思い込んで拳銃を向け、「動くな!神奈川県警だ!」と追いつめるも、「神奈川農協?」とボケられた上、鷹山の機転により大下に逃げられてしまう。さらに殺し屋・佐久間が何者かに射殺された現場で、再び大下と遭遇し「港署のセクシー大下だ」と自己紹介をした大下に対し「何が『港署でセックスをした』だ!」と切り返す。そして今度は大下を殺人事件の犯人と思い込んで逮捕するも、また鷹山が大下を助けに現れ「何で高見山が?」と再び支離滅裂な言動の果てに大下に逃げられてしまう。
- 演じた堀田はテレビ1作目・第31話「不覚」で興龍会幹部・井上役で登場、鷹山とも絡んでいる。
- 神崎 京子(一色彩子)
- 「もっと」第17話「乱心」で登場。県警本部の警部補でアメリカのFBIアカデミーで麻薬捜査の訓練を受けてきたエキスパート。本籍・東京都品川区(警察手帳で確認できる)。コカイン売人による殺人事件の際に港署に派遣された。最初は鷹山・大下と共に捜査をしていたが、暴力団事務所で組長にいきなり発砲したり、容疑者宅に勝手に一人で突入しようとして容疑者を取り逃がしてしまう、などのめちゃくちゃな行動をして捜査をぶち壊してしまう。先走りが祟って二人から「じゃじゃ馬娘」と言われ組むことを拒否される。その後は町田と組んだ。終盤では「援護してくれなきゃ動けない」と腰を抜かしてしまい容疑者の女性に介抱されてしまうほどだった。その後近藤課長らには彼女の手柄ということにし、中華街で高級中華料理を鷹山ら3人に奢ることになる。
- 演じた一色はテレビ第1作目第19話「潜入」で犯人のホステス役で登場しており、町田とも絡んでいる。
- 寺西 哲生(菅田俊)
- 「フォーエヴァー」で登場。ヤクザっぽい風貌から、大下に銃を突きつけられ、あげくに町田達と銃撃戦を繰り広げてしまった(服は変装している訳ではなく、普段着との事)。港署に潜入した城嶋を確保するため、出動要請した県警機動隊の指揮をとった。同じくヤクザっぽい風貌の秋田刑事とはコンビを組んでいるものと思われる。
- 演ずる菅田は映画1作目では殺し屋・豹藤幸次郎役として、「もっと」第1話「多難」では銀行強盗犯の宮崎役として出演している。さらに本作とは直接ストーリー上の関係性はないが、東映ビデオが2000年、2001年にセントラルアーツ製作協力の元で製作した「あ・キレた刑事」にて「新港署」の黒木刑事役として主演した。
- 深町 新三(小林稔侍) / 登場作品:『リターンズ』、『フォーエヴァーTV』、『フォーエヴァーMOVIE』、『まだまだ』、『さらば』
- 警部・港警察署捜査課長 ⇒ 警視監・神奈川県警察本部長。近藤の後任として県警本部から着任。本部時代は知能犯捜査の敏腕刑事として知られ、リストラの密命を帯びて派遣されてきた。普段は融通の利かない堅物を装っているが、怒りの感情が制御できないほどになると、鷹山・大下よりも無鉄砲な行動を取る[26]。
- 「リターンズ」「まだまだ」では黒縁眼鏡を常時かけていたが、「フォーエヴァー」では裸眼。「リターンズ」では鷹山・大下にあからさまな嫌悪感を示していたが、「フォーエヴァー」からは、かつての近藤課長のように、二人を怒鳴りつつも、内では信頼しサポートする役回りになる。
- 「まだまだ」では無事県警本部に復帰し、それどころか本部長(警視監)にまで大出世していた。[27]
ゲスト
あぶない刑事
- 第1話 「暴走」
- 第2話 「救出」
- 第3話 「挑発」
- 第4話 「逆転」
- 第5話 「襲撃」
- 第6話 「誘惑」
- 第7話 「標的」
- 第8話 「偽装」
- 第9話 「迎撃」
- 第10話 「激突」
- 第11話 「奇襲」
- 第12話 「衝動」
- 第13話 「追跡」
- 第14話 「死闘」
- 第15話 「説得」
- 第16話 「誤算」
- 第17話 「不信」
- 第18話 「興奮」
- 第19話 「潜入」
- 第20話 「奪還」
- 第21話 「決着」
- 第22話 「動揺」
- 第23話 「策略」
- 第24話 「感傷」
- 第25話 「受難」
- 第26話 「予感」
- 第27話 「魔性」
- 第28話 「決断」
- 第29話 「追撃」
- 第30話 「黙認」
- 第31話 「不覚」
- 第32話 「迷路」
- 第33話 「生還」
- 第34話 「変身」
- 第35話 「錯覚」
- 第36話 「疑惑」
- 第37話 「暴発」
- 第38話 「独断」
- 第39話 「迷走」
- 第40話 「温情」
- 第41話 「仰天」
- 第42話 「恐怖」
- 第43話 「脱線」
- 第44話 「苦杯」
- 第45話 「謹慎」
- 第46話 「脱出」
- 第47話 「報復」
- 第48話 「無謀」
- 第49話 「乱調」
- 第50話 「狙撃」
- 最終話 「悪夢」
もっとあぶない刑事
- 第1話 「多難」
- 第2話 「攻防」
- 第3話 「閉口」
- 第4話 「奇策」
- 第5話 「争奪」
- 第6話 「波乱」
- 第7話 「減俸」
- 第8話 「秘密」
- 第9話 「乱脈」
- 第10話 「悪戯」
- 第11話 「結婚」
- 第12話 「突破」
- 第13話 「代償」
- 第14話 「切札」
- 第15話 「不惑」
- 第16話 「異変」
- 第17話 「乱心」
- 第18話 「魅惑」
- 第19話 「役得」
- 第20話 「迷惑」
- 第21話 「傷口」
- 第22話 「暴露」
- 第23話 「心痛」
- 第24話 「急転」
- 最終話 「一気」
脚注
- ^ テレビ1作目・第1話『暴走』の終盤で提出された報告書に「神奈川県司法警察員 巡査部長 鷹山敏樹」との署名がみられる。しかし、フォーエヴァーTVでの一場面で港署のニュース中継が流れる際、「鷹山敏樹巡査長」と表示されている。
- ^ テレビ1作目DVD・第5巻収録の映像特典にあるプロフィールによると、四輪車の免許は持っていない旨の記述が見られる。
- ^ テレビ1作目での番組スポンサー。
- ^ テレビ1作目では讀賣新聞を愛読しているシーンが何度かうかがえる。
- ^ テレビ1作目・第1話『暴走』で提出された始末書には「神奈川県司法警察員 巡査部長 大下勇次」との署名がみられるが、その後の作品には巡査長と表示されているものもある。
- ^ ただし、「もっと」第21話においては、町田とのやりとりで「静岡生まれ」と言われている。
- ^ 5人兄弟説の初出はテレビ1作目・第37話「暴発」浅野のアドリブ。
- ^ 「もっと」第3話「閉口」にて。
- ^ これらは柴田の私物をそのまま使用。
- ^ テレビ1作目・第9話「迎撃」を除く。この回は松村課長メインであり、当人のカットで締めくくったため。
- ^ いわゆる役者ネタとして監督の村川透が導入したもの。
- ^ 「リターンズ」内での吉井の発言より。
- ^ 秋山は実際に船舶免許所持者であった。
- ^ アイドルの明日香(竹内結子)が港署を訪れたシーンで少し登場したのみだった。
- ^ ただし、テレビ1作目・第3話とフォーエヴァーTVで運転の場面がある事から、免許は所持しているとみられる。
- ^ 一方、舘のバイクシーンにおいてはウイリー走行など一部の場面をスタントマンが担当している。
- ^ 「もっと」第8話「秘密」より。
- ^ ただしOPは「もっと」最終回まで同じ映像を継続して使用したため、口髭のある近藤課長が映っている。
- ^ これについては、テレビ1作目終了後に始まる他局のテレビドラマ出演のために剃ったのが真相。それから2年後、中条は「勝手にしやがれヘイ!ブラザー」の開始にあたって再び口髭を生やし、あたかもテレビ1作目の頃に戻ったかのような風貌で出演していた。
- ^ 偶然ではあるが、この日はテレビ1作目の開始からちょうど8年後のことであった。
- ^ テレビ1作目・第5話「襲撃」で真山と呑みに行ってたという鷹山に対して大下が言っている。
- ^ 「もっと」第23話「心痛」で、鷹山と真山のアドリブらしき台詞あり
- ^ しかし逃げ出してパトカーは爆破したが本人は無傷であった。
- ^ ただし成功率は低い。実際に普通の警察署レベルでの逆探は技術上の問題からまず不可能とされている。
- ^ 実際の警察署の無線は、署活系無線と呼ばれ、署内各課にマイクとボリューム付のスピーカー「リモコン端末」があるため、交通課が無線を一手に引き受けることはない。
- ^ 鷹山と大下に重火器を引き渡した挙句に「ブッ殺すんだ!」と命令する(リターンズ)、県警と対立し「県警が何だ!一生港署に骨を埋める覚悟だ!」と激情する(フォーエヴァー)、鷹山と大下に射殺命令を出した内閣参事官を殴り気絶させる(まだまだ)など。
- ^ 神奈川県警本部長は、道府県警察本部長の中でも大阪府警本部長に次ぐ高位ポストであり、現実には、ノンキャリア及び準キャリアが、ここまでの地位に出世することはありえない。実際、フォーエヴァーからまだまだの7年という期間で警部から警視監への昇進は、キャリアでも不可能である。