アニエス・ジャウィ

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アニエス・ジャウィ
Agnès Jaoui
Agnès Jaoui
2017年度 カンヌ国際映画祭にて
生年月日 (1964-10-19) 1964年10月19日(59歳)
出身地 フランスの旗 フランス
オー=ド=セーヌ県アントニー
職業 映画監督脚本家女優歌手
ジャンル ワールドミュージック(歌手名義)
活動期間 1983年 - 現在
配偶者 ジャン=ピエール・バクリ
主な作品
『家族の気分』
『恋するシャンソン』
『ムッシュ・カステラの恋』
『みんな誰かの愛しい人』
 
受賞
カンヌ国際映画祭
脚本賞
2004年みんな誰かの愛しい人
ヨーロッパ映画賞
脚本賞
2000年ムッシュ・カステラの恋
2004年みんな誰かの愛しい人
セザール賞
作品賞
2001年ムッシュ・カステラの恋
助演女優賞
1997年家族の気分
1998年恋するシャンソン
脚本賞
1994年スモーキング/ノースモーキング
1997年『家族の気分』
1998年『恋するシャンソン』
2001年『ムッシュ・カステラの恋』
名誉賞
2023年
その他の賞
2001年 ルネ・クレール賞
1997年, 2000年 リュミエール賞 脚本賞
2000年 リュミエール賞 作品賞
2000年 リュミエール賞 監督賞
2000年 モントリオール世界映画祭 アメリカ賞グランプリ
2005年 ボディル賞 非アメリカ映画賞
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アニエス・ジャウィAgnès Jaoui, 1964年10月19日 - )は、フランス出身の映画監督脚本家女優歌手

人物[編集]

役者から転身した女流の映画作家。若くして高い実績を上げており、同国制作側の栄誉「ルネ・クレール賞」を最年少で受賞。「セザール賞」脚本賞を4度受賞するなど、欧州各賞ノミネートの常連となっている。

来歴[編集]

1964年10月19日、フランスのパリ郊外オー=ド=セーヌ県アントニーで生まれる。サイコセラピストの母とマーケティングコンサルタントの父を持つ。パリの名門リセアンリ4世校を卒業、20歳までイポカーニュに通う。その後コンセルヴァトワールで歌唱のコースを選択、つづいて、テアトル・ナンテール・アマンディエの演劇学校でパトリス・シェローに師事した[1]

1983年、19歳のとき、ポール・ブジュナー監督の『Le Faucon』で女優としてデビューした。1993年、29歳のとき、フィリップ・ミュイル監督の『キッチンでの出来事』で出演するとともに脚本を初めて書き、2000年、36歳のとき、『ムッシュ・カステラの恋』で監督業に進出。バクリと組むユニットで脚本を執筆している。

2001年、フランスの国立学術団体アカデミー・フランセーズが授与する永年功労賞であるルネ・クレール賞を、パートナーのバクリとともに史上最年少で受賞した。監督も務めた『みんな誰かの愛しい人』でカンヌ国際映画祭 脚本賞を受賞。また、セザール賞の脚本賞も4回受賞している。

2006年、歌手としてアルバムデビューも果たし、1stアルバム『Canta』が翌年にフランス音楽の祭典「Victoires de la Musique」において、ワールドミュージック部門の最優秀作品賞を獲得した。

フィルモグラフィー[編集]

ディスコグラフィー[編集]

  • Canta(2006)
  • Dans Mon Pays(2009)
  • Nostalgias(2015)

脚注[編集]

  1. ^ BiFiのAgnès Jaouiのバイオグラフィを参考にした。

外部リンク[編集]