zlib
| 最新版 | 1.2.7 / 2012年5月2日 |
|---|---|
| プログラミング言語 | C言語 |
| 対応OS | クロスプラットフォーム |
| 種別 | 圧縮ライブラリ |
| ライセンス | zlib License |
| 公式サイト | http://zlib.net/ |
zlibは、データの圧縮および伸張を行うためのフリーのライブラリである。可逆圧縮アルゴリズムのDeflate (RFC 1951)を実装している。ヘッダーやフッターなどのデータ形式はRFC 1950 (ZLIB Compressed Data Format Specification)として仕様化されている。
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概要 [編集]
zlibの作者は、ジャン=ルー・ガイイ(Jean-Loup Gailly)とマーク・アドラー(Mark Adler)である。彼らはgzipの主要開発者でもある。ジャンが圧縮、マークが伸張に関する部分を担当した。ライセンスはgzipとは違いGPLではなく、BSDライセンスに近いより制限の緩やかなものが採用されている(zlib License)。初版は1995年に公開された。
zlibはC言語で記述されている。ほとんどのプログラミング言語ではzlibを使えるようにライブラリで提供していて、例えば、Java Runtime Environmentにも組み込まれており、Javaプラットフォームからも利用できる。
zlibは、商用ソフトを含む多くのソフトウェアで採用されている[1]。画像フォーマットのPNGがDeflateの実装を必要とするため、データ圧縮系だけでなく、画像を表示するほとんどのソフトウェアでも使われている。ほとんどのOSで共有ライブラリとして含まれている。パソコン・サーバー・携帯電話など、非常に多くのOSで使われているライブラリのため、2002年と2005年にセキュリティ問題が発見されたが、問題が発見されると、広範囲のシステムに影響が及ぶ。
ヘッダー・フッター [編集]
zlibのデータ形式 (RFC 1950) は、圧縮データの前に2バイト以上のヘッダーと末尾に4バイトのAdler-32のフッターがつく。
ヘッダーの最初の2バイトは以下の通り。
- 1バイト目
- 上位4ビットは圧縮情報であり LZ77 のウィンドウサイズ。7なら32KBのウィンドウサイズ。
- 下位4ビットが圧縮方式。通常は数値の8。
- 2バイト目は
- 上位2ビットは圧縮レベル。デフォルトは2。
- 6ビット目はプリセット辞書があるかどうか。
- 下位5ビットがヘッダー2バイト分のチェックビット。
プリセット辞書を使う場合は3バイト目から辞書情報が続く。使わなければ、圧縮データが続く。
なお、gzip 形式 (RFC 1952) の場合は、10バイト以上のヘッダーと8バイトのフッターが付く。