YOCASOL

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YOCASOL株式会社
YOCASOL INC.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
837-0907
福岡県大牟田市四箇新町1-5
設立 2007年平成19年)7月17日
業種 電気機器
事業内容 太陽電池パネルの製造及び販売
代表者 破産管財人 山川萬次郎[1]
資本金 3億8千万円
従業員数 95名(2011年10月末現在)
決算期 3月
主要株主 九州事業継続ブリッジ投資事業有限責任組合
旭化成株式会社
丸紅株式会社
EBOメンバー他
外部リンク http://www.yocasol.com/jp/
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YOCASOL株式会社 (よかそる、英文名:YOCASOL INC. )は、福岡県大牟田市に本社を置いていた、太陽電池モジュールの専業メーカーである。社名の由来は九州の方言で「良し」「すばらしい」を意味する「よか」と、スペイン語などで太陽を意味する「SOL」に由来する[2]

概要[編集]

太陽電池メーカーMSK(現サンテックパワージャパン株式会社)が2004年大牟田市に建設した大牟田工場を社屋としていた。2006年8月にMSKが中国の太陽電池大手サンテックパワーによって約345億円で買収(当時の中国企業による日本企業の買収では過去最大のものであった)された事により、2007年1月、サンテックパワーが大牟田工場の閉鎖を決定。そこで、工場閉鎖による失業を避けたかった従業員らがEBOを行ない、同年7月に新会社としてYOCASOLを設立、11月に事業を開始、工場の閉鎖を免れる事となった[3]

しかし、2012年11月29日民事再生法の適用を申請。負債額は24億6000万円。[4]その後、2013年2月4日には東京地方裁判所から再生手続き廃止決定を受け[5]、同年3月11日に破産手続開始決定を受けた[1]

YOCASOLの事業資産はネミー株式会社及び子会社のジャパンソーラーファクトリー株式会社が取得した[6]

関連項目[編集]

NHKスペシャル - 「社員みんなで会社を買った~地方発 "EBO" の挑戦~」(2008年3月10日放送)にて、従業員らによるEBOの様子を取り上げた。[7]

脚注[編集]

外部リンク[編集]