XM25 IAWS

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XM25 Individual Airburst Weapon System
XM25 July 2009.jpg
XM25 Individual Airburst Weapon System
概要
種類 グレネードランチャー
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
設計・製造 ヘッケラー&コッホ
アライアント・テックシステムズ
L-3 IOS ブラシアー
性能
口径 25mm
使用弾薬 25x40mm
装弾数 6発(箱型弾倉
全長 737mm
重量 6.35kg(空虚重量)
銃口初速 210m/秒
有効射程 500m(ポイントターゲット)
700m(エリアターゲット)

XM25 IAWSIndividual Airburst Weapon System)は、アメリカ陸軍で採用されているエアバースト・グレネードランチャー

榴弾を目標の上空で炸裂(曳火)させることで遮蔽物などの後ろにいる敵を攻撃できる銃で、開発が中止されたXM29 OICWの派生型として開発された。

アフガニスタンで実施された実戦テストにおける評価は高く、試験が終了して銃を回収する際に兵士たちが返したがらなかったというエピソードもあるほどで[1]、現地の兵士達からは「パニッシャー(Punisher,罰する者)」というあだ名まで付けられていた[2]

頭文字のXは試験中の装備を意味しており、正式採用後は外されると思われる。 現在の正式名称はIAWSではなく「Counter Defilade Target Engagement (CDTE) System」となっている。

概要[編集]

XM25を構える兵士

XM25は、内蔵されたレーザーレンジファインダーで目標までの距離を測定し、射手が目標の前方3m-後方3mまでの間で起爆位置を設定すると、薬室に装填された25mm弾信管に信管測合機が自動的に起爆位置を入力する。発射後は25mm弾が自らの回転数で飛行した距離を測定して事前に決められた距離に到達すると起爆する。25mm弾は目標の上空で起爆することで、目標が塹壕蛸壺、建物の中に隠れている場合でも被害を与えることができる。

開発はヘッケラー&コッホ、アライアント・テックシステムズ、火器管制システムなどを担当したL-3 IOS ブラシアーの3社で行われた。

1丁3万-3万5千ドルで購入された初期型は、2010年8月からアフガニスタンで実戦テストを行っている。アメリカ陸軍2011年に12,500丁のXM25を1丁2万5千ドルで購入する予定である[3]。現在は1発1,000ドルするエアバースト弾も、本格的な生産が開始されれば1発35ドル程度まで価格が下がるとされている[1]

構成[編集]

XM25の試作品のひとつ。UCP迷彩で塗装され、ハンドガードにピカティニー・レールが取り付けられていないなど、現在使用されているタイプとは仕様が異なる

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ‘Punisher’ gets its first battlefield tests”. 2011年3月8日閲覧。
  2. ^ ‘Punisher’ Gives Enemy No Place to Hide”. 2011年3月8日閲覧。
  3. ^ Army Sending Precision Grenade Launcher to Afghanistan”. 2011年3月8日閲覧。