Windows プレインストール環境

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Windows PEから転送)
移動: 案内, 検索

Microsoft Windows プレインストール環境(Windows Preinstallation Environment, WinPE)は大手企業がワークステーションとサーバからインストールするための、以下のOSの軽量版である。

Windows XP
Windows Vista
Windows 7
Windows Server 2003
Windows Server 2008

またOEMがWindowsクライアントオペレーティングシステムを製造過程でPCにプレインストールするためにも利用される。またフロッピーディスクハードディスクではなくCDUSBメモリからブートする、MS-DOSに変わるOSの選択肢の1つとして利用可能である。

目次

[編集] 概要

元々はWinPEはMicrosoft Windowsオペレーティングシステムをインストールするプラットフォームとしてのみに利用することを意図していた。WinPEの後のバージョンは下記のような目的のためのプラットフォームに発展した。

  • 大企業でのワークステーションやサーバのインストール
  • PCメーカーがエンドユーザーに販売するワークステーションやサーバのプレインストール
  • エイサーHPのような大手メーカーや、その他のWindowsリカバリーを利用したいところで利用される、リカバリープラットフォーム
  • システム診断時や回復インストール時に技術者が利用するユーティリティOSとしてのMS-DOSの置き換え
  • Symantec Ghostの最新バージョンのようなサードパーティ製Windowsユーティリティのプラットフォーム

パッケージは、開発テストや、システム管理者のためのリカバリーCD/DVDとして利用可能である。インターネットを利用する人々の多くは、異なる利用目的の異なるサードパーティアプリケーションを含む、カスタマイズ版WinPCの起動CDを作成する。

現行版のバージョンは3.1であり、Windows 7 SP1のカーネルをベースとしている。

[編集] WinPEの歴史

以下のバージョンの存在が知られている。

[編集] Windows PE 1.0

Windows XP Professionalの初期バージョンより構築された。

[編集] Windows PE 1.1

Windows XP Professional Service Pack 1 (SP1)より構築された。

[編集] Windows PE 1.2

Windows Server 2003ファミリーより構築された。

[編集] Windows PE 2004 (1.5)

Windows XP Professional Service Pack 2 (SP2)より構築された。

[編集] Windows PE 2005 (1.6)

Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1)より構築された。

[編集] Windows PE 2.0

Microsoft Windows Vistaより構築された。このバージョン以降と以前のバージョンとの違いは、ツールキットの初回インストールからファイルが構築されるため、ソースCDをもはや要求しないという点が異なっている。そのため、ダウンロードサイズが以前は60MB程であったが、今回から900MBになっている。繰り返しになるが、WMIアクセス、Windows Scripting Host (WSH)、追加ドライバ、他の32bitアプリケーション(または64bit版のための64bitのアプリ)といったような、様々なプラグインを含むように起動イメージを作成するように変更可能である。WinPE 2.0より、起動環境を生成する手順の全体に渡って、古いシステムのユーザーになじみ深いコマンドラインツールを排除し、Microsoftの製品であるBDD 2007を利用することにより簡単となっている。再書き込み可能なRAMディスクを利用可能であり(WinPE 1.xバージョンは書き込みできないRAMディスクを利用していた)、USBキーのような追加の周辺機器をホットプラグを利用可能であるところが新ビルドのよいところである。唯一の問題は、最小必要メモリ要求が次第に大きくなり、512MBに近づきつつあるということである。

[編集] Windows PE 2.1

Windows Server 2008より構築され、Windows Vista SP1と同じコードを基盤としている。

[編集] Windows PE 3.0

Windows Server 2008 R2Windows 7と同じコードを基盤として構築されている。

[編集] Windows PE 3.1

Windows 7 Service Pack 1 (SP1)より構築された。
3.0に対する更新としてリリースされておりインストーラーは含まれておらず手動で上書きして使用する。[1]

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語