WASP-12b

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WASP-12b
太陽系外惑星 太陽系外惑星の一覧
Exoplanet Comparison WASP-12 b.png
木星との大きさの比較
主星
恒星 WASP-12
星座 ぎょしゃ座
赤経 (α) 06h 30m 33s
赤緯 (δ) +29° 40′ 20″
視等級 (mV) 11.69
距離 871[1] ly
(267 pc)
スペクトル分類 G0
質量 (m) 1.35 ± 0.14 M
半径 (r) 1.57 ± 0.07 R
温度 (T) 6300+200
−100
 K
金属量 [Fe/H] 0.30+0.05
−0.15
軌道要素
軌道長半径 (a) 0.0229 ± 0.0008 AU
(3.43 Gm)
    0.086 mas
近点距離 (q) 0.0218 AU
(3.26 Gm)
遠点距離 (Q) 0.0240 AU
(3.59 Gm)
離心率 (e) 0.049 ± 0.015
周期 (P) 1.091423 ± 3e-6 d
    (26.19415 h)
軌道傾斜角 (i) 83.1+1.4
−1.1
°
近日点引数 (ω) -74+13
−10
°
通過時刻 (Tt) 2454508.9761 ± 0.0002 JD
物理的性質
質量 (m) 1.41 ± 0.1 MJ
半径 (r) 1.79 ± 0.09 RJ
密度 (ρ) 326 kg/m3
表面重力 (g) 1.16 g
表面温度 (T) 2525[2] K
発見
発見日 2008年4月1日[1]
発見者 Cameronら (スーパーWASP)
発見方法 トランジット法
観測場所 南アフリカ天文台
現況 公表[2]
参照データベース
Extrasolar Planets
Encyclopaedia
data
SIMBAD data

WASP-12bは、惑星の通過を観測するスーパーWASPプロジェクトでWASP-12の周囲を公転しているのが発見された太陽系外惑星で、ホットジュピターである。2008年4月1日に発見が公表された[1]。親星から非常に近い軌道を公転しているため、半径は木星より79%大きいが、質量は41%大きいだけである[2]。地球が太陽の周りを365日で公転するのと比べ、1日と少しで親星の周りを公転する。親星からの距離は地球と太陽の間の44分の1で、木星とほぼ同じ軌道離心率を持つ。

WASP-12から非常に近い軌道にあるため、潮汐力によって惑星は卵形に引き延ばされ、1年に10-7木星質量ずつ大気が親星にはぎ取られている[3]。この惑星自体も1000万年後には親星に吸収され完全に消滅するとみられる[4]。いわゆる潮汐熱により、表面温度は2500K以上になっている。

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c The Planets”. SuperWASP. 2008年9月26日閲覧。
  2. ^ a b c Hebb et al. (2009). “WASP-12b: THE HOTTEST TRANSITING EXTRASOLAR PLANET YET DISCOVERED”. The Astrophysical Journal 693: 1920?1928. doi:10.1088/0004-637X/693/2/1920. http://www.iop.org/EJ/abstract/0004-637X/693/2/1920. 
  3. ^ Li, Shu-lin; Miller, N.; Lin, Douglas N. C. & Fortney, Jonathan J. (2010), “WASP-12b as a prolate, inflated and disrupting planet from tidal dissipation”, Nature 463 (7284): 1054?1056, doi:10.1038/nature08715 .
  4. ^ 中日新聞 2010年5月23日付朝刊3面

外部リンク[編集]

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