VideoStudio

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VideoStudio
開発元 コーレル
最新版 X7(2014年2月28日)
対応OS Windows
種別 動画編集ソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.corel.jp
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VideoStudio(ビデオスタジオ)はコーレルが販売している映像編集を目的としたノンリニア編集ソフトウェア。初心者~中級者向け動画編集の代表的ソフトウェアである。略称はビデスタUVS (ユーブイエス)など。

概要[編集]

コーレルが開発、発売を行っている高機能な映像編集ソフトで、日本での圧倒的なシェアを誇る。DV-AVIMPEG-2MPEG-4など様々な形式の動画や画像を編集し、DVDBlu-ray オーサリングを行ったり、様々な動画ファイルへ保存することが可能である。

その手軽さや簡単さから、初心者はもちろん、業務用としても使われることも多いが、マスクの中間色を認識していなかったり、シーケンス処理ができないなど、上級者向けソフトウェアとの差はもちろん存在する。

MediaStudio Proという上級者向けモデルも存在していたが、2006年以降新バージョンは発表されていない。

歴史[編集]

元々、台湾に本社を置くユーリードが開発・販売を行っていた。日本の販社はバージョン3までは住友金属工業株式会社が行い、4より自社販売を行っている。そして2007年にコーレルに買収されて、現在も開発はコーレルが行なっているが、日本での販売、サポートはイーフロンティアが行なっている。

VideoStudioはバージョン8より上位モデル"Plus"を発表している(X3以降はUltimate)。ノーマルナンバー(X3以降はPro)よりも機能の追加がなされており、その分高価格である。12までは約半年毎に交互に発売していたが、X3以降は同時発売である。

また、バージョンX4以降は200ページ超のカラーマニュアルが全パッケージに同梱されている。

発売日 バージョン 主な追加機能
97/02/18 1 「PictureStudio」(29,800円)の中の簡易編集ソフトとして、記録が残っている。
98/11/27 3 現在でも継承されているステップ方式(8ステップ)を用いた、初心者向けビデオ編集ソフトとして19800円で販売された。
00/04/21 4 MPEG-2の入出力、MP3の入力に対応。4GB越の動画作成が可能に。また、DV静止画キャプチャ機能、テキストを無制限に重ねる機能などが盛り込まれた。また、はじめてアカデミック版などのラインナップが増えた。また、値段価格帯が14800円台に下がった。
01/04/06 5 Pentium 4のSSE2命令に対応。それ専用のトランジションも追加された。
02/04/05 6 オーバーレイトラックとテキストトラックがはじめて追加された。それまではテキストはそれだけの映像になってしまっていたが、映像の上に文字が載るようになった。
03/04/04 7 "Windows Media 9"の入力、編集が可能に。また動画のスピード可変、オールドフィルム、レンズフレア、稲妻などのビデオフィルタを35種類追加。
04/06/18 8 自動でスライドショーなどを作ってくれる「おまかせモード」を新搭載。画像へのパン&ズーム機能の搭載や16:9への対応、フィルタやトランジションなどが追加。
05/06/17 9 「クイックDVDウィザード」を新搭載。また、「おまかせモード」にオートパン&ズーム機能を搭載し、BGMのリズムパターンを検出、トランジションのタイミングを調整する"ミュージック分析エンジン"も装備
06/06/30 10 新インターフェイス、オーバーレイの追加(計6本)、HDV編集ネイティブ対応、MPEG-4出力、スマートプロキシ、Dolby Digital 5.1、チャプタ設定機能
06/11/10 10 Plus H.264/MPEG-4 AVC出力、HD DVDオーサリング、PhotoImpact 10 SE付属(当Verのみ)
07/06/15 11 AVCHD形式入力、HDVへの書き戻し、撮影日インポート(DVのみ)、MPEGオプティマイザ、スマートパッケージ、ホワイトバランス、タイトルの回転、レンダリングの一時停止機能
07/10/26 11 Plus AVCHD DVDオーサリング、Blu-ray Disc オーサリング機能、Mpeg4/H.264スマートレンダリング、YouTubeアップロード機能、フルハイビジョン対応、
08/04/18 12 ペインティングクリエイター、タイトルトラックの追加(計2本)、各機能の速度向上(レンダリング速度やプロキシファイル生成速度等)、Core2Quad対応、UIの自由度の向上、サムネイルのリセット機能、音楽のクロスフェード、エフェクト機能の向上(オーバーレイへ適用可能に)(Blu-ray オーサリング機能削除される)
08/09/12 12 Plus Blu-ray Disc オーサリング機能、FLV形式の出力、AVCHD形式保存時のビットレート変更、3GPP、3GPP2形式の入出力、NewBlue 社フィルムエフェクト72種類同梱
10/04/16 X3 Pro [取り込み][編集][完了]の3ステップUIへの変更。BDMV(MPEG2,H.264)のBlu-ray Discオーサリング機能を搭載。Windows7の各機能に対応(ジャンプリストなど)、オーディオトラックの本数増量(1→3)、への対応、ハードウェアアクセラレータへの対応(Core i7Nvidia Cuda等)
10/04/16 X3 Ultimate NewBlue社のフィルタープラグイン(部分モザイクが可能な「ピクセラレーター」やX,Y,Z軸で動かせる「ピクチャーインピクチャー」)、Newblue社製トランジション、オーディオフィルター、CorelFXフィルターの追加。また、BD-Jへの対応(カレンダーメニュー)
10/11/12 VideoStudio X3 & PaintShop Photo Pro X3 VideoStudio X3、同社が発売している写真加工ソフトPaint Shop Pro x3のセットパッケージ。コーレル25週年記念の一環で、2500本限定で出荷された。
11/04/15 X4 Pro UIのパレット化。MovieWriter7ベースのオーサリングシステム、タイトルクリップをオーバーレイに配置可能、Corei7 Sandy bridgeへの最適化、ハードウェアアクセラレータのプレビュー時の対応、X3 Ulimateに搭載されていたCorelFx,NewBlueフィルターの標準搭載。64bitOSへの最適化(ネイティブではない)、ストップモーションキャプチャー機能、タイムラプス機能の追加など
11/04/15 X4 Ultimate 【Boris Graffiti(文字アニメーション強化機能。フィルタも30種類追加)】【ProDAD Mercalli SE(手ぶれ補正フィルター)】搭載
12/04/20 X5 Pro オーバーレイトラックが6から20(ビデオトラックが計21に)、3Dカメラの入力対応、60p/50pモード搭載、HTML5(WebM)出力機能、パソコンの操作画面の録画機能、Paintshop形式でレイヤーを分けて保存した画像を各トラックに振り分ける機能、トラック全体の無効・有効機能、ウィンドウモード(全画面でない)、DVDオーサリング時の字幕作成機能、isoファイルからのライティング機能、属性のコピー時、貼り付ける属性を選択可能に、など
12/04/20 X5 Ultimate 【Boris Graffiti(文字アニメーション強化機能。フィルタも30種類追加)】【ProDAD Mercalli SE(手ぶれ補正フィルター)】【ProDAD RotoPen(マップウォーキング)】【ProDAD VitaScene(ビデオフィルタ70種類、トランジション80種追加)】【NewBllueフィルター(10カテゴリー、83種類追加)】搭載
13/03/22 X6 Pro windows8対応、モーショントラッキング(物体を認識して、特定の場所に画像やフィルターを追従させる)、音声のタイミングにあわせられる字幕作成機能、オーバーレイでの自由変形、移動のタイムライン設定、オーバーレイのパス移動、変速コントロール(だんだん早く、遅くできる)、オーバーレイの重ね順の上下入替機能、効果のランダマイズ設定機能、画面キャプチャのフレームレート変更可能(15、25、30)など
13/03/22 X6 Ultimate 【ProDAD Handscript(筆記体の手書きアニメーション)】【Newblue FX Color Fast(色補正フィルター)】【Boris Graffiti (文字アニメーション強化機能。フィルタも30種類追加)】【ProDAD Mercalli SE(手ぶれ補正フィルター)】【ProDAD RotoPen(マップウォーキング)】【ProDAD VitaScene(ビデオフィルタ70種類、トランジション80種追加)】【NewBllueフィルター(10カテゴリー、83種類追加)】搭載
13/05/31 ふたりの ウェディング プロフィールビデオ ステップガイド付き VideoStudio X6にウェディング用テンプレートを追加した上で、次の機能を省き価格を抑えたもの。(モーショントラッキング、ブルーレイディスク作成、トラック交換、3D出力、HTML5ファイルの作成、モーションの調整、オートミュージック、YouTube3Dアップロード、NewBlueフィルター。トラック数はビデオx2、オーディオx2、タイトルx3(ビデオ2+タイトル1)(ただし、テンプレートを使用する場合はテンプレートで使用しているトラック数に依存)
13/09/27 Photo & Video X6 VideoStudio X6と、同社が発売している写真加工ソフトPaint Shop Pro x6のセットパッケージ
14/02/28 X7 完全64bitネイティブ対応(インストール時に選択)、インターフェイスの見直し(完了画面やタイムラインのカラフル化、タブデザインをフラットデザインに変更)、Haswell対応、おまかせモードの復活、4K映像のスマートレンダリング対応、
14/02/28 X7 Ultimate 【ProDAD Handscript(筆記体の手書きアニメーション)】【Newblue FX Color Fast(色補正フィルター)】【Boris Graffiti (文字アニメーション強化機能。フィルタも30種類追加)】【ProDAD Mercalli SE(手ぶれ補正フィルター)】【ProDAD RotoPen(マップウォーキング)】【ProDAD VitaScene(ビデオフィルタ70種類、トランジション80種追加)】【NewBllueフィルター(10カテゴリー、83種類追加)】搭載


各機能[編集]

DivXファイルの対応
かつて、有名ビデオコーデックであるDivXとセット品の販売をしていた時期も有り、Divx Playerなどをインストールすると同形式のインポート、エクスポートが可能になる場合がある。
スマートレンダリング
DVカメラの映像やMPEG形式に対応している機能で、必要最小限の箇所のみ再エンコードして画質の劣化を最小限に抑えながら、レンダリングしていないかのようなきれいな画質、スピードで動画を生成する機能。Ver.11Plus以降では、AVCHD形式でも使用可能。
MPEGオプティマイザ
スマートレンダリングの拡張機能。複数素材を使用する場合、スマートレンダリング使用率によってエンコード割合が算出でき、品質劣化を最小限に抑えてのエンコード設定が可能。
映像、音のクロスフェード
クリップの最後ともう1つのクリップの頭を重ねることでエフェクトがランダムで挿入されるようになり、音声トラックならクロスフェードが適用されるようになった。
ペインティングクリエイター
映像や静止画の上に文字や絵を描く機能。描いている工程を動画にして再生することが可能である。タブレットにも対応しており、筆圧や透明度の調整も可能なため、本格的なイラストも作画可能である。
スマートプロキシ
ハイビジョンの映像をそのまま編集すると重いので、作業用ファイルを生成する機能。DVD画質のファイルで編集を行い、最後のエンコード時はオリジナルファイルを使用する。(編集の動作が軽く、画質はきれいに)が実現しやすい機能である。(ファイルは自動設定もしくは手動で作成を始める必要がある。大体30分のAVCHDデータをエンコードする場合、VS11だと2時間40分弱、VS12の情報では33弱かかる計算であった。※発売当時の情報で、core2 duoのCPU)
スマートサウンド
SmartSound社提供のBGM自動生成機能。ジャンル、パターン、時間(最短3秒、最長1時間)を指定可能。外国では上位モデルがドラマなどにも使われているほか、標準モデルが日本国内地方テレビ局のCMにも使われていることがある。
VST対応
(Virtual Studio Technology)の略で、音楽ソフト等に搭載されている機能。音声データに対しエコー等のエフェクトをかけたり、簡単なボーカルキャンセルなどすることも可能である。作曲機能が無い為、使えない物も存在するが、ネット上に存在するフリーVSTが使えることがある。

MovieWriter との違い[編集]

VideoStudioは、動画をDVDにするDVD オーサリングツールとしての機能も兼ね備えており、同社が発売しているオーサリングソフトMovieWriter との機能の違いがわかりにくい。 2014年2月現在発売されている「MovieWriter 2010」と「VideoStudio X7」での大きな違いは以下のとおりである。

MovieWriter 2010側の利点

  • データライティングなどが可能。
  • 簡易スライドショー作成機能搭載
  • 動的なメニューの作成
  • ディスクコピー機能
  • Direct Discrecorder によるDVD-VR,BDAVの作成(レコーダータイプ)

MovieWriter 2010側の難点

  • 動画の細かいカッティング編集が不可能(最初と最後のタイミングの変更程度)
  • 動画を2つに分割することは可能だが、結合はできない(同じディスクには焼けるが、タイトルはバラバラ)
  • 1ページ内のサムネイルの数を指定したり、サムネイルの再生タイミングの変更ができない

バージョンX3を除き、VideoStudioではMovieWriterが組み込まれている仕様になっており、作成の流れの中で簡単にDVDなどを作成できるのが特徴である。バージョンX3にはMovieWriter Pro 2010 のメインプログラムがそのまま入っているため、上記の利点・難点が当てはまる。(2010年8月頃、25周年記念キャンペーンの一環としてDVD MovieWriter 7 SE のVSユーザー向け無料配布を行なっていた)

連携できるソフトウェア[編集]

同社発売のソフトと連携させることによりVideoStudioの機能を拡張することが可能である。

MotionStudio 3D
3Dのタイトル、オブジェクトの作成などに対応。パーティクル、花火のような効果を加えることも可能。透過AVIで出力するか、プロジェクトファイルをそのままVideoStudioに入力することが可能である(プロジェクトファイルの読み込み対応はX4以降)
PhotoImpact
写真加工ソフトウェアで、ロゴ作成も可能。VideoStudioのDVDのメニュー画面を作成でき、メニューバリエーションを増やすことが可能である(対応バージョンはVideoStudio12まで)
Paint Shop Pro
写真加工ソフトウェア。レイヤーをわけた状態で保存したpsp imageファイルを読み込む際、各オーバーレイトラックにバラバラに展開することが可能。(VideoStudio X5以降)


関連項目[編集]

外部リンク[編集]

関連書籍[編集]

  • 阿部 信行『VideoStudioオフィシャルガイドブック』
  • 石坂あつし『VideoStudio X3 ガイドブック』
  • 西村太一『VideoStudioで始める動画編集講座』