Uniform Resource Name

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Uniform Resource NameURN)は、urn スキームを使った Uniform Resource Identifier (URI) であり、それによって識別されるリソースにアクセス可能かどうかは含意しない。URN(名前)とURL(ロケータ)はどちらもURIであり、あるURIは同時に名前でありロケータでもありうる。

URN の機能要求仕様は RFC 1737 で記述されている。URNは、URN、URC (Uniform Resource Characteristics)、URL から構成されるインターネット情報アーキテクチャの一部である。それぞれには、以下のような役割がある。

  • URN は識別に使われる。
  • URC はメタ情報を付与するためにある。
  • URL はリソースの位置を示し、探すためにある。

RFC 2141 ("URN Syntax") によれば、

Uniform Resource Names (URNs) は、永続的で位置に依存しないリソース識別子であり、URNと属性を共有する他の名前空間をURNの名前空間に簡単にマッピングできるよう設計されている。したがって、URNの文法は、既存のプロトコルで送信でき、多くのキーボードで入力できるといった形式で文字データをエンコードする手段を提供する。

RFC 3986 ("Uniform Resource Identifier Generic Syntax") には以下のように述べられている。

"Uniform Resource Name" (URN) という用語はこれまで、"urn"スキームでのURI(RFC 2141)と名前の属性を持つ他の様々なURIも指してきた。前者は、リソースが存在しなくなったり、利用できなくなった時でもグローバルに一意で永続的に存在することを要求される。

URNの文法[編集]

RFC 2141 (1997年5月発行で、現在も「改善のための議論と示唆」が必要と分類されている)では、URNの文法をBNFで以下のように記述している。

<URN> ::= "urn:" <NID> ":" <NSS>
ここで、<NID> は「名前空間識別子 (Namespace Identifier)」、<NSS> は「名前空間固有文字列 (Namespace Specific String)」である。引用符で囲まれた節は必須である。先頭の "urn:" は小文字でなければならない。名前空間識別子によって、名前空間固有文字列の解釈の仕方が決定される。

URLとの比較[編集]

URNは個人の名前のようなもので、URLは個人の住所のようなものと言える。URNは何かの識別子を定義したもので、URLはその何かを探す方法を提供する。つまり、"what" と "where" の関係である。

URNはしばしば、本を一意に識別するISBNと比較される(実際、ISBNをURNとしてエンコードできる)。本の一意な識別子があることで、その本について議論できる(その本を読んだかどうか、面白かったかどうかなど)。しかし、実際にその本を読むには、本の在り処(例えば、ベッドの脇のテーブルの上など)を知る必要がある。したがってURNとURLは相補的である。例えば、あるRFCについて議論するとき、両方の概念を使って「urn:ietf:rfc:3187 (URN) は http://tools.ietf.org/html/rfc3187.html (URL) にある」ということができる。

[編集]

urn:isbn:0451450523
"The Last Unicorn"という本のURN。ISBNを使って識別する。
urn:isan:0000-0000-9E59-0000-O-0000-0000-2
映画『スパイダーマン』のURN。国際標準視聴覚番号を使用。
urn:issn:0167-6423
科学雑誌 "Science of Computer Programming" のURN。ISSNを使用。
urn:ietf:rfc:2648
IETFRFC 2648 の URN。
urn:mpeg:mpeg7:schema:2001
MPEG-7 ビデオメタデータの Default Namespace Rules。
urn:oid:2.16.840
アメリカ合衆国を示すOIDに対応したURN。
urn:uuid:6e8bc430-9c3a-11d9-9669-0800200c9a66
UUID version 1 を使ったURN。
urn:uci:I001+SBSi-B10000083052
SBS放送のドラマ Snow Flower を指す Universal Content Identifier ID (RFC 4179)

標準的でない使用法[編集]

以下の例は標準のURNではない。すなわち、公式に登録された名前空間を使っておらず、RFC 2141 (URN Syntax) と RFC 3406 (Uniform Resource Names (URN) Namespace Definition Mechanisms) に照らせば不正である。

urn:www.agxml.org:schemas:all:2:0
スキーマ "Agricultural Markup Language 2.0 for Grain and Oilseed Business" の名前空間を表した非標準URN。
urn:sha1:YNCKHTQCWBTRNJIV4WNAE52SJUQCZO5C
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの演説「I Have a Dream」をMP3化したファイルを、そのSHA-1ハッシュをBase32でエンコードしたもので表した非標準URN。
urn:tree:tiger:BL5OM7M75DWHAXMFZFJ23MU3LVMRXKFO6HTGUTY
上と同じMP3ファイルを、今度はTigerハッシュ木でエンコードしたもの。これらを使って特定のファイルを探すことができる。例えばBitziというサイトがある。
urn:sici:1046-8188(199501)13:1%3C69:FTTHBI%3E2.0.TX;2-4
雑誌 "ACM Transactions on Information Systems" の特定の記事をパーセントエンコーディングにより符号化されたSICIコード。[1]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]