Ultra HD Blu-ray
Ultra HD Blu-ray UHD BD | |
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メディアの種類 |
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フォーマット |
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コーデック |
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読み込み速度 |
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策定 | Blu-ray Disc Association(BDA) |
主な用途 | 4K映像(映画)等 |
ディスクの直径 | 120mm |
大きさ | Φ120mm(12cmディスク)/t= |
下位規格 | Blu-ray Disc |
Ultra HD Blu-ray(ウルトラ エイチディー ブルーレイ)は、 Blu-ray Discの後継となる光ディスク規格。第3世代光ディスクの一種であり、UHD BD(ユーエイチディー ビーディー)と略される[1][2]。プロモーションでは「4K Ultra HDブルーレイ」の表記が推奨されている[3]。
UHD BDは4K UHD(2160p - 3840×2160 60fps)をサポートする。
概要
物理メディアはBD-ROM Version2.0であり、すなわちBlu-ray Discと同じ第3世代光ディスクの一種であるが、大容量化が図られている。標準的なBD-ROMが25GB×1 - 2層であるのに対し、UHD BDは25GB×2層、33GB×2 - 3層のいずれかとなる[4]。既存のBlu-ray規格・機器との互換性はない。
UHD BDは4K UHDをサポートし、ビデオ・エンコードはH.265(ISO/IEC 23008-2 HEVC)を使用する。また、ハイダイナミックレンジ記録(HDR)をサポートする。
なお、4K UHDおよびHDRは必須ではなく、H.265/HEVC下で2K(HDTV)、SDR(標準ダイナミックレンジ)の選択もそれぞれ独立して可能である。この場合にも、既存Blu-rayとの互換性はない。
一般的には、UHD BD機器に接続されるディスプレイの4K UHDのサポート/非サポート、HDRのサポート/非サポートを自動的に判別し、非対応機器に対しては自動的に2K(HDTV)やSDRへのダウンコンバートを行う。
UHD BDにおけるDRMはいずれもAACS 2.0に更新される。
DVDや既存のBlu-rayと異なり、UHD BDはリージョンコードを持たないと信じられている[5]。
なお、Blu-rayでサポートされたBlu-ray 3DはUHD BDでは一般的には非サポート(optional)となる。
UHD BDでは一般に、CMP Exportという外部媒体コピー技術をサポートする[6]。
パソコンにおいてのUHD BDは導入のハードルがやや高く、Intel製第7世代Core i5以上もしくは第8世代以降のCore i5以上のCPUが搭載されている必要があり、AMD製CPUでは2020年現在導入不可能。またCPU内蔵グラフィックのみ使用可能となるため、グラフィックボードを介しての出力は出来ず、マザーボードがIntel SGXに対応していることが必須となるなど、特殊な構成を取る必要性が生じる。
用途
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ホームシアターなど映像フォーマットとしての用途
Ultra HD Blu-rayの用途は2017年現在これが一般的であり、ソフトは2017年現在で数百種類がある。
Ultra HD Blu-ray規格の採用例
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レコーダー
- パナソニックは2015年11月にUltra HD Blu-ray規格に世界で初めて対応(Ultra HD Blu-rayは再生のみ)したBDレコーダー「DMR-UBZ1」を発売した。
再生専用機器
- パナソニックは2016年6月24日にUltra HD Blu-ray規格に日本で初めて対応したBDプレーヤー「DMP-UB900」を発売した。また、同年7月には「DMP-UB90」を発売した。その後、2017年6月16日には「DMP-UB30」を発売した。
- ソニーは2017年6月24日にUltra HD Blu-ray規格対応のBDプレーヤー「UBP-X800」を発売した。
ラップトップパソコン
- VAIOの「VAIO S15」2019年モデルはUltra HD Blu-rayドライブが標準搭載可能となっている(発売時点のノートPCでは唯一)。
家庭用ゲーム機
- マイクロソフトの「Xbox One S」ならびに「Xbox One X」はUltra HD Blu-ray対応ドライブを搭載している(ゲームディスクは従来のBlu-ray Discのみ)。
- 2020年11月に発売したマイクロソフトの「Xbox Series X」およびソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation 5」(PS5)は、Ultra HD Blu-ray対応ドライブを搭載している(ゲームディスクとしてもUltra HD Blu-rayを使用可能)。ただし、PS5はUltra HD Blu-ray対応ドライブ搭載の「スタンダードモデル」と、ドライブ自体が搭載されずダウンロード版ソフト専用の「デジタル・エディション」の2タイプが用意されている。
沿革
2015年
- 5月11日 - Ultra HD Blu-rayの規格(最大解像度3840x2160 ピクセル、HDR、Digital Bridge、片面2層で66GB、片面3層で100GB)策定完了を発表[7]。
- 11月13日 - パナソニックが世界初Ultra HD Blu-ray規格対応のBDレコーダー「DMR-UBZ1」を発売[8]。
2016年
- 3月1日 - アメリカでソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント、フォックス、ワーナー、ライオンズゲートから初のUltra HD Blu-rayソフト24タイトルがリリース[9]。
- 3月26日 - 日本初のUltra HD Blu-rayソフト「4K 夜景 HDR」を発売。収録時間は約42分でディスク仕様は2層66GB[10]。
2017年
- 1月24日 - パイオニアが世界初Ultra HD Blu-ray再生に対応した内蔵型BD/DVD/CDドライブ「BDR-S11J」を発売することを発表[11]。
- 2月28日 - パイオニアが世界初Ultra HD Blu-ray再生に対応したポータブルBD/DVD/CDドライブ「BDR-XD06J-UHD」を発売することを発表[12]。
脚注
- ^ a b c d “White Paper: Blu-ray Disc™ Format”. www.blu-raydisc.com (2015年). 2016年12月28日閲覧。
- ^ “4K Blu-ray discs arriving in 2015 to fight streaming media”. CNET. (2014年9月5日) 2014年10月18日閲覧。
- ^ 「UHD BDの推奨表記は「4K Ultra HDブルーレイ」。2020年にUHD世界最大市場へ」『AV Watch』株式会社インプレス、2017年11月22日。2019年11月7日閲覧。
- ^ 画像6 - 次世代BD「Ultra HD Blu-ray」の詳細をキーマンに聞く(前編)年内発売へ準備着々 - PHILE WEB
- ^ Michael S. Palmer (2015年10月7日). “Everything We Know About Ultra HD Blu-ray”. High-Def Digest. 2016年12月26日閲覧。
- ^ sMedio、組込み向けのUltra HD Blu-rayソリューション - AV Watch
- ^ ブルーレイディスクアソシエーション UltraHDBlu-rayTM規格策定と新ロゴを発表 2015年夏よりライセンス開始へ
- ^ 世界初、4KやHDRの映像が楽しめるUltra HD ブルーレイ再生に対応
- ^ 4K Ultra HD Blu-rayが、いよいよ北米で3日1日発売。映画番長と編集部もオーダー済 | Stereo Sound ONLINE
- ^ 日本初のUltra HD Blu-rayソフト「4K 夜景 HDR」が3月26日発売 - AV Watch
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