UT-VPN

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University of Tsukuba Virtual Private Network
開発元 ソフトイーサ, 筑波大学, 登大遊
最新版 Ver 1.01 Build 7101 (Windows, UNIX版) / 2010年6月28日
対応OS

WindowsLinuxMac OS X, Solaris, FreeBSD

但し、VPN ClientはWindows及びLinuxのみ対応
プラットフォーム x86、x64(AMD64,Intel 64)、MIPSSH4ARMPowerPC
サポート状況 終了(SoftEther VPNへ移行)
種別 VPN
ライセンス GNU General Public License, version 2
公式サイト UT-VPN Web サイト - 筑波大学 VPN オープンソースプロジェクト
テンプレートを表示
TCP/IP群
アプリケーション層

BGP / DHCP / DNS / FTP / HTTP / IMAP / IRC / LDAP / MGCP / NNTP / NTP / POP / RIP / RPC / RTP / SIP / SMTP / SNMP / SSH / Telnet / TFTP / TLS/SSL / XMPP

カテゴリ
トランスポート層

TCP / UDP / DCCP / SCTP / RSVP

カテゴリ
ネットワーク層

IP (IPv4, IPv6) / ICMP / ICMPv6 / IGMP / IPsec

カテゴリ
リンク層

ARP/InARP / NDP / OSPF / トンネリング (L2TP) / PPP / MAC (イーサネット, IEEE 802.11, DSL, ISDN)

カテゴリ

UT-VPN (ゆーてぃー・ぶいぴーえぬ)、University of Tsukuba Virtual Private Network とは、学術実験目的のオープンソース L2-VPNソフトウェアである。ソフトイーサの主力製品であるPacketiX VPN 3.0を基本として、2010年6月にオープンソースソフトウェアとして公開された。

2013年3月、筑波大学ソフトイーサSoftEther VPN プロジェクトを発表し、2013年7月に UT-VPN からのプロジェクト移行と終了が発表された[1]

概要[編集]

UT-VPNは、TCP/IPネットワーク上にレイヤ2 VPNを構築するためのソフトウェアである。仮想LANカードおよび仮想HUBと呼ばれる手法により、イーサネット仮想化することで、レイヤ2 VPNを構築できる。また、レイヤ3スイッチを仮想化することにより、レイヤ3 VPNを構築できる。尚、基本となったPacketiX VPN及び前バージョンであるSoftEtherの特徴であるSSLを用いたVPN接続にも対応し、WWW Proxyを経由してセッションを確立できる。

詳細については、このソフトウェアのベースとなったPacketiX VPNの項目を参照のこと。

PacketiX VPNとの関係[編集]

UT-VPNは、PacketiX VPNをベースとしたオープンソースのレイヤ2 VPNソフトウェアであり、ソフトイーサ筑波大学登大遊によって公式に初版が配布された。 なお、ソフトイーサ社はプレスリリースにおいて、UT-VPNが学術実験、またはベータ版としての特性を持ったソフトウェアであり、Redhat Enterprise Linuxに対するFedora、Mac OS XにおけるOpenDarwin、SolarisにおけるOpenSolarisのようなものであると説明している。

互換性[編集]

開発のベースとなったPacketiX VPN とは互換性があり、PacketiX VPN Ver 2.0 Build 5280以降と相互接続が可能である。

削除された機能[編集]

PacketiX VPNをベースとしてオープンソース化されるにあたり、PacketiX VPNが使用していた一部ソースコードのライセンス等の問題により、実用目的である幾つかの機能が削除された。

  • DoS 防御機能
  • 外部サーバーによるユーザー認証機能 (Radius / NT ドメイン/ Active Directory)
  • 証明書認証 (PKI 認証) 機能
  • パケットログ機能
  • 接続元 IP アドレス制限機能
  • syslog 転送機能
  • 簡易インストーラ機能
  • Web インストーラ機能 (ActiveX)
  • ブランド化ツールキット機能
  • VPNAPI (SDK) 機能

開発が検討されている機能[編集]

これらは、ソフトイーサ社のプレスリリースで開発を予定している機能として発表されたものであり、開発が約束されているわけではない。

  • Mac OS X に対応した VPN Client
  • iPhone、iPad、Android 等からの VPN 接続機能
  • Linux, FreeBSD, Solaris, Mac OS X 用のサーバー管理マネージャ GUI
  • IPsec (IKEv1 または IKEv2) との接続互換性
  • DirectAccess 機能または SSTP 機能の搭載
  • マネージド Microsoft .NET API ライブラリ
  • 仮想 L3 スイッチの IPv6 対応
  • Web 管理インターフェイス

なお、UT-VPN の後継プロジェクトである SoftEther VPN プロジェクトの成果物により、上記のうち幾つかの機能が実装された。

動作環境[編集]

UT-VPNが動作するオペレーティングシステムは、次の通りである。

UT-VPN Server[編集]

  • Windows 98 / Millennium Edition
  • Windows NT 4.0
  • Windows 2000
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Hyper-V Server
  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2
※ 32ビット環境, 64ビット環境の両方で動作する。
  • Linux(2.4以降)
  • FreeBSD(6.0以降)
  • Solaris(8.0以降)
  • Mac OS X(Tiger以降)

UT-VPN Client[編集]

  • Windows
  • Windows 98
  • Windows ME
  • Windows 2000
  • Windows XP
  • Windows Server 2003
  • Windows Vista
  • Windows Server 2008
  • Hyper-V Server
  • Windows 7
  • Windows Server 2008 R2
※ 32ビット環境, 64ビット環境の両方で動作する。
  • UNIX
  • Linux (2.4 以降)

CPUアーキテクチャについては、ソースコードのコンパイルが可能な環境であれば動作する。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2010 University of Tsukuba and SoftEther Corporation.. “UT-VPN Web サイト - 筑波大学 VPN オープンソースプロジェクト”. http://utvpn.tsukuba.ac.jp/. 2013年7月30日閲覧。