Tone duh bell easy
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Tone duh Bell Easy(トーン・ダ・ベル・イージー 『鐘の音よ安らかに』)は、黒人霊歌の一曲である。「Tone duh Bell」とは、「Tone the Bell」(鐘を鳴らして)の訛り。特にロジェー・ワーグナー合唱団によるサリー・テリー(Salli Terri)の歌唱が有名な他、ブラインド・ウィリー・ジョンソンによる"Jesus Make up My Dying Bed"、ボブ・ディランやレッド・ツェッペリンによる"In My Time of Dying"(死にかけて)といったヴァージョンがある。
曲想 [編集]
宗教歌というよりも、奔放な旋律やコード進行の中に、後に誕生するジャズの息吹が感じられる。
歌詞 [編集]
歌詞は南部訛りである上に、学校英語では習わないような単語や、通常の文法では誤りになるような言い回し(二重否定で、結果的には肯定しているような表現)が随所にある。以下にその全文を記す。
- Tone duh Bell Easy
- When you hear that I's a dying, I don't want nobody to mourn.
- All I want my friends to do is give that bell a tone.
- Well, well, tone duh bell easy.
- Jesus gonna make up my dying bed.
- Mary was a grieving, Martha said he isn't lost.
- But late that Friday evening he was hanging to the cross.
- Well, well, he was hanging in misery.
- Jesus gonna make up my dying bed.
- When you see me dying, I don't wanna make no alarms.
- For I can see King Jesus coming to hold my dying arms.
- Well, well, he's my soul's emancipator.
- Jesus gonna make up my dying bed.
- Oh, meet me Jesus, meet me. Meet me in the middle of the air.
- So if my wings should fail me, please meet me with another pair.
- Well, well, so I can fly to Jesus.
- Well, well, so that I can fly to Jesus.
- Jesus gonna make up my dying bed.
- Tone, tone, tone duh bell easy.
- (邦訳)鐘の音よ安らかに
- もし[1]私が死の淵にあると聞いても、[2]決して嘆かないでほしい。
- ただ一つ私が友人たちにしてほしいのは、あの鐘を鳴らすことだけである。
- そう、鐘の音よ安らかに。
- [3]イエスが私のいまわの際を看取ってくださるだろう。
- [4]マリアは悲嘆していた。マルタは「彼はまだ亡くなってはいない」と言った。
- だがあの金曜日の夕方遅く、彼は十字架にかけられていた。
- そう、彼は無惨にも吊されていたのだ。
- イエスが私のいまわの際を看取ってくださるだろう。
- もし私が死にかけているのを見たとしても、[5]どうか取り乱さないでほしい。
- なぜならそのとき私には、王なるイエスが手を取りに来てくださるのが見えているだろうから。
- そう、彼は私の魂の解放者なのだ!
- イエスが私のいまわの際を看取ってくださるだろう。
- イエスよ、[6]私を天空で迎えてください。
- もし私の翼が折れたとしても、どうかもう一組の翼を与えて私をお導きください。
- そう、そうすれば私はあなたの元へと召されることができるのです。
- イエスが私のいまわの際を看取ってくださるだろう。
- 鐘の音よ安らかに。
脚注 [編集]
- ^ I's a = I was a 不定冠詞の「a」は通常は不要。
- ^ 「I don' want nobody to mourn.」:直訳すると「誰も嘆かないことを望まない」すなわち「誰かには嘆いてほしい」という意味になってしまうが、ここでは否定を重ねることにより「嘆かないでほしい」という意味を強調している。
- ^ gonna = going to
- ^ ヨハネ福音書第11章「ラザロの死」による。
- ^ 「I don't wanna make no alarms.」:ここも[1]と同様、直訳すると「誰も取り乱さないことを望まない」すなわち「誰かには取り乱してほしい」という意味になってしまうが、否定を重ねることにより「決して取り乱さないでほしい」という意味を表している。wanna=want to
- ^ テサロニケの信徒への手紙一第4章による。「すなわち合図の号令がかかり、大天使の声が聞こえて神のラッパが鳴り響くと、主ご自身が天から降って来られます。(中略)それから私たち生き残っている者が、空中で主と出会うために彼らと一緒に雲に包まれて引き上げられます。