THE DETECTIVE STORY

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THE DETECTIVE STORYは、TBS系『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』で放送された、加藤茶志村けん扮する探偵による、ドラマ仕立ての30分コントコーナー。

オープニング曲は柳ジョージ(志村の親友だった縁で起用された)、メイン音楽担当はたかしまあきひこ。かつて松田優作が主演で出演したドラマ『探偵物語』のオマージュを込めた作品となっている。

目次

[編集] 概要

[編集] ストーリー

「迷」探偵の加藤と志村は、住居も兼ねたマンションの一室で探偵事務所を開いている。2人は喧嘩ばかりして、よくマンションを破壊している。物語冒頭で2人が朝食をとっているとき、バックに「ビバルディ四季」をよくかけていた。このとき必ずレコードに傷が入っていて針が飛びまくる。 探偵業としては「ボス」と呼ばれる謎の人物からの電話で依頼が来るが、電話の内容のほとんどは、まともではない仕事か、または仕事が無いという通知である。また探偵の仕事のある場合でも、そのほとんどが事件解決するどころか、さらに混乱に拍車をかけるだけで終わる。仕事の無い場合もアルバイト等に精を出すものの、滅茶苦茶に失敗して即解雇のパターンが多かった。なお「ボス」からの電話は、探偵が電話に出ると必ず「私だ」と言って話し始める(旅館に宿泊するシーンでは、旅館の従業員が探偵に「東京のワタシダさんから電話です」と言って、電話を取り次ぐシーンも見られた。同様のことは、渡辺徹がゲストの回でも起きた。また郵便物を送った際、宛名で私だ!と言う回もあった)。「ボス」役が変更になり、声が変わった時には志村が「ワタシダさんですか?」ととぼけていた。

また、「ボス」からの電話のあとに依頼者が事務所を訪れ、依頼を話す場合も多かった。ちなみにこの「ボス」の声は収録時に現場でTBSのスタッフがその場でしゃべっていた(番組後期にネタばらし的に紹介していた)。

事務所の電話機本体には受話器が2つ付いていた。初期の志村用の受話器はコードの先が聴診器になっており、それを本体に当てて聞いていた。

[編集] 生まれたギャグ

このドラマから、志村の名ギャグ「だいじょうぶだぁ」が生まれ、後にフジテレビ系のバラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』が開始された。

[編集] エピソード

このコーナーのウリは、第1回放送に登場した丹波哲郎に代表されるように、ゲストが大物俳優・タレントだったことである(後述)。

放送当時はバブル期であったせいか、惜しみなく制作費を注ぎ込み、たった10秒のシーンのためにエキストラを200人起用したり、500食分の弁当、フランス料理をひっくり返したり、ハリウッド映画顔負けのカースタントを織り込んだカーチェイス(スタントシーンはタカハシレーシングが担当)、ヘリチェイスや爆破といったシーンをも撮影したりした。中には、カーチェイスで近道をするために階段を車が通るという無茶なものもあった。加藤が運転席、志村が助手席のパターンが多く、カーチェイスシーンを見ていた小・中学生の視聴者は、加藤が運転していると勘違いし「加トちゃんすごい」と思われていた(ただし、実際に加藤はスピード狂で有名である)。ちなみに、よく二人が乗る車は赤色が特徴で(車種はトヨタ・カローラ日産・スカイラインホンダ・クイントなど)、たまに黄色の車(マツダ・ルーチェ)の時もある。

夏の時期には幽霊屋敷編やネコヘビ編(後述)など、ホラー系の作品もあった。いずれも当時最新の技術を駆使し、本物のホラー映画に匹敵する怖さの作品となっている。また、ホラー映画『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーがゲスト出演、トイレに入って排便するというコミカルシーンを演じたこともある。演じたのも、映画でフレディを演じ続けているロバート・イングランド本人である。

8時だョ!全員集合』で使用されたギャグも頻繁に見られた。特に金ダライは“ドリフギャグ≒金ダライ”の図式を確立したまま何度も使われた。また、女性ゲストの自宅(のセット)に招かれた際、レコードをかけたとたん盆回りが流れ出した事もあった。

話の構成上とはいえ、頻繁かつ強引に女性のヌードを流したり、食べ物を粗末にしたりしたシーンが多かったため、子供に見せたくない番組の上位に必ずランクインされていた。1987年のある回の時、「アダルト笑劇場・やっちゃんぽいの好きの巻」というのがあった。ストリップ劇場を舞台としたネタのため、この回は特に、女性の入浴シーンやストリップシーンなどが何分間にもわたって放送された。放送直後から、TBSの電話回線が麻痺するほどの抗議電話があり、翌朝の朝日新聞東京本社最終版)にも「子ども番組で乳房チラリ TBSに親から抗議殺到〜加トちゃんケンちゃん」と大きく取り上げられるほどであった。

前述のカーチェイスシーンも含め、ほとんどの撮影は緑山スタジオシティで行われた。

[編集] 1話2週完結のストーリー

スタート当初から、ストーリーは原則として1週完結である。しかし、ごくまれに、1週で解決ができない場合は、1話2週完結のストーリーを展開していた。1話2週の場合は「来週につづく」とテロップに表示した(このコーナーでは、斜体ゴシックのフォントになっていた)。

これらは、本家『探偵物語』のストーリーを意識したことのほか、当時忙しくなっていた志村・加藤やスタッフのスケジュール確保や、他のコーナーの時間増大なども理由である。

1990年頃まで、1週でストーリー2話流していた時期もあった。最初の1話は簡素な内容が殆どであり、2話目になると、先述の「来週につづく」となる場合もあった。

[編集] 作品一覧

  • どこへ行ってもやくざ
    • かなり多くの回で使われたギミックで、文字通りどこの屋内に入っても極道しか居ない。一回丸々の時と合間のショートコントとして使われることがある。
  • 迷惑な引越し
  • 時間を止める時計
  • モデルハウス
  • アルバイト
  • スイカ人間
  • ボスからのフランス料理のおだいじん
  • だいじょうぶだぁ教
  • デヤデヤデヤ!
  • ボクサー
  • カーチェイス
  • ヘリチェイス
  • アルバイト
  • モノを壊す
    • 上記のアルバイト先で気を利かせて作業に掛かるたびに周辺のモノを落としたりして壊してしまう(主に加藤。もちろん悪気はないが、最後には逆ギレ気味に壊す)。他にも運転する車のパーツを外してしまったり、演奏する楽器を順番に分解してしまう(主に志村)。
  • ガソリンスタンド
  • 透明人間
  • 志村へのガン告知
  • タイムマシン
  • ハワイ旅行当選
    • 志村がハワイ旅行に当選するも、パスポートを持っていなかったため出国できず、高田馬場から加藤に電話しハワイにいるかのように装った。ラジカセでハワイアンを流すなど偽装工作に手間をかけたものの、最終的に露見し志村は帰宅。パスポートについて無知な発言をした挙句ボスから「ハワイに高田馬場はない」とツッコまれた。
  • 志村の自動車教習
  • 事務所の大洪水
  • 家賃催促する大家とのバトル
  • 炎の同情
  • 志村の亡霊
    • 仕事の依頼を受けて地下を調査中に不慮の事故で志村が深い穴の中に落ちてしまう、残された加藤は罪悪の念にかられて事務所に帰るが、血まみれの怨霊となった志村に襲われる。「見捨てたなぁ~」と不気味な声で至る所から現れる。あまりの恐怖に車で逃げようとするも志村の亡霊が乗ったトラックに襲われ、崖から転落する。しかしこれは加藤が見ていた夢の中での出来事で、志村に「早く起きろよ」と起こされる。

など

  • 調律の合っていない楽器
    • ゲストと共同で琴・チェロ・ピアノを演奏するが志村のみ音程が合っておらず、加藤とゲストに突っ込まれる、やがて逆上(??)した志村と交代した加藤とゲストが演奏するたびに海苔缶の蓋やスリッパで叩かれる、特にゲストの場合は一斗間や金槌(※もちろんやわらかい素材)、バケツで水を掛けられる。

また、前座のショートコントでは、本コーナーのアニメ版が製作放映されたこともあった。

[編集] キャラクター

  • ハエ男
加藤があんまんを食べ残しておいておいたところ、そこにハエがたかった。それを知らないまま志村が食べたところ、変身してしまった怪人。巨大化し東京都内で大暴れした。
  • スイカマン
スイカの食いすぎで志村が変身した怪人。スイカを大量に食べた志村が体調不良で病院に行くと全身にスイカの種が寄生しており、この種が発芽し志村は「ポラボー!」などと奇怪なうめき声を発しつつ、大変な苦痛を味わいながら時間をかけて変身した。口から種を吐き出し人間や動物をスイカ人間にする能力を持つ。揚げ玉、海老天攻撃に弱い。多数の人間と柴犬一匹をスイカ人間・犬にした。最終的に捕獲され、ベッドに縛りつけられた挙句女性霊能者に呪文とともに揚げ玉、海老天をぶつけられ元の姿に戻る。スイカ畑からもスイカ人間を誕生させ、放送回のエンディングではそのシーンがハイライトとして放映された。
  • マツタケマン
志村が密かに栽培していたマツタケを加藤が無断で食べてしまい、それを知った志村が怒りのあまりマツタケの被り物をした自称正義の味方の変質者に変身した。頭からマツタケミサイルが出る。時期外れに登場するとしなびていて弱く、腰も低い。志村がマツタケを栽培していたケースの蓋は施錠されていたが、底がなかったため、加藤がケース自体を持ち上げると、マツタケの植木鉢が現れた。BGMにはマイケル・ジャクソンの「バッド」が使用され、曲に合わせて志村が踊って「Who's Bad」と言いつつ登場した。
  • 人面ネズミ・ネコヘビ
人面ネズミは人の顔をしたネズミで、ネコヘビに食べられてしまう。ネコヘビは猫の頭をしたヘビで、抵抗するも最後は志村に振り回されて死んでしまう。両キャラクターともホラー編で登場し、リアルな映像は小学生・低年齢層を恐怖に落とし入れた。製作当時では珍しいCG技術を使ったことでも話題になった。

[編集] 「だいじょうぶだぁ教」

志村が番組内で始めた「宗教」。三つ又に改造したうちわ太鼓を、これまた三つ又の撥で打ち鳴らしながら、独特の節回しで「(デ・デン・テン)だぁいじょうぶだぁ(デ・デン・テン)ウェ!ウェ!ウェ!」(後期になると「ヴェ!ウィア!ヴォ!」や「ビャ!ヴォィ!ヴァ!」などのバリエーションも出てくる。志村はコント内で「毎週変わるんですよ」と発言したこともあった)と唱え、信者(多くはゲスト)が同じ節を復唱する。年々下品な発音になるこの節をゲストに復唱させ、恥ずかしがって復唱できない様子(特にゲストが若い女性の場合)が笑いの種にされた。

後に、それと同じ形状の「だいじょうぶだぁ太鼓」なるものも発売された。上記「ハエ男」のコントでは、ハエ男が本当に志村かどうかを見極めるために、ハエ男の前で加藤たちがこのオツトメを試みる、というシーンもある。

更には運気が上昇するなどの評判を呼び、教祖「御大丈夫様(おだいじょうぶさま)」となった志村がホールに集まった信者らとオツトメを行う一大宗教へと発展したエピソードもある。 ただしこの回では、教団の資金を競馬につぎ込みすってしまうというオチが描かれ、最終的に元の貧乏探偵に戻った模様。

[編集] ゲスト

[編集] 男性

  • 芦田伸介(『七人の刑事』ネタ)
    • 依頼者・芦田伸介の家に招待されると、呼び鈴(インターホン)が『七人の刑事』のエンディングにおける「んんんー♪」(山下毅雄作曲)のフレーズが流れ、家のテレビを付けてみると、どこのチャンネルも「んんん~♪」(『七人の刑事』しか映らない)というギャグがあった。
  • 東八郎
  • 荒井注
  • 天本英世
  • 伊東四朗
    • とある雑誌を見て運転免許が欲しいと志村が言うので、そのゲスト指導員(教官)として登場する。が、志村に教習車(車種はブルーバード910型)を壊された揚句に激怒した伊東はやがて志村と大喧嘩する始末。後に加藤が「俺教えるよ」と言って使ったのがトヨタ・スターレットであった。当時緑山スタジオにあったブルーバード教習車やスターレット、クラウンタクシーなどこれら実際は、みな廃車寸前のものだった。
  • 稲川淳二
    • 加トケンの事務所にやって来た出前持ち。出前の品をこぼしては加トケンに怒られていた。
  • 小倉久寛
  • 落合博満中日ドラゴンズ監督:当時ロッテオリオンズ二年連続三冠王)
    • 当時、ロッテが番組スポンサーであった縁から、強盗の犯人役でわずか3分程度のゲスト出演。思わず、加トケンの二人に「もっといい役やらせてよ・・・」とボヤいてしまう。
  • 栗田貫一
    • 栗田が山本ゆか里との婚約を破棄してしまい、加トケンに電話ごしに水鉄砲おならをかけられる。挙句の果てに栗田が写っている写真を山本が燃やし、見事栗田は丸焼けになったが、同じ手法で栗田が山本に復讐した。
  • 定岡正二
  • 篠田三郎
  • 柴俊夫
    • 運送会社社長の柴は加藤と志村の二人に危険物(爆薬)の運搬を依頼する。二人に洗濯ばさみで顔を挟まれるなど、体当たりな演技を見せた。
  • 下條アトム
    • 妻(真野あずさ)の浮気調査を依頼しに来る。下條の名前を聞いて加藤が鼻歌っぽく鉄腕アトムの歌を口ずさむと「本名なので茶化さないで下さい」と言っていた。
  • 菅原文太
  • 庄司永建
    • 夫婦で旅行に行くので家を空ける為、一人で家に残る娘(仙道敦子)を心配して加藤と志村の二人に留守番を依頼しに来る。
  • 高木ブー
    • カトケンがレンタルビデオを借りてきた中に「眠り狂四郎」という作品があるが、実は居眠り狂四郎というものでその居眠り狂四郎役。
    • 渡辺徹の回に出演、カトケンと渡辺が侵入した家の警備員、警備室で寝てる
    • 志村の夢の中の話。志村が江戸時代らしい時代に居て謂れの無い罪で囚われ奉行所に連れて行かれ、加藤扮する奉行に尋問された時に証人として出てくる町人役。結局志村は磔となり槍で刺されたところで目が覚める。実は加藤がホウキの柄で胸を突付いて起こしていた。
  • 立川真司
  • 谷啓
  • 丹波哲郎
    • 記念すべき第1回放送のゲスト。役柄は加藤と志村の二人に、国際的スパイ(丹波の二役)と勘違いされる丹波哲郎本人。ラストは「丹波哲郎さん、謎の2人組にカバンを奪われる」という新聞記事が映し出され、その下隅に「国際的スパイ・丹波哲男逮捕」という記事が載っているというオチであった。
  • 中島久之
    • 悪党から守って欲しいというホテルの支配人役。
  • 根上淳
    • 志村が末期ガンで余命1ヶ月であると告知され、自暴自棄になってしまうという話での医師役。オチは名前の間違いで健康であることがわかり、志村、加藤にボコボコにされる。
  • 萩本欽一
  • 古尾谷雅人
    • 古尾谷が片思いしている女性(岡安由美子)に、いい人だとわかってもらおうと加藤と志村が必死で女性にアピールする。また、モヒカン頭に鋲付き革ジャンのパンクファッション等のコスプレも披露。
  • ポール牧
  • 薬丸裕英
  • 矢崎滋
    • 加藤と志村の上の階に引っ越してきた矢崎の物音が煩わしく、大喧嘩となる。しかし、次第にエスカレートしてお互いの部屋の食べ物、骨董品や家具、電化製品を壊しまくって報復しあう。挙句の果てには加藤と志村から消火器(小麦粉)を噴射されたり、自宅に水を流し込まれるなどの報復を受けたものの、箱入りの爆弾を渡して逆襲した。
  • 山城新伍
  • 山村聡
  • ロバート・イングランド
    • エルム街の悪夢』シリーズの名キャラクター、フレディ・クルーガー役で登場。ストーリーはホラー調であったが、ガラスを長い爪で引っ掻く(その不快な音で加藤と志村が悶え苦しむ)、襲うために追いかけてきたと思ったら、実は便意をもよおしてトイレにかけ込むなど、コメディ的な役割も演じ、ヒゲダンス(志村が投げた果物を爪に刺してキャッチ)にも挑戦した。エンディングでは素顔のイングランドの姿とともに、彼がフレディへと変化するメイク作業のシーンが放送された。
  • レスリー・ニールセン
    • 裸の銃を持つ男』シリーズのフランク・ドレビン刑事役で登場。和気藹々としたコントを競演した。また、来日中に誕生日を迎えたことで、本編収録後に誕生日ケーキを送られて祝福された場面が、エンディングに放送された。ちなみに、フジテレビ系『志村けんのだいじょうぶだぁ』SPにもゲスト出演し、刑事コント等をした。
  • 若山富三郎
    • 時代劇撮影現場のコントで、加トケンと「だいじょうぶだぁ」をやった。ラストでは爆発ネタ(髪ボウボウ、顔中すすだらけ)も披露。
  • 渡辺徹
    • 明らかに体重が増え始めた時期に出演。そのためか、大喰らいをネタにしたコントが組まれ、牛乳をガブ飲みし、すき焼きの肉が明らかに生であるにもかかわらず食べ始め、志村と加藤がドン引きしていた。またボスからの電話を「"わたしだ"さんから電話です」と受けてしまう。
  • 山本昌平
    • 必ずと言っていい程、悪役として何回か登場する。カーチェイスの果てに、帽子だけを残して爆死したこともある。
  • 梅宮辰夫
    • 顔中にひも付きの洗濯バサミをはさまれ、一気に引っ張られるギャグをこなした。

[編集] 女性

[編集] ゲーム

1987年11月30日には、このコーナーを題材にした『カトちゃんケンちゃん』というPCエンジン用ゲームソフトが、ハドソンより発売された。


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