T.M.スティーヴンス

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TMスティーヴンス
T.M.Stevens
基本情報
出生名 トーマス・マイケル・スティーヴンス
出生 1951年7月28日(63歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区
ジャンル ハードロック
ヘヴィメタル
ファンク
職業 ベーシスト
プロデューサー
作曲家
担当楽器 エレクトリックベース
活動期間 1970年代 - 現在
共同作業者 増尾好秋
ジェームス・ブラウン
スティーヴ・ヴァイ
hide
2パック
ヴィクター・ウッテン
ブーツィー・コリンズ
公式サイト http://www.tmstevens.com
著名使用楽器
ワーウィック・ ストリーマー"Zooloo Warrior"

TMスティーヴンス(TM Stevens、本名 Thomas Michael Stevens 1951年7月28日[1]-)はアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区スティーヴンス出身のアメリカのミュージシャン、ベース奏者、歌手、作曲者、プロデューサー。スティーヴンスは自身の音楽を「へヴィメタル・ファンク」と称している。

来歴[編集]

11歳の時にアポロシアターでジェームス・ブラウンの公演を観て、ミュージシャンになることを決意する。

1970年代からニューヨーク・シティでミュージシャンとしての活動を開始。
最初期の活動の中に増尾好秋のアルバムへの参加がある。
1978年の3月2日にコロンビアのニューヨークのスタジオでマイルス・デイビスのセッションに参加。このセッションは録音されたが世に出ていない。[2] 1979年発表のナラダ・マイケル・ウォルデンのアルバム『Dance of Life』に収録された「I Should Have Loved Ya」をウォルデンと共作し、これがヒットする。

ボーカリストとしての活動は、ジェームス・ブラウンの「Living in America」(アルバム『Gravity』収録)の録音に参加した際に、ブラウンに、ベースの演奏だけでなくコーラスでの参加も強制されたことに始まる(下記、その他の項目を参照)。

ステーヴンスは、彼自身とギタリストのマイケル・バーンズ、ドラムスのゲイリー・サリバンの3人からなる彼のバンド"ショッカ・ズールー"として、2007年に発表した『Africans in the Snow』(SPVレーベル)までの、7枚のアルバムを発表している。

スティーヴンスは自身のバンドでの活動だけでなく、様々なミュージシャンとの活動も行っており、例えば、スティーブ・ヴァイやジョー・コッカー、シンディー・ローパー、リトル・スティーブン、ティナ・ターナー、ダン・ハートマン、ビリー・ジョエルなどとの仕事があげられる。 プリテンダーズの旧メンバーとして、プラチナレコードに認定されたアルバム『Get Close』にも参加している。 また、ベーシストとしてだけでなく、プロデューサーやアレンジャーとして、バーニー・ウォーレルやヴィニー・ムーアーの参加したディープパープルへのトリビュートアルバム『Black Night - Deep Purple Tribute According To New York』を制作している。

ツアー活動[編集]

こうした、ベース奏者、プロデューサー、作曲家としての活動の他、ツアーにも頻繁に出ている。
前述のショッカ・ズールーとしてのツアー活動の合間にも、様々なメンバーとのツアーを行っており、2004年にはジーン・ポール・バレリーと、プリンスのバンドでの活躍で知られるジョン・ブラックウェルと共にツアーを行った。2005年の秋にはニール・ザザとのアジアツアーを行い、その直後にショッカ・ズールーとのヨーロッパツアーも行った。その後、カール・パーマーとアンドレア・ブレイドとのイタリア、ロシアでのツアーで2005年を終え、 2007年にはヘッド・ハンターズのツアーにベーシストとして参加。 2011年の夏には、ブーツィー・コリンズのFunk Unityツアーに参加し、来日公演、東京でのサマーソニックへも出演した。

使用機材と奏法[編集]

スティーヴンスは、現在では特にWarwickのベース、アンプを使用しており、またそのデモンストレーションでの活動も多い。 彼が主に使っているのは、Warwickのストリーマーベースのネックスルー型、4弦のモデルで、そこにIngo Körnerのエアブラシによるアフリカをイメージしたカラフルなペイントがボディーの裏表・ネックにまで施された通称「ズールー・ウォーリアー(The Zooloo Warrior)」である。[3][4]

モーリーでは、「Fonk Wah」というスティーヴンスのシグネチャーのベース用ワウペダルが製作されている。

スティーヴンスのベース奏法は独特で、指弾きと、親指を下に向けたままでのスラップ奏法を組み合わせて演奏する。この奏法はレッド・ホット・チリ・ペッパーズフリーとほぼ同形だが、スティーヴンスの方がキャリアーが長い。

その他[編集]

  • 2008年3月のスティーヴンスのソロツアーの際に、彼の乗っていたツアーバスに、若いファンによって花火が投げつけられた。
    犯人の動機はヴァンダリズム的衝動によるものとされており、その代償として社会奉仕活動が命じられた。
  • 前妻は徳島出身の日本人で、そのためにMCなどでは多くの日本語を話す。
  • 山本政志の2000年の映画『リムジンドライブ』に主役のリムジン運転手役で出演している。
  • スティーヴンスはもともとベースが専門であったが、上記の様に、ジェームス・ブラウンからの強制からボーカルとしても活動するようになった。詳細としては、「Living in America」の録音時、ブラウンが自身のボーカルを録音する際に先にバックコーラスを必要としたが、コーラスのシンガーが渋滞で到着していなかったため、急きょスタジオにいたスティーヴンスが指名されたということである。この時、スティーヴンスは歌唱経験がないために断っているが、ブラウンは、構わない、と無理やり遂行させた。結果としてスティーヴンスは自身の新たな可能性に気付いたと発言している。なお、スティーヴンスは、スタジオでは「誰もジェームス・ブラウンのことをジェームスなどとは呼ばず、ミスター・ブラウンと呼ぶ」とも証言している。[5]

ディスコグラフィ[編集]

  • Africans In The Snow (2007)
  • Shocka Zooloo (2001)
  • Limousine Drive (2001)
  • Radioactive (1999)
  • Black Night- Deep Purple Tribute According to New York (1997)
  • Ground Zero Maxi Single (1996)
  • Only You Maxi Single (1996)
  • Sticky Wicked (1996)
  • Boom (1995)

参加作品[編集]

  • 2008 - The Headhunters - On Top
  • 2008 - Temple Of Soul - Brothers in Arms
  • 2008 - Swans In Flight - "Swans In Flight"
  • 2005 - Travers & Appice - Live at the House of Blues
  • 2004 - Travers & Appice - It takes a lot of balls
  • 2004 - Victor Wooten - Soul Circus
  • 2004 - Aina - Days of Rising Doom: The Metal Opera
  • 2004 - Mindi Abair - Come as you are
  • 2002 - 03 - 03
  • 2002 - Jeff Pitchell and Texas Flood - Heavy Hitter
  • 2001 - Syleena Johnson - Chapter 1: Love, Pain & Forgiveness
  • 2000 - Steve Vai - The 7th Song: Enchanting Guitar Melodies - Archive
  • 2000 - 2Pac - The Rose That Grew from Concrete
  • 2000 - James Brown - Best of
  • 1999 - Illegal Aliens - International Telephone
  • 1999 - Bernie Worrell - Da Bomb
  • 1999 - Nona Hendryx - Transformation: The Best of Nona Hendrix
  • 1999 - Mark Whitfield - Take the Ride
  • 1998 - Angelique Kidjo - Oremi + We Are One
  • 1998 - JK - What's the Word
  • 1998 - Stacy Lattisaw - Very Best of Stacy Lattisaw
  • 1997 - Nicklebag - Mas Feedback
  • 1997 - Billy Joel - Complete Hits Collection 1974-1997
  • 1997 - Cissy Houston - He Leadeth Me
  • 1996 - Mick Taylor - Shadow man
  • 1996 - Nicklebag - 12 Hits & A Bump
  • 1996 - Narada Michael Walden - Ecstasy's Dance:The Best of Narada
  • 1996 - Billy Squier - Reach for the Sky, the Anthology
  • 1995 - Jean-Paul Bourelly - Tribute to Jimi
  • 1995 - Curtis Stigers - Time Was
  • 1995 - Gabrielle Roth - Tongues
  • 1995 - American Babylon
  • 1995 - Stevie Salas Colorcode - All that ... and born to mack - live in Japan (Japan release)
  • 1994 - Stevie Salas Colorcode - Back from the living
  • 1994 - Uptown Horns - Uptown Horns Revue
  • 1994 - Gabrielle Roth - Luna
  • 1994 - Big Bang - In the Beginning Was a Dr
  • 1994 - hide - Hide Your Face
  • 1993 - Massimo Riva - Matti come tutti
  • 1993 - Stevie Salas - presents the electric Pow Wow (Japan release)
  • 1993 - John Andrew Parks
  • 1993 - Steve Vai - Sex & Religion
  • 1993 - Taylor Dayne - Send Me a Lover
  • 1993 - Billy Joel - River of Dreams
  • 1993 - Gabrielle Roth - Trance
  • 1993 - Joe Cocker - Best of Joe Cocker
  • 1992 - Taylor Dayne - Soul Dancing
  • 1992 - Joe Cocker - Night Calls
  • 1991 - Two Rooms - Celebrating the Songs of
  • 1991 - Tina Turner - Simply the Best
  • 1991 - Curtis Stigers - Curtis Stigers
  • 1990 - Joe Cocker - Live!
  • 1990 - Darlene Love - Paint Another Picture
  • 1989 - Very Special Christmas - Very Special Christmas
  • 1989 - Tina Turner - Foreign Affair
  • 1989 - Cyndi Lauper - Night to Remember
  • 1989 - Taylor Dayne - Can't Fight Fate
  • 1989 - Joe Cocker - One Night of Sin
  • 1987 - Little Steven and the Disciples of soul - Freedom - no compromise
  • 1987 - Joe Cocker - Unchain My Heart
  • 1987 - Nona Hendryx - Female Trouble (Co wrote "Funky Land" B-side single)*
  • 1986 - Pretenders - Get Close
  • 1986 - James Brown - Gravity
  • 1986 - Gregory Abbott - Shake You Down
  • 1986 - Billy Squier - Enough Is Enough
  • 1986 - Lovebug Starski - House Rocker
  • 1983 - Tramaine - Search Is Over
  • 1983 - Gary Private - Secret Love
  • 1982 - Yoshiaki MASUO - Mellow Focus
  • 1980 - David Sancious - Just As I Thought
  • 1980 - 増尾好秋 - Masuo Live
  • 1980 - 増尾好秋 - Song is You and Me
  • 1979 - Narada Michael Walden - Dance of Life (co-wrote the hit single "I shoulda loved ya")
  • 1979 - 増尾好秋 - Good Morning
  • 1979 - 増尾好秋 - Sunshine Avenue
  • 1978 - 増尾好秋 - Sailing Wonder

外部リンク[編集]

脚注[編集]