Stratasys

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Stratasys(ストラタシス)はNASDAQ上場[1]の米国ミネソタ州ミネアポリスに本拠を構える3次元造形機ラピッドプロトタイピング)、 3Dプリンタの専業メーカー。

ウォーラーズ・アソシエイト社(: Wohlers Associates, Inc.)が発行する業界動向と市場占有率などに関する年1回発行のレポート「Wohlers Reportウォーラーズ レポート」によると、3次元造形機/3Dプリンタ全体で約40%、3Dプリンタ単独の場合は50%近くの世界シェアを持つ業界の市場を牽引する企業である。

製品としては、高級モデルFORTUS*」、標準モデルDimension 3D Printer」、入門モデルuPrint Personal 3D Printer」の3種類がある。

ストラタシス社は1988年に特許を取得した熱溶解積層法技術を元に様々な3次元造形機、3Dプリンタを製造・販売しており、現在では180以上の特許を申請または保持している。

同社が特許を持つ熱溶解積層法は、熱可塑性樹脂をヒーターの熱で溶解させ積層させながら立体形状を作るという独自性の高い方式である。

この方式の最大の利点としてABS樹脂ポリカーボネート樹脂、PC/ABSアロイ、PPSF/PPSU樹脂、ULTEMポリエーテルイミド、PEI、: polyetherimide)樹脂などの様々なエンプラスーパーエンプラそのものが使用できる点にある。

本物のプラスチックを使用できることで最終製品/部品に近い造形物の作成が可能となっており、強度・耐熱に優れ、経時変化はほとんど起こらない。

近年、同社は高級モデル「FORTUS」を使用した「DDM」(: direct digital manufacturing)と呼ばれる「最終製品や冶工具などを欲しい時に必要な分だけ作成する」新しい製造工程方法を提唱しており、DDMを活用することで少ロット対応・カスタムオーダー対応・型費低減・早期市場投入などの様々な用途に利用できるとしている。

2012年、イスラエルの大手3DプリンタメーカーObjet社(インクジェット紫外線硬化方式)と合併(合併後の社名はStratasysだが、新会社のCEOはObjet側から就任)し[2]、異なる2つの方式の3Dプリンタを取り扱うことになった。

2013年6月には、個人向けの低価格3Dプリンタメーカー・メイカーボット(MakerBot)を買収し、さらに企業規模と取り扱い製品を拡大させた[3]

脚注[編集]

  1. ^ ssys
  2. ^ 3Dプリンターメーカー大手2社が合併:時価総額30億ドル規模に(2012年12月7日 WIRED)
  3. ^ ストラタシス・ジャパン、StratasysがMakerBot を買収日刊工業新聞 2013年6月21日 2013年6月26日閲覧)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]