ShVAK (機関砲)

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ShVAK/ШВАК
Shvak1.jpg
ShVAK機関砲
概要
種類 航空機関砲
製造国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
設計・製造 ボリス・シュピタリヌイ
セミョーン・ウラジミロフ
性能
口径 20mm
使用弾薬 20mm×99mm
弾丸重量:91-99g
装弾数 ベルト給弾
作動方式 ガス圧作動
全長 1679mm(翼内装備型)
重量 40kg(空虚重量、翼内装備型)
発射速度 700-800発/分
銃口初速 750-790m/s

ShVAKロシア語:ШВАК)は、1930年代後半から第二次世界大戦中にソ連で使用された20mm航空機関砲である。ボリス・シュピタリヌイセミョーン・ウラジミロフが設計し、1936年から生産された。ShVAKは、Yak-1I-153I-16La-5La-7LaGG-3Il-2 の初期型、ハリケーンの独自改修型など多くの軍用機に装備され、他にも戦車砲としてT-38T-60に搭載された。

ShVAKの名は、「シュピタリヌィ・ウラジミロフ航空大口径(機関砲)」を意味する "Шпитальный-Владимиров Авиационный Крупнокалиберный"(ラテン文字表記の例:Shpitalnyi-Vladimirov Aviatsionnyi Krupnokalibernyi)の頭文字から来ている。

派生型のTNSh(ロシア語:ТНШ)は、ShVAKを戦車砲として改設計したものである。

概要[編集]

ShVAK機関砲は、7.62mm ShKAS機関銃の拡大型である。この機関銃は、1934年に生産が開始されたが、製造が難しい上にジャミングを起こして分解修理が必要になり易いなど信頼性にも問題があり、1936年に一旦生産停止となった。ShVAKは、口径が拡大された以外は ShKASと同様の設計だった。作動方式はガス圧式、給弾はベルト式で、遠隔給弾にはケーブルか空気圧が利用された。弾薬は焼夷榴弾と焼夷徹甲弾を混合したものが用意された。ShVAKは、口径の割には威力不足と判断されたため、第二次世界大戦末期にはB-20VYa-23NS-37に代替されていった。

参考文献[編集]

  • Широкорад А.Б. (2001) История авиационного вооружения Харвест (Shirokorad A.B. (2001) Istorya aviatsionnogo vooruzhenia Harvest. ISBN 985-433-695-6) (History of aircraft armament)