ServiceNow

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ServiceNow Inc
企業形態 Public (NYSE: NOW)
業種 企業アプリケーション
設立 2003 年
創業者 Fred Luddy
David Loo
Don Goodliffe
Bow Ruggeri
本部 サンタクララ_(カリフォルニア州), アメリカ合衆国
代表者等 Frank Slootman (CEO)
Fred Luddy (CPO)
Mike Scarpelli (CFO)
藤本 寛 (日本法人社長)
サービス クラウドコンピューティング
ITサービスマネジメント(ITSM)
ウェブサイト servicenow.com/jp
脚注: As of Jun 2014

ServiceNow は、ITサービスマネジメント (ITSM) ソフトウェアの SaaS (ソフトウェア・アズ・ア・サービス) プロバイダである。

歴史[編集]

2003 年、Peregrine SystemsRemedy Corporationの CTO (最高技術責任者) であった、Fred Luddy によって創立された。Luddy 氏は、「Glide」 プラットフォームとして知られる、一般的なワークフローフレームワークを開発後、ITIL を基盤とした ITSM アプリケーションに特化させることを決意した。当初は開発者である David Loo、 Don Goodliffe、そして Bow Ruggeri の 3 人が Luddy 氏を支援して ServiceNow 社を設立した。ServiceNow 本社をサンタクララ (カリフォルニア州)に構え、拠点をロンドンニューヨークサンディエゴカークランド (ワシントン州)アムステルダム 、そしてパリに展開。

2007 年、ServiceNow は黒字化し、TIAA-CREFインテルやステイプルズを含む多くの著名な企業を顧客とした。

2008 年、サンフランシスコ大学BMC Remedy から ServiceNow へのリプレースを決意した。[1]

2011 年、Luddy 氏は CEO を退任する。後任には経験豊富な Frank Slootman を任命し、自らは CPO (最高製品責任者) となった。Frank Slootmanは、EMCコーポレーションによって買収される前の Data Domain (corporation) の CEO であった。[2][3]

2011 年、ServiceNow ユーザカンファレンス「Knowledge 11」のキーノートスピーチにおいて、Slootman 氏は、アプリケーション開発向けのプラットフォーム提供を同社の主要戦略として宣言した。ServiceNow は、ITSM アプリケーションの提供を専門とすることから、競合は BMCソフトウェアCAテクノロジーズIBM、そしてヒューレット・パッカードである。ServiceNow は、アプリケーション開発向けの汎用的なプラットフォームを提供していることから、Salesforce.comの Force.com といった、SaaS/PaaS プロバイダとも競合している。

2010 年 3 月、Triad Technology Partners と ServiceNow がパートナーとなり、「米連邦政府一般調達局 (GSA)」の「IT スケジュール 70 契約」を通じて官業にサービスを提供することとなる。

2011 年 3 月、2 年連続で「ウォールストリート•ジャーナル」の" Next Big Thing(次なる目玉)"リストに選出。[4]

2012 年 6 月 29 日、ニューヨーク証券取引所に上場。18 ドルであった初期株価は 24 ドルまで急上昇した。[5]

2013 年 1 月 25 日、日立ソリューションズが ServiceNow とパートナー契約を締結し、日本国内での販売を開始した。[6]

2013 年 9 月 9 日、日本法人となる ServiceNow Japan 株式会社を設立し、日本展開を本格的に開始した。社長は、藤本 寛 氏。[7]

2013 年 12 月 5 日、Techworld Award for Best SaaS Product of 2013 を受賞。[8]本賞は、Techworld が毎年主催しているアワードプログラムで、世界的に認知された、最高レベルのイノベーション、機能、ユーザビリティを達成した IT プロダクトに贈られている。

2014 年 3 月、創業者の Fred Luddy 氏が、"Innovation Factory, Top tech innovators that are changing the we live and work" というタイトルと共に、Forbes 誌 April 14th edition の表紙を飾る。他にも、Jerry Yang (Yahoo), John Chambers (Cisco), Chad Hurley (YouTube), Elon Musk (PayPal/Tesla/SpaceX), Reid Hoffman (LinkedIn) などが選ばれている。[9]

2014 年 6 月 11 日、日本語 Web サイト[10]を公開した。

製品とサービス[編集]

コンセプト[編集]

ServiceNow は、ERP for IT と呼ばれる、IT のヒト、モノ、カネの情報を単一のデータベース上に統合管理するコンセプトで設計されており、CIO の意思決定を支援するマネジメントアプリケーションから、仮想化基盤のオーケストレーションまで、IT 部門が必要とする広範囲の管理機能を単一の SaaS プラットフォームで提供している。単一プラットフォームで構成されていることから、従来型の機能毎に異なるソフトウェアを導入する手法では困難であった、機能を横断するワークフローやデータ共有も容易である。

各機能は、ITIL をベースに設計されており、ITIL のベストプラクティスに沿った測定指標、ワークフロー、レポーティングを容易に導入できるようになっている。最近では、ESM (エンタープライズ サービス マネジメント) のコンセプトで、ITIL のベストプラクティスを IT 部門以外のサービス、例えば、人事部門の手続業務や設備管理などに展開する機能もリリースされている。

機能構成[編集]

以下は、2014 年 6 月 17 日 (米国時間) にリリースされたバージョン「Eureka」の機能構成である。それぞれの機能は、組み合わせて使用することはもちろんのこと、機能によっては単体で利用したり、他社の製品とインテグレーションして利用することも可能である。

ビジネスマネジメント

  • IT Governance, Risk and Compliance (IT ガバナンス、リスク、コンプライアンス)
  • Vendor Performance Management (ベンダーパフォーマンス管理)
  • IT Cost Management (ITコスト管理)
  • Demand Management (需要管理)
  • Project Portfolio Management (プロジェクトポートフォリオ管理)
  • Performance Analytics (パフォーマンス分析)

サービスマネジメント

  • Change Management (変更管理)
  • Release Management (リリース管理)
  • Password Reset (パスワードリセット)
  • Problem Management (問題管理)
  • Incident Management (インシデント管理)
  • Configuration Management (構成管理)
  • Service Catalog (サービスカタログ)
  • Work Management (作業管理)
  • Asset Management (資産管理)
  • HR Case Management (HRケース管理)
  • Facilities Service Automation (設備管理)

オペレーションマネジメント

  • Discovery (ディスカバリ)
  • Configuration Automation (構成自動化)
  • Orchestration (オーケストレーション)
  • Cloud Provisioning (クラウドプロビジョニング)
  • Event Management (イベント管理)

アプリケーションディベロップメント

  • Software Development Lifecycle (アジャイル開発)
  • Application Creator (カスタムアプリケーション開発)
  • Service Creator (カスタムサービス開発)

プラットフォーム

  • User Interface (ユーザーインターフェイス)
  • Surveys (アンケート)
  • Assessment (アセスメント)
  • Notify (双方向通知)
  • Geolocation (地理情報)
  • Live Feed (ライブフィード) など

競合[編集]

参考文献[編集]