Scala
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| Scala | |
|---|---|
| 拡張子 | scala |
| パラダイム | オブジェクト指向言語、関数型言語 |
| 登場時期 | 2003年 |
| 設計者 | Martin Odersky |
| 型付け | 強い静的型付け |
| 主な処理系 | Scala |
| 影響を受けた言語 | Java, Haskell, Standard ML, OCaml, Smalltalk, Erlang |
| ウェブサイト | The Scala Programming Language |
| 開発元 | LAMP/EPFL |
|---|---|
| 最新版 | 2.10.0 / 2013年1月4日 |
| 最新評価版 | 2.11.0 Milestone 1 / 2013年1月6日 |
| プラットフォーム | Javaプラットフォーム |
| ライセンス | BSDライセンス |
Scala(スカラ[1])はオブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を統合したマルチパラダイムのプログラミング言語である。名前の「Scala」は英語の「scalable language」に由来するものである。
目次 |
プラットフォーム[編集]
ScalaはJavaプラットフォーム(Java仮想マシン)上で動作し、既存のJavaのプログラムと容易に連携させることができる。 メインであるJavaプラットフォームの他にも下記のプラットフォームをサポートしていたが、現在は開発中断になっている。
- .NET Framework[2]
- 2.7.0以降中断されているもの
歴史[編集]
Scalaはスイス・ローザンヌにあるスイス連邦工科大学 (EPFL) のマーティン・オーダスキー教授によって設計された。
特徴[編集]
主に以下のような特徴がある。
- 開発生産性を高める簡潔な表記が可能である
- Javaの豊富なライブラリが使える(.NET Framework上で実行する場合、.NETのライブラリが使える)
- 全てがオブジェクトとして扱われるオブジェクト指向言語である。
- 静的型付けを行う関数型言語である。静的型付けのため、コンパイル時点でのエラー(特に型関連の)検出が得意である。
- 型(クラス)をJavaなどと比べてより容易に作ることができ、また、型を使った条件分岐をはじめとして、型に関する機能が豊富なため、メソッドやメンバ変数を束ねるだけのクラスではなく、型に積極的な意味を持たせてのプログラミングが可能である。
- 型推論があるため、多くの場所で型を自動的に補ってくれる
- 純粋関数型言語的な、val(定数)と不変List, Set, Mapという組み合わせでもプログラミングできるし、より手続き型的なvar(変数)と可変List, Set, Mapという組み合わせでもプログラミングができる
- 関数もオブジェクトとして利用可能であり、カリー化が可能
- パターンマッチを利用可能であり、任意のクラスをグループ化してパターンマッチで判定させることが可能(CASEクラス)
- implicit def と言う宣言を用いて、既存のクラスを拡張したような記述が可能
- traitクラスを用いた、Mix-in機能を持つ
- クロージャの利用が可能
- XMLを直接プログラム内部に記述可能
- 標準ライブラリとして、Actorと呼ばれるErlangライクな文法の軽量プロセスが提供されている
- 遅延評価のある関数型言語であるため、無限リストを扱え、標準ライブラリにそのためのクラスが提供されている
- 構文解析のための、パーサーコンビネータが標準ライブラリに入っている
- ユニットテストのためのライブラリが標準ライブラリに入っている
例[編集]
「リストのような構造の物から条件を満たす物を探す」という例を挙げる。より具体的に、「文字列の中から'a'という文字が存在するか判定する」という例を挙げる。
手続き型言語的なコードを書くと以下のようになる。
def hasA(s:String):Boolean = { for(i <- 0 until s.length) { if(s(i) == 'a') return true } return false }
上のコードは、添え字を使わずに、次のように書くことができる。
def hasA(s:String):Boolean = { for(c <- s) { if(c == 'a') return true } return false }
上のコードは、部分関数を使って、次のように書くことができる。
def hasA(s:String) = s.exists(_ == 'a')
典型的な関数型言語では再帰をよく使う。再帰に置き換えると以下のようになる。
def hasA(s:String, i:Int = 0):Boolean = { if(i == s.length) return false if(s(i) == 'a') return true return hasA(s, i + 1) }
Scala開発の動機[編集]
Martin Oderskyによると、Scala開発の動機は2つの仮説による。
- 汎用言語はスケーラブルでなくてはならない。同じ概念で、小さいプログラムも大きなプログラムも記述できるべきである。
- スケーラビリティは関数型言語とオブジェクト指向言語の2つのプログラミングの概念を統合し、一般化することにより実現できる。
利用例[編集]
TwitterでバックエンドをRubyからScalaに2009年に移行した[3]のを初め、大型のソフトウェアでの利用例がいくつか存在する。
- FoursquareはScalaとLiftフレームワークを利用している[4]。(LiftはRuby on Rails類似の機能を持つScala上のフレームワーク)
- イギリスの大手新聞ガーディアンは2011年4月ウェブサイトの運用をJavaからScalaに移行すると発表した。
- スイス銀行
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Scala website
- A Scala Tutorial for Java Programmer の和訳 - オフィシャルチュートリアルの和訳
- ScalaによるWebアプリケーションフレームワークLiftの公式サイト
- 日本語訳(あしたのオープンソース研究所)
- 日本Scalaユーザーズグループ (ScalaJP)
- sbt — sbt Documentation - ScalaおよびJava向けのビルドツール
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