SUGI

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SUGI
SUGIの画像
プロフィール
リングネーム SUGI
エル・ブレイザー
義経
遮那王
ミニCIMA
本名 杉 卓也
ニックネーム 平泉の義経伝説
蒼い雷鳴
身長 165cm
体重 65kg
誕生日 (1983-10-06) 1983年10月6日(40歳)
出身地 日本の旗 日本静岡県袋井市
所属 フリーランス
トレーナー ウルティモ・ドラゴン
デビュー 2003年
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SUGI(スギ、1983年10月6日 - )は、日本男性プロレスラーである。覆面レスラーであり、本名は杉 卓也(すぎ たくや)。静岡県袋井市出身。闘龍門X11期生として2003年プロレスデビューを果たした。

デビュー後、様々なキャラクターのマスクマンとして国内外で活動。2009年よりSUGIとして活動していたが、2012年7月よりレスラーとしての活動を休止。

経歴

※ 主に杉が名乗ったリングネームにおける経歴を古い順に列記する。なお、短期間や単発・不定期のもの、および正体が正式に公表されていないが杉である可能性が濃厚とされるものは別記する。

ミニCIMA

  • 闘龍門JAPANで活動していたCIMA(現:DRAGON GATE所属)のミニ版・ミニCIMAとして、スモールダンディフジ(現:ラッセ)、SUWAシート(現:KAGETORA)、TARUシート(引退)ミニC-MAXを結成する。
  • 本家CIMAに負けず、華麗なファイトのほか、自らのオリジナルホールド、三角跳び式マッドスプラッシュは他団体にも注目視されていた。
  • 闘龍門X解散までヒールスタイルを貫き、団体最終興行も選手全員がセーラーボーイズと踊るなか、一人黙ってポストに座り、最終円陣を組んだ際も一人取り残されたままであった。
必殺技
  • 三角跳び式マッドスプラッシュ
  • アイコノクラズム

遮那王

  • 闘龍門Xが活動を停止し、2004年9月、みちのくプロレスに企画レスラー・MICHINOKUレンジャー金で参戦。
  • 平安時代からやってきた源義経」をモチーフとする覆面レスラー 遮那王(しゃなおう)となり、みちのく所属選手として再デビューする。
  • 2005年みちのく二人旅トーナメント戦では景虎(現:KAGETORA)と組み、優勝を果たすも表賞式で分裂。後日シングルを組まれるも敗戦する。ファンの一部では「遮那王様」と呼ばれる程の人気を獲得した。
必殺技
  • 鞍馬八流
遮那王名義での最高位フィニッシュムーブ。シューティング・スター・プレスにさらに横回転を加えた技。

義経

  • 2005年12月、ゲームソフトPS2『義経英雄伝 修羅』の企画にて遮那王から義経(よしつね)へと元服を果たす。
  • 後に新崎人生から元服祝いとして東北ジュニアヘビー級王者TAKAみちのくとの東北ジュニア戦への挑戦権を獲得したが敗戦に終わる。元服時は武蔵坊弁慶のコスプレをした新崎人生とタッグを組んだ。
  • 2006年プロレスリング・エルドラドへ窓口を移籍し、エル・ブレイザー後述)としての活動も開始。[1]
  • 2007年、王者GAINAから東北ジュニア王座を奪還。同年のふく面ワールドリーグ戦では獣神サンダー・ライガーを丸め込んで準決勝進出という大金星をあげるも、アトランティスに破れて決勝進出はならなかった。しかしその勢いに乗ってGAINAに挑戦、念願の東北ジュニアヘビー級王座を獲得、第十代王者となる。
  • 性格面の特徴としては、冷静沈着でほとんど喋らない。しかし、上記のライガーから勝利をあげた際は喜びを爆発させ「俺がみちのくを守る!」と絶叫した。それ以来マイクを取るようになる。
  • 2008年、ザ・グレート・サスケと東北ジュニアタッグを奪還。第十一王者組となり、初の東北二冠を達成する。シングル防衛戦にてタッグパートナーであるサスケを破り師匠越えを果たした。その後6度の防衛に成功するが、フジタ"Jr"ハヤトとの防衛戦に敗れる。その後タッグ王者からも陥落、さらにケガにより長期欠場、その後は自分を鍛えなおす理由にみちのくのリングを去ることを宣言する。
必殺技
  • 修羅
義経名義での最高位フィニッシュムーブ。シューティングスタープレスよりさらに180°回転し、セントーンを決める技。
遮那王・義経両名義においてメインのフィニッシュムーブ。相手が避けたときに着地してみせたこともある。
  • 五条大橋
遮那王・義経両名義において常用。コーナートップで相手に背を向け、相手が突っ込んできたところでロープの上を側転して避けてみせるムーブ。そこから後ろ走りで後ろのロープに返って741に繋げることが多い。
  • 741
遮那王・義経両名義においてトップロープを使って相手の延髄または顔面への619。「なすのよいち」と読む。
  • 衣川
十字固めをした後相手の右足を掴み、脱出を困難にするクイック技。獣神サンダー・ライガーを破った技である。
  • サスケスペシャル1号
サスケよりも危なげなく成功させるが、「綺麗に技を決めるのを優先し、相手へのダメージがあまりない」との指摘を受けている。
  • スワンダイブ式ファイアーバードスプラッシュ
  • ノータッチ場外→場内ミサイルキック
花道からロープを飛び越え、リングの中央のライガーを蹴り飛ばして奇襲するという人間離れした跳躍力を発揮。
テーマ曲
  • 風林火山

エル・ブレイザー

  • 2006年プロレスリング・エルドラドに移籍し、同団体に謎の青い覆面レスラーとして登場。前述の通り、みちのくプロレスでの義経と平行しての活動であった。
  • 当初は背に青い羽根を付けていた。名前のとおり青い炎をイメージしたもので飛び技の時は、飛び散る様子を表現しようとした。しかし試合終了後はリングに散らばってしまい、以降は夏服と称し羽根を装着しなくなった。
  • リング外では遅刻やミラニートコレクションa.t.のダンス練習を邪魔するなど、ある意味問題児扱いされていた。
  • 2007年2月22日、自らフリーへの道を選びプロレスリング・エルドラドを退団。ZERO1-MAXを主戦場としSWORD軍の一員として活動。
  • 2008年望月成晃が持つインターナショナルジュニアヘビー級王座に挑戦する。ミニCIMA時代の技を解禁し優勢だったものの敗退。その後、望月からタッグパートナーとして誘われ、それに応じた。
必殺技
  • スワンダイブ式ドラゴン・ラナ
エル・ブレイザー名義での最高位フィニッシュムーブ。トップロープに飛び乗ってそこから更にジャンプして前転しながら、相手に飛びつきウラカン・ラナを決める。
  • ライトニングストラック
リングに背を向けた状態から後方に飛びつつ「前転」してのファイヤーバードスプラッシュ(リバース450°スプラッシュ)。
  • ブレイジングアロー
コーナーにもたれた相手に向かい他のコーナーからロープ上を早走りでドロップキック。義経でも使用することがある。

SUGI

  • 2009年7月、メキシコの団体AAAと契約し、メキシコへと主戦場を移した。新キャラクターSUGI として同月12日にデビュー(マスクデザインのルーツは義経)。AAAでは日本のリングに縁のある、オリエンタルケンゾー・スズキとルード軍「ラ・ヤクザ」を結成する。ジャック・エバンス、エクストリーム・タイガー、ロッキー・ロメロなどと、AAAクルーザー級の中心に君臨する。
  • 2010年12月には、AAAからの派遣としてプロレスリング・ノアへ逆上陸し参戦。
  • 2012年3月20日には、全日本プロレスの両国大会に参戦。
  • 2012年7月7日、AAAとの契約解除。
  • 2012年7月10日、メキシコから大麻を持ち込んだとして2012年5月24日にNOSAWA紫雷イオ大麻取締法違反容疑で千葉県警成田空港で逮捕されたが[2]、その事件にからみSUGIが、事件は自分が引き起こしたものでありイオ・NOSAWAは無実だと、謝罪会見を開いた[3][4]
  • 2014年現在は、レスラー活動を休止している。
必殺技
  • シューティングスター・プレス

その他の経歴

MICHINOKUレンジャー金
みちのくプロレスに2004年に登場。その後は遮那王として同団体で活動。正式には正体が杉卓也と公表されていない。
ハッスル仮面レッド
ハッスルに登場した正義のヒーロー。正式には正体が杉卓也と公表されていない。
リトル・ドラゴン
2005年dragondoorにて活動。
必殺技
  • ウルトラ・ドラゴンラナ
リトル・ドラゴン名義での最高位フィニッシュムーブ。コーナートップからローリングセントーンの要領で飛んで、相手に飛びつきウラカン・ラナをきめる。
AHII
全日本プロレスに登場。同団体とサンリオによるコラボ・レスラー。正式には正体が杉卓也と公表されていない。
THE★ZEST
2007年ZERO1-MAXに登場した覆面プロレスラー。正式には正体が杉卓也と公表されていない。
ラビット・ボーイ
2008年2月、PLAYBOY CHANNEL NIGHT 2008に登場したレスラー。正式には正体が杉卓也と公表されていない。
なまず仮面
健介オフィスにて登場。他にも2人いるが、1号などの区別がない。正式には正体が杉卓也と公表されていない。
上井32号(UWI32号)
2007年にUWAI STATIONに登場した覆面プロレスラー。正式には正体が杉卓也と公表されていない。
NOIZ
2007年にZERO1-MAXでTHE★ZESTとWWA世界ジュニアライトヘビー級選手権で奪還。

タイトル歴

義経

  • みちのく二人旅2005年優勝(パートナーは景虎)
  • 東北ジュニアヘビー級王座(第10代)

NOIZ

  • WWA世界ジュニアライトヘビー級王座

脚注

  1. ^ この形式は、みちのくだけでは年間の試合数が足りず、エルドラドと並行して試合数を増やしていくという意図のもの。他に景虎、ラッセ、佐藤兄弟等も、この形式で活動していた。
  2. ^ “NOSAWA論外また逮捕、大麻密輸容疑”. サンケイスポーツ. (2012年5月24日). http://www.sanspo.com/geino/news/20120524/tro12052419340004-n1.html 2012年5月24日閲覧。 
  3. ^ “NOSAWA論外ハメた首謀者が謝罪会見”. 東京スポーツ. (2012年7月11日). http://www.tokyo-sports.co.jp/prores/mens_prores/22678/ 2012年7月14日閲覧。 
  4. ^ “紫雷イオの大麻事件でSUGI謝罪”. デイリースポーツ. (2012年7月11日). http://www.daily.co.jp/ring/2012/07/11/0005203939.shtml 2012年7月14日閲覧。 

外部リンク