セックス・アンド・ザ・シティ

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セックス・アンド・ザ・シティ
ジャンル ラブコメディ
原作 キャンディス・ブシュネル
脚本 マイケル・パトリック・キング
監督 マイケル・パトリック・キング
出演者 サラ・ジェシカ・パーカー
クリスティン・デイヴィス
シンシア・ニクソン
キム・キャトラル
製作
制作 HBO
放送
放送国・地域アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
公式ウェブサイト
シーズン1
放送期間1998年6月6日 - 8月23日
放送分30分
回数12
パラマウント・ジャパン
シーズン2
放送期間1999年6月6日 - 10月3日
放送分30分
回数18
パラマウント・ジャパン
シーズン3
放送期間2000年6月4日 - 10月15日
放送分30分
回数18
パラマウント・ジャパン
シーズン4
放送期間2001年6月3日 - 2002年2月10日
放送分30分
回数18
パラマウント・ジャパン
シーズン5
放送期間2002年7月21日 - 9月8日
放送分30分
回数8
パラマウント・ジャパン
シーズン6
放送期間2003年6月22日 - 2004年2月22日
放送分30分
回数20
パラマウント・ジャパン

特記事項:
製作総指揮:マイケル・パトリック・キング
製作総指揮:ダレン・スター
製作総指揮:サラ・ジェシカ・パーカー
全放送回数:94回
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セックス・アンド・ザ・シティ』(Sex and the City、SATCまたはS&TC)は、アメリカ連続テレビドラマ1998年から2004年にかけて、ケーブルテレビHBOで放送された。全6シーズン。

概要[編集]

ニューヨークのセックス・リポートを取材した女性ライター、キャンディス・ブシュネルが週刊紙『ニューヨーク・オブザーバー』に連載していた、赤裸々なコラム『セックスとニューヨーク』が原作。原作の原題はドラマと同じSex and the Cityである。監督・脚本・製作は、マイケル・パトリック・キングが務め、脚本は原作と比べ大きく異なっており、知的なユーモアを交えるなど、エンターテインメントに徹している。

ニューヨークに住む30代独身女性4人の生活をコミカルに描く。放送開始直後から爆発的な大ヒットとなり、世界中にHBOの名を知らしめることとなった。50回以上にも及びエミー賞にノミネートされ、7回受賞している。ゴールデングローブ賞でも24回ノミネートされ、8回受賞している。その人気は社会現象となり、放送終了後も世界中で幾度となく再放送される、関連グッズが発売されるなど根強いファンを持つ。

2008年10月には『セックス・アンド・ザ・シティ』が日本でも劇場公開、2009年1月23日にはDVDとブルーレイが発売決定。2010年に、続編の『セックス・アンド・ザ・シティ2』が公開された。なお、映画版も、同ドラマ同様、マイケル・パトリック・キングが、監督・脚本・製作を務めた。

その後、更なる続編映画の制作も発表され、脚本まで完成していたが、キム・キャトラルの意向で制作中止となった。

2021年1月、HBOから最新作の発表があり、タイトルは『And Just Like That...』。キム・キャトラル以外のオリジナルキャストが復帰し、50代を迎えた3人の姿を描く。撮影は2021年春からニューヨークで始まる予定となっている。新作は全10話で構成され、定額制動画配信サービスHBO Max」にて独占配信する予定[1][2]。日本では『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の邦題で2021年12月よりU-NEXTで独占配信予定[3]

登場人物[編集]

主要人物[編集]

キャリー・ブラッドショー
演:サラ・ジェシカ・パーカー、吹替:永島由子
本作の主人公語り手。現地の新聞「ニューヨークスター」紙(架空)に『SEX and the CITY』というコラムを連載するコラムニスト。コラムには自分の恋愛ネタから友人のセックスネタまで満載。ファッションをこよなく愛し、特にマノロ・ブラニクの靴に目がない。自称恋愛至上主義。ヘビースモーカー。その後禁煙。左利き。原作のキャンディス・ブシュネルは、キャリーは自分の分身と語った。
シャーロット・ヨーク
演:クリスティン・デイヴィス、吹替:松谷彼哉
アート・ギャラリーのディーラー。純愛主義でお嬢様。結婚願望が強い。
ミランダ・ホッブス
演:シンシア・ニクソン、吹替:渡辺美佐
ハーバード大学出身の弁護士。かなりの毒舌であり、常に男性と対等の関係を望んでいる。キャリーの良き相談相手で、彼女が行き詰まると電話で呼び出され、必ず駆けつける。
サマンサ・ジョーンズ
演:キム・キャトラル、吹替:勝生真沙子
PR会社の社長。4人の中で最も自由で最もセックスに積極的。あまりにきわどい話に、他の3人がついていけないことがしばしば。他の3人より少し年上。「And Just Like That...」には登場しない[4]

キャリーの関係者[編集]

ミスター・ビッグ
演:クリス・ノース、吹替:中田譲治
「次のドナルド・トランプと目される大物」と呼ばれている実業家。キャリーと不思議な縁があり、くっついては離れるを繰り返す。キャリーにとっては憧れの大きな存在だが、キャリーにどこまで心を開いているのか分からない。最終話ではキャリーの携帯の表示名によって"John"と本名が明かされており、その後の映画で"John James Preston"とフルネームが明らかになっている。
エイダン・ショウ
演:ジョン・コーベット、吹替:安井邦彦
家具デザイナーでショップ経営者。男性的な外見と誠実で献身的な内面を持ち合わせる。嫌煙家。
ジャック・バーガー
演:ロン・リビングストン、吹替:草尾毅
キャリーと同じくライター。頭の回転が早くユーモアに富んでいる。お互いライターであるが故に、時々仲違いをすることがしばしば。
アレクサンドル・ペトロフスキー
演:ミハイル・バリシニコフ、吹替:菅生隆之
世界的に有名なロシア人芸術家。リッチでロマンチストだが、芸術家らしく変わり者の一面も。離婚した妻との間に娘がいる。
スタンフォード・ブラッチ
演:ウィリー・ガーソン、吹替:岩崎ひろし
タレントエージェンシー経営。キャリーの幼なじみの大親友、同性愛者。恋愛に対する情熱を持ち合わせた、キャリーの良き相談相手。

シャーロットの関係者[編集]

トレイ・マクドゥガル
演:カイル・マクラクラン、吹替:根本泰彦
シャーロットの前に突然現われる心臓外科医。マクドゥガル家と言う名家の息子で、シャーロットにとっては白馬に乗った王子様的な男性。
ハリー・ゴールデンブラット
演:エヴァン・ハンドラー、吹替:朝倉栄介
シャーロットが雇った弁護士ユダヤ教徒。おおらかで不器用な性格。シャーロットの好みとは全く正反対の容姿の男性。背中に毛が生えているがスキンヘッド。
アンソニー・マレンチノ
演:マリオ・カントーネ、吹替:中村伸一
スタイリスト。シャーロットの親友、同性愛者。ウェディングコーディネイトのエキスパート。

ミランダの関係者[編集]

スティーブ・ブレディ
演:デビッド・エイゲンバーグ、吹替:中尾隆聖
雇われバーテンダー。優しくて思いやりがあり温かい人間性。そのいつも穏やかなところと楽観主義な一面が、よくミランダとの衝突を生む。

サマンサの関係者[編集]

リチャード・ライト
演:ジェームズ・レマー、吹替:有本欽隆
サマンサのクライアントであるホテル経営者。セックスに対し奔放な点で、恋愛の価値観がサマンサと似ている。
スミス・ジェロット
演:ジェイソン・ルイス、吹替:三木眞一郎
サマンサがナンパしたワイルドでホットなウェイター。本当の素顔は役者を志す劇団員。清純で恋愛の価値観がサマンサと正反対。

スタッフ[編集]

  • 製作総指揮 - マイケル・パトリック・キング、ダレン・スター、サラ・ジェシカ・パーカー
  • 制作局 - HBO

エピソードリスト[編集]

シーズン1[編集]

各話 邦題 原題 放送日 アメリカ合衆国の旗
1 NYセックス事情 Sex and the City 1998年6月6日
2 モデルにハマる男たち Models and Mortals 1998年6月6日
3 シングルでなぜ悪い!? Bay of Married Pigs 1998年6月21日
4 20代の男との情事 Valley of the Twenty-Something Guys 1998年6月28日
5 女の魅力こそが武器 The Power of Female Sex 1998年7月5日
6 秘密の関係 Secret Sex 1998年7月12日
7 一夫一婦制の現実 The Monogamists 1998年7月19日
8 3人でエクスタシー Three's a Crowd 1998年7月26日
9 マンハッタンの結婚観 The Turtle and the Hare 1998年8月2日
10 母親は究極のカルト The Baby Shower 1998年8月9日
11 回数は恋のバロメーター The Drought 1998年8月16日
12 愛と信仰の新しいカタチ Oh Come All Ye Faithful 1998年8月23日

シーズン2[編集]

各話 邦題 原題 放送日 アメリカ合衆国の旗
1 (13) 女と男の別れのルール Take Me Out To The Ballgame 1999年6月6日
2 (14) 恋愛における禁句 The Awful Truth 1999年6月13日
3 (15) 男はみんな変わり者? The Freak Show 1999年6月20日
4 (16) すばらしき独身貴族? They Shoot Single People, Don't They? 1999年6月27日
5 (17) 恋愛で人生を取り戻す! Four Women and A Funeral 1999年7月4日
6 (18) 浮気の定義 The Cheating Curve 1999年7月11日
7 (19) ひとめぼれで電撃結婚 The Chicken Dance 1999年7月18日
8 (20) 男と女のおとぎ話 The Man, The Myth, The Viagra 1999年7月25日
9 (21) 女はそれを我慢できない Old Dogs, New Dicks 1999年8月1日
10 (22) 愛は階級の差を超える? The Caste System 1999年8月8日
11 (23) 恋愛の進化形 Evolution 1999年8月15日
12 (24) 男を求めるのは究極の痛み La Douleur Exquise??? 1999年8月22日
13 (25) カケヒキは恋の必勝法? Games People Play 1999年8月29日
14 (26) 恋のパターンはくり返す The F★★★ Buddy 1999年9月5日
15 (27) 恋人のファミリー Shortcomings 1999年9月12日
16 (28) セックスの採点表 Was it Good For You 1999年9月19日
17 (29) 若い女の特権 Twenty Something Girls and Twenty Something Women 1999年9月26日
18 (30) 別れてもお友達? Ex and the City 1999年10月3日

シーズン3[編集]

各話 邦題 原題 放送日 アメリカ合衆国の旗
1 (31) 自立した女と王子様 Where There's Smoke... 2000年6月4日
2 (32) 恋の本音とタテマエ Politically Erect 2000年6月11日
3 (33) 女の敵は女? Attack of the Five Foot Ten Woman 2000年6月18日
4 (34) 性のジェネレーション・ギャップ Boy, Girl, Boy, Girl... 2000年6月25日
5 (35) 恋のボーダーライン No Ifs, Ands or Butts 2000年7月9日
6 (36) セックスまでの距離(ディスタンス) Are We Sluts? 2000年7月16日
7 (37) ドラマティックな恋がしたい! Drama Queens 2000年7月23日
8 (38) 恋愛のタイミング the Big Time 2000年7月30日
9 (39) 右脳の恋 左脳の恋 Easy Come, Easy Go 2000年8月6日
10 (40) 全てを手に入れた女? All or Nothing 2000年8月13日
11 (41) リスクの高い恋 Running with Scissors 2000年8月20日
12 (42) 恋愛における嘘 Don't Ask, Don't Tell 2000年8月27日
13 (43) 過去からのエスケープ Escape From New York 2000年9月10日
14 (44) やっぱり見た目が大事? Sex And Another City 2000年9月17日
15 (45) 「大人の女」の条件 Hot Child in the City 2000年9月24日
16 (46) 恋愛のエキスパート Frenemies 2000年10月1日
17 (47) 男と女のカルマ What Goes Around Comes Around 2000年10月8日
18 (48) みんな私が悪いのか? Cock a Doodle Do! 2000年10月15日

シーズン4[編集]

各話 邦題 原題 放送日 アメリカ合衆国の旗
1 (49) 独りぼっちのお姫様 the Agony and the 'Ex'-tasy 2001年6月3日
2 (50) 素顔のままで the Real Me 2001年6月3日
3 (51) 恋愛関係の測り方 Defining Moments 2001年6月10日
4 (52) セックスと恋愛の両立? What's Sex Got to Do with It ? 2001年6月17日
5 (53) 過去という名の亡霊 Ghost Town 2001年6月24日
6 (54) 赤ちゃん注意報 Baby, Talk Is Cheap 2001年7月1日
7 (55) 女と男と罪と罰 Time and Punishment 2001年7月8日
8 (56) 私とマザーボード My Motherboard, My Self 2001年7月15日
9 (57) 愛は妥協の産物 Sex and the Country 2001年7月22日
10 (58) 男はタマのついた女? Belles of the Balls 2001年7月29日
11 (59) 女たちの交差点 Coulda, Woulda, Shoulda 2001年8月5日
12 (60) 結婚は正しい選択? Just Say Yes 2001年8月12日
13 (61) 愛と闘いの日々 the Good Fight 2002年1月6日
14 (62) 恋愛のオモテとウラ All That Glitters 2002年1月13日
15 (63) 幸福と拘束の約束 Change of a Dress 2002年1月20日
16 (64) 独身女の査定価格 Ring a Ding Ding 2002年1月27日
17 (65) 「VOGUE」なアイデア a Vogue Idea 2002年2月3日
18 (66) 我が心のNY I Heart NY 2002年2月10日

シーズン5[編集]

各話 邦題 原題 放送日 アメリカ合衆国の旗
1 (67) 恋人はNY Anchors Away 2002年7月21日
2 (68) 愛こそすべて Unoriginal Sin 2002年7月28日
3 (69) 恋愛に勝つ確率 Luck Be an Old Lady 2002年8月4日
4 (70) 魅惑のカバーガール Cover Girl 2002年8月11日
5 (71) 「プラスワン」は孤独のコードネーム Plus One is the Loneliest Number 2002年8月18日
6 (72) 恋愛に関する悪いウワサ Critical Condition 2002年8月25日
7 (73) 「ビッグ」ジャーニー the Big Journey 2002年9月1日
8 (74) 新たな恋の予感 I Love a Charade 2002年9月8日

シーズン6[編集]

各話 邦題 原題 放送日 アメリカ合衆国の旗
1 (75) ファーストデートの心得 To Market, To Market 2003年6月22日
2 (76) セックスの相性 Great Sexpectations 2003年6月29日
3 (77) 男と女の「EX-ファイル」 The Perfect Present 2003年7月6日
4 (78) えくぼもあばた Pick-a-Little, Taik-a-Little 2003年7月13日
5 (79) 男のジェラシー Lights, Camera, Relationship 2003年7月20日
6 (80) ブレイクは別れのサイン!? Hop, Skip, and a Week 2003年7月27日
7 (81) 弱気な男のポストイット The Post-It Always Sticks Twice 2003年8月3日
8 (82) 幸せはつかむもの The Catch 2003年8月10日
9 (83) 女の特権、シューズマジック A Woman's Right to Shoes 2003年8月17日
10 (84) ハイスクールのカルテ Boy, Interrupted 2003年8月24日
11 (85) うつろう男心 The Domino Effect 2003年9月7日
12 (86) 運命の人を求めて One 2003年9月14日
13 (87) 恋のファーストステップ Let There Be Light 2004年1月4日
14 (88) ロマンスの定義 The Ick Factor 2004年1月11日
15 (89) 女のリミット Catch-38 2004年1月18日
16 (90) 女の髪は命 Out of the Frying Pan 2004年1月25日
17 (91) 冷める瞬間 The Cold War 2004年2月1日
18 (92) 決断のとき Splat! 2004年2月8日
19 (93) 友情は永遠に… An American Girl in Paris (Part Une) 2004年2月15日
20 (94) しあわせ探しの末に An American Girl in Paris (Part Deux) 2004年2月22日

ストーリー[編集]

主要人物(ストーリー)[編集]

キャリー・ブラッドショー
ミスタービッグやエイダンショーとの大恋愛や多数のデートを経て、シーズン5ではコラムをまとめた本を出版するなど恋愛遍歴と共にキャリアを重ねていく。恋愛至上主義者として、彼女が辿り着く先には誰がいるのかが最終話の焦点となる。
シャーロット・ヨーク
シーズン3で出会った理想の王子様(だと思った)脳外科医、トレイ・マクドゥーガルと結婚する。すぐにでも子供が欲しいシャーロットはギャラリーをやめて専業主婦になるが、妊娠しにくい体であることが発覚。不妊治療についての考えでトレイと衝突し、すれ違いから離婚。シーズン6でトレイとの離婚調停を行った弁護士、ハリーと再婚。ユダヤ人のハリーと結婚するためユダヤ教に改宗までした。不妊症治療などで苦労した末に中国人の養子を迎え、その後自分の子も妊娠する。
ミランダ・ホッブス
以前つきあっていたスティーブの子供をアクシデントで妊娠し、一度は中絶を考えたが手術の直前で出産を決断する。シングルマザーで息子ブレイディ・ホッブスを出産し、仕事と子育ての両立に悩むがうまく立ち回るようになる。のちにスティーブと結婚。
サマンサ・ジョーンズ
ワンナイトスタンド主義の彼女は自由なセックスを楽しみ、セックスの1時間後は男に目の前から立ち去ってほしいと願っている。自分のセックス観、恋愛観と同じと感じていたホテル王リチャードをいつしか愛していたが、プレイボーイの彼を疑い続けて疲れ切ってしまい「あなたより自分のことを愛している」と言って彼の元を去る。
セクシーなウェイターで俳優志望のスミスに軽い気持ちで近づいたサマンサは、セックスを楽しむだけの関係を続けていた。俳優として彼をプロデュースしていくうちに彼の純粋な人柄に魅かれていき、いつしか彼の存在が大きいものになっていく。シーズン6終盤で豊胸手術を受けようとして乳がんが発覚。

キャリーの関係者(ストーリー)[編集]

ミスター・ビッグ
富裕で洗練されているだけでなくミステリアスなビッグは、初対面からキャリーの憧れの男性だった。なぜか偶然の遭遇を何度も繰り返すキャリーをビッグはデートに誘う。順調に交際が進むかと思われたが結婚に1度失敗し、特定の恋人を持つ気のないビッグと恋愛観が大きく違うキャリーの交際は波乱の幕開けとなった。
以来、キャリーとビッグは別れと予期せぬ再会を繰り返す。
キャリーと出会ったときはバツイチだった。シーズン3で若い女性ナターシャと再婚するが、離婚。シーズン4でカリフォルニアのナパバレーに購入したぶどう園で静かに暮らすため、NYを離れる。キャリーとはいい友達になる。
エイダン・ショウ
自らが経営するショップでの展示会に訪れたキャリーと出会う。順調すぎる交際が続いていたが、ビッグとキャリーの浮気が原因でキャリーの元を去る。再会後、エイダンの事が忘れられないキャリーに口説かれる形でよりを戻す。2人は同棲をはじめ婚約するが、結婚する自分を受け入れきれないキャリーを前に、エイダンは去り、シーズン4で破局を迎える。
のちにインテリアデザイナーと結婚している。
ジャック・バーガー
バーガーの皮肉を含んだユーモアセンスと知的なうえに絶妙なチョイスの言葉がキャリーのツボでキャリーは出会ってすぐに彼に惹かれる。
キャリーは落ち込んでいた時に出逢ったこともありバーガーとすぐに意気投合。しかしバーガーの元恋人や同業種ならではの問題などが浮上し、2人の関係はぎくしゃくするようになる。バーガーとの関係を修復しようと努めるキャリーをよそに、バーガーはキャリーと距離をおくようになる。バーガーは最後の言葉をポストイットに残しキャリーとの交際に終止符をうつ。
アレクサンドル・ペトロフスキー
リッチで過剰なほどのロマンチストであり、クラシックな趣味を好むことから、交際当初は戸惑いながらもキャリーが彼に合わせることが多かった。
世界的に有名な現代アーティストであるペトロスフキーはパリでの個展にあわせて新作を発表することになっていた。新作が完成した彼はパリの個展開催を期に一緒にパリにきてほしいとキャリーを誘う。パリ行きを決意したキャリーは、『SEX and the CITY』の連載を辞め、親友たち、そしてNYに別れを告げる。
パリでキャリーを待っていたのは個展のことでナーバスになっているペトロフスキーで、結果的にキャリーは振り回される形になる。慣れない土地で埋めようのない孤独感にキャリーは苛まれる。そしてパリで2人は最終話を迎える。

シャーロットの関係者(ストーリー)[編集]

トレイ・マクドゥガル
乗っていたタクシーにシャーロットがはねられそうになったのが2人の出会い。シャーロットとトントン拍子に結婚まで話が進みゴールインするが、トレイのEDなどセックスの相性を理由に3か月で別居する。努力の甲斐あり夫婦生活を営めるようになった2人は復縁し、赤ちゃんの誕生を夢みるがシャーロットの不妊症が発覚。トレイはシャーロットの希望を尊重し不妊症治療に協力するが、子作りは自然に任せたいという彼の思いに耳をかさず、エスカレートしていくシャーロットの行動についていけなくなり、すれ違いの果てに離婚を決意する。
ハリー・ゴールデンブラット
シャーロットがトレイとの離婚調停のために雇った弁護士。ハゲでデブで"野獣"の様な容貌を持ち、シャーロットの好みとは正反対のルックスだったが、熱烈なアプローチでシャーロットを射止める。ユダヤ教徒のハリーは、ユダヤ教徒としか結婚しないと決めていたため、シャーロットとの結婚は諦めていたが、シャーロットが改宗しシーズン6で結婚。ユダヤ教式の結婚式をあげた。

ミランダの関係者(ストーリー)[編集]

スティーブ・ブレディ
スティーブが働くバーにミランダが客として訪れたことがきっかけで交際がスタート。順調だと感じていたミランダの想いとは逆に、安月給の自分と弁護士であるミランダとの生活レベルが違いすぎることに困惑し、ミランダに別れを告げる。
友人としての関係を経た後、2人はよりを戻しミランダの提案で同棲をはじめる。互いへの信頼が深まっていくのを感じていたが破局。2度目の別れはあまりにも子どもすぎるスティーブに嫌気がさしたミランダからだった。
その後ミランダと疎遠になっていたが、交際中のミランダからのアドバイスをもとに、自分のバーを開店する事に。バーのオープニングパーティにミランダを招待し再会、友人関係を続けることとなる。バー開店後に睾丸ガンが発覚し、手術で睾丸をひとつ失う。落ち込むスティーブを慰めるミランダと流れでSEXをしてしまい、ミランダを妊娠させてしまう。出産後はシングルマザーのミランダの力になり二人の子であるブレディの世話もよくするが、お互い違う人と付き合うようになる。しかしブレディの1歳の誕生日会で、スティーブを愛していることに気づいたミランダが愛を告白、シーズン6でミランダと結婚した。

サマンサの関係者(ストーリー)[編集]

リチャード・ライト
ホテル王。出逢った当初は恋愛における価値観が合っているように思えたが、リチャードに夢中になっていくサマンサとあくまで自由恋愛主義者のリチャードのバランスは少しずつ崩れていく。
スミス・ジェロット
レストランのウエイター。ワンナイトラブ主義のサマンサに恋をする。サマンサのアドバイスで名前をジェリーからスミスに変更する。サマンサのプロデュース力で一躍スターへの階段を駆け上っていく。
マリア(ソニア・ブラガ)
サマンサと交際するレズビアンでアーティスト。付き合った当初は仲が良いが、自由奔放なサマンサは段々マリアの嫉妬や複雑さに疲れていく。

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 「セックス・アンド・ザ・シティ」がサマンサ抜きで復活する必然”. Newsweek日本版 (2021年1月18日). 2021年1月31日閲覧。
  2. ^ 「セックス・アンド・ザ・シティ」続編ドラマ制作が正式決定 メインキャスト3人が復帰”. 映画.com (2021年1月19日). 2021年1月31日閲覧。
  3. ^ 『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』U-NEXTにて見放題で独占配信!”. U-NEXT. 2021年12月15日閲覧。
  4. ^ ママと恋に落ちるまで」のスピンオフドラマである「パパと恋に落ちるまで」に出演する為。
  5. ^ 『POPEYE(ポパイ) 2022年 9月号 [シティボーイ、はじめて1人でバーに行く。]』マガジンハウス、2022年、39頁。 

外部リンク[編集]