S-メチルメチオニン

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本来の表記は「S-メチルメチオニン」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。
S-メチルメチオニン[1]
識別情報
CAS登録番号 4727-40-6
PubChem 458
特性
化学式 C6H15NO2S
モル質量 164.247 g/mol
融点

139 °C, 412 K, 282 °F (分解)

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

S-メチルメチオニン (S-methylmethionine) は、化学式が[(CH3)3S(CH2)2CH(NH2)CO2H]+で表されるメチオニン誘導体である。塩化メチルメチオニンスルホニウム(MMSC)。別名にビタミンUがある。

概要[編集]

戦後アメリカガーネット・チェニーらによりキャベツの絞り汁より発見された。そのためキャベジンとも呼ばれ、興和の同名の薬品他、様々な胃腸薬の成分となっている[2]水溶性化合物であり、熱に弱い。胃酸の分泌を抑え、粘膜の修復を助けて胃潰瘍を防止する作用があるため、潰瘍を意味する英語ulcerの頭文字をとってビタミンUと命名された[3]。名称に「ビタミン」と書かれてはいるが、生体にとって必須な栄養成分ではないことから正式なビタミンではないと考えられている。アブラナ科の植物に特に多く含まれる。

出典[編集]