S式

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S式(エスしき、: S-expression)とは、LISP で導入され、主に LISP で用いられる形式的な記述方式。「S」は「symbol」のイニシャルである。

形式的にS式は次のように定義される。

  1. シンボルはS式である
  2. S式同士のペアはS式である

ペアとは、シンボルまたは他のペアを2つ組み合わせた構造のことで、通常はドット対 (A . B) として表記される。これに加えて、便宜上 (A . (B . (C . ()))) のような連結リスト型のペアを (A B C) と略記する。

S式は、LISP におけるリスト構造の表現としてジョン・マッカーシーによって考案された。S式は表記に大量の括弧を使用するため、非常に好き嫌いが分かれる[要出典]が、コードとデータを均質に記述でき、また構造の解析が容易でマクロが書きやすいことなどから、高い記述力を誇る。LISP とS式は密接に結びついており、両者を分離しようとする試みもいくつかあったが、いずれも成功していない。

関連項目[編集]