RNAポリメラーゼ

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RNAポリメラーゼ (RNA polymerase) とは、ヌクレオチドを重合させ、RNAを合成する酵素のこと。「ポリメラーゼ」は、より英語発音に近い「ポリメレース」と呼ばれることも多い。

真核生物では、DNAを鋳型にしてmRNAsnRNA遺伝子の多くを転写するRNAポリメラーゼIIがよく知られる。

このほかに35S rRNA前駆体を転写するRNAポリメラーゼI、tRNAとU6 snRNA、5S rRNA前駆体等を転写するRNA ポリメラーゼIIIなどがあり、上記三種は DNA依存性RNAポリメラーゼと呼ばれる。

RNAを鋳型にRNA を合成するRNA依存性RNA ポリメラーゼは、多くのRNAウイルスで重要な機能を果たしている以外に、microRNAの増幅過程にも関わっている。

また鋳型を必要としない物もあり、初めて発見されたRNA ポリメラーゼであるポリヌクレオチドホスホリラーゼ(ポリヌクレオチドフォスフォリレース、ポリニュークリオタイドフォスフォリレース)もそのひとつとしてあげられる。この酵素は実際には細菌細胞内でヌクレアーゼとして働くが、試験管内ではRNA を合成することができる。これを利用して一種類のヌクレオチドからなるRNAを合成し、それから翻訳される蛋白質を調べることで初めて遺伝暗号の決定が行われた。真核生物のもつpoly(A)ポリメラーゼも同様に鋳型を必要とせず、Pol II転写産物の3'末端にpoly(A)鎖を付加することで転写後の遺伝子発現制御機構の一端を担っている。