REINCARNATION BLUE

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REINCARNATION BLUE
結城アイラシングル
B面 ROUTE EXIT
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POPアニメソング
時間
レーベル Lantis
作詞・作曲 結城アイラ(作詞)
矢鴇つかさ(作曲)
チャート最高順位
結城アイラ シングル 年表
悲しみは誰の願いでもない
2012年
REINCARNATION BLUE
(2013年)
愛しき抗いよ、導け光へ
(2014年)
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REINCARNATION BLUE」(リインカネーション・ブルー)は、結城アイラの楽曲。結城が作詞、矢鴇つかさが作曲を手掛けた。結城の10枚目のシングルとして2013年11月27日Lantisから発売された。

音楽性[編集]

本曲は、テレビアニメBLAZBLUE ALTER MEMORY』のエンディングテーマに起用された。

タイトル内の「REINCARNATION」は、輪廻転生を意味しており、結城曰く「繰り返される運命に抗えない葛藤」が表現されている。また、歌詞中には妹弟と生き別れになったラグナの胸中やノエルの過去を現すフレーズが散りばめられているという[3]

シングルの表題曲としては、初めて結城自らが作詞を手掛けている。作詞に際しては、デモを聞いた時から日本語よりも英語が合うことを実感していたことと、スタッフから英語にした方が良いと言われたため、コーラスのような英詞をちりばめることを思い付いたという。なお、同パートではblazeとbraveを掛け合わせるなど言葉遊び的な要素も盛り込まれている[3]

当初はメロディが前作までとガラリと変わっているためメロディが1時間覚えられず苦労したが、スルメソングのため次第にメロディを覚えたという[3]

結城によればDメロは「暗闇が抜けたら荒野が広がる」イメージだが、それ以外のメロディは淡々としているという。また、劇中では各キャラに共通して悲惨なエピソードが描かれているが、結城は敢えてそれを抑え希望が望めるようなフレーズを盛り込んだという[3]

シングルリリース[編集]

2013年11月27日にLantisから発売された。結城のシングルとしては前作「悲しみは誰の願いでもない」から1年3か月ぶりのリリースとなる。ジャケットは、結城と、帽子を取ったノエルのイラストのダブルジャケット仕様で、前者は『BLAZBLUE』の世界観を意識して黒髪ストレートに青いドレスといういわゆる「クールで大人な女性」に仕上がっている[3]

2曲目「ROUTE EXIT」は、PS3ゲーム『ルートダブル -Before Crime * After Days- Xtend edition』の2ndオープニングテーマに起用された。同ゲームの1stオープニングテーマ「Double Bible」とリンクしたアップテンポの明るい曲に仕上がっており、ゲームのユーザーからも好評価を得ている。歌詞は主人公達の心情を反映したSFチックな内容になっている[3]。なお、歌詞中の「選ぶのは1つだけのルート」、「掛け合って真実」は、何れも数学の用語から採られているが、実はこれらに関してはゲームのユーザーから歌詞に関する問い合わせが寄せられており、作詞に際して分かりやすくするため敢えて括弧を入れたという[3]。レコーディングではアッパーなためスムーズに行えたが、サビとDメロではウィスパーが取り入れられている。ちなみに結城は後者を「Dメロ王子」と呼称するほど好いているという[3]

シングル収録内容[編集]

CDシングル[1]
全作曲・編曲: 矢鴇つかさ。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「REINCARNATION BLUE」(テレビアニメ『BLAZBLUE ALTER MEMORY』エンディングテーマ)結城アイラ矢鴇つかさ
2.「ROUTE EXIT」(PS3ゲーム『ルートダブル -Before Crime * After Days- Xtend edition』2ndオープニングテーマ)松井洋平矢鴇つかさ
3.「REINCARNATION BLUE(OFF VOCAL)」 矢鴇つかさ
4.「ROUTE EXIT(OFF VOCAL)」 矢鴇つかさ
合計時間:

チャート[編集]

チャート(2013年) 最高位
オリコン[2] 130
Billboard JAPAN Top Independent Albums and Singles[4] 65

出典[編集]

  1. ^ a b REINCARNATION BLUE”. タワーレコード. 2013年12月7日閲覧。
  2. ^ a b REINCARNATION BLUE”. ORICON STYLE. オリコン. 2013年12月7日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 永井和幸『アニカン』Vol.129(2013年12月号)、MG2、2013年11月20日、9頁。 
  4. ^ Billboard JAPAN HOT 100 2013/12/09 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2013年12月7日閲覧。

外部リンク[編集]