RD-0146

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
概要
用途: 上段
種類: エキスパンダーサイクル
推進剤: 液体水素/液体酸素
開発年: 2001年
大きさ
全高 2.2 m
直径 0.71 m
乾燥重量 242 kg
推力重量比
性能
海面高度での比推力
真空中での比推力 463秒
海面高度での推力
真空中での推力 98.100 kN (22,054 lbf)
燃焼室圧力 79.00 bar
設計者
製造会社: TsSKB プログレス
設計チーム: KBKhA設計局

RD-0146ロシア語:РД-0146) はプラント&ホイットニー・ロケットダインとの共同開発によるロシアの低温液体燃料ロケットエンジンである。ロケットダインRL-10のロシア版と言える[1]。RD-0146エンジンはロシアヴォロネジKBKhA設計局がアメリカのプラント&ホイットニー・ロケットダインと協力してできた。2009年にロシア連邦宇宙局は開発中の次世代のPPTS有人宇宙船のRus-Mロケットの2段目にこのエンジンを採用した[2]

開発[編集]

1997年、プロトンロケットを生産するクルニチェフ国家研究生産宇宙センターは推力100 kNで高高度で最適な性能を発揮できるノズル伸展式の新しい低温液体燃料ロケットエンジンの開発をKBKhAに打診した。ロケットは更新されたプロトンロケットと次世代のアンガラロケットシリーズの上段として予定されていた。

1999年、クルニチェフはKBKhAにプロトンロケットアンガラロケットのエンジンとしてRD-0146Uの開発を注文した。開発は部分的にプラント&ホイットニー・ロケットダインから資金を調達した。2000年4月7日にプラット&ホイットニーとロシアのKBKhAはプラット&ホイットニーがRD-0146の独立国家共同体以外の国への国際的な販売権を取得する事で合意した[2]

エンジンの開発は単純化と信頼性の向上に主眼が置かれた。2基の高速で駆動するターボポンプが協調する事が必要だった。KBKhAはこの問題の解決に注力した。 2009年10月にRD-0146のターボポンプの開発は最終段階に入った。このターボポンプはこれまでに量産されたターボポンプの中で元も回転数が早く、毎分123,000 -125,000で回転する[3]

  • RD-0146Dはアンガラ-A5に使用される予定である。
  • RD-0146сは燃料として液化天然ガスを使用する予定である。

詳細[編集]

RD-0146は特徴としてロシア初のガス発生器を備えないエンジンであると同時に非冷却式伸展式ノズルを備えたエンジンでもある。複数回の着火と2軸の推力制御が可能である。開発者によると幸運な事にガス発生器を備えない事により複数回の点火に高い信頼性を確保できるという[4][5][6]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]